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わたしは、「粋」の仲間入りがしたいようだ。

わたしは、「粋」の仲間入りがしたいようだ。

いま私が影響を受けている人は、外資金融に勤めるYさん。

彼女は業界に名の知れた営業マンで、見た目も洗練されている。

だから好きだ。

優秀な人でも見た目が野暮ったかったら、好きではない。

順番としては、見た目が洗練されていて、さらに優秀だから好きなのだ。

見た目が洗練されているだけの人は、惹かれない。

でも仕事面で優秀じゃないといけないわけではない。

以前影響を受けていた人は、赤坂に住んでいた元同僚Sさん。

彼女は仕事ができない類では決してないけれど、特筆してはいなかった。

彼女に惹かれたのは、洗練されていて、お金遣いがワイルドだったからだ。

彼女に何かご馳走になりたいわけでは断じてない。

食事はもちろん割り勘だったし、私は喜んでお金を遣ったから。

彼女とよく遊んだ1年で、私の財政は破綻した。

彼女の妊娠をきっかけにパーティな気分は終わってしまったけれど、

背伸びをしつづけた生活は、刺激的だった。

お金持ちだから好きだったのか。

優秀だから好きなのか。

違う気がする。

彼女たちは経験が豊かで、話が面白く、一緒にいて飽きなかった。

さらに見た目が洗練されていて、特徴的なラベルだったのだ。

影響を受けるとは、他人に自分を似せていくことだ。

見た目や思考、行動、話し方。

彼女の仲間になりたい、同類に見られたい、という湧き上がる気持ち。

また、大学時代の友だちであるMさん。

既婚者でありながら単身NYへ留学したり、女子会を主催したり。

金銭に左右されない、彼女のフットワークの軽さ、思考の柔軟さが好きだ。

粋なのだ。

粋といえば、元同僚で夫の旧友であるKさん。

彼女はもう生き方がおしゃれだ。好きだ。

ふと思ったが、Kさんには「特徴的なラベル」がない。

私は彼女と仲良しで嬉しいし、誉れだ。

誰のようになりたいか、といえば、彼女のようになりたい。

4人に共通するのは、洗練さと、粋。

粋とは四季にコントリビューションすることだ、と上司は言う。

粋とは、人生を楽しむ態度なのだろう。

彼女たちは人生を楽しんでいるように見えた。

仕事や消費、身軽さ、自由さを通じて。

私は「粋な女」だと思われたかったのだ。粋の仲間入りがしたいのだ。

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