(隠したい本心が無意識に表れてる…のかもしれませんが、自覚症状なし。本気で忘れてる)
去年の夏、久しぶりに日本に里帰りする航空券を予約したとき、誕生日を入力して自動的に算出されて出てきた年齢を見て、やっと我にかえりました(ANAったらお節介さん♪)。
って言うか、その『記憶喪失』能力がBBA…じゃなくて、エイジングの第一歩じゃん?て事です。
スペインに住んでも心は錦!大阪出身のわたくし、いわゆる『大阪のおばはん』精神は忘れません。
関西では、女性はある日オバサンに『なる』んではなく、幼い時からすでに自分の中で育んでるものなんですよね~。昔、小学校の同級生(オトコ)に間違えて『オカン』と呼ばれたのにも納得です。
ただ!見た目の麗しさは別として、若い頃から肌だけは人一倍キレイと自負するわたくしめ。
人にいくら『年齢より全然若いよ(やや棒読み)』とか言われても、自分は今までの変化(=落差)を目の当たりにしてきてるわけですから、やっぱり本気には取れないし衰えも感じちゃうもの…。
大体あなた、わたしの若い頃なんか知らないじゃない…なんて若いギャルちゃんに説教もなんなので
こういうコンプレックスは、解消できるもんなら解消するに限ります!
20代後半からずっと、たまに他のアイテムに浮気しながらも年の半分以上はレチノール配合のスキンケア…というのが、わたしが唯一実行してるアンチエイジング対策です。
じゃあなぜレチノールなのか?レチノールはもともとニキビ治療に開発されたのですが
『臨床試験で肌に塗布した状態』でコラーゲン生成に効果を発揮する、数少ない成分なのです。
アンチエイジングに良いと言われる成分はいろいろあるけれど、ポイントとなるのは
『肌に塗って効果を発揮するか』っていうところに尽きます。
…あたりまえでしょ、って??そうでもないんです。
例として有名なのは『コラーゲン配合』という名のマーケティングテクニック。
コラーゲンは加齢により生成されにくくなるので、外から補いましょう!ってやつですが、間違い。
肌に塗ったコラーゲンが吸収されて自分のコラーゲンになる、なんてことは化学的にないんです。
ヒアルロン酸も然り。水分保持で保湿には役立ちますが、肌自体の水分保持する能力が上がるわけではないので『もともと肌の持ってるものを補う』という耳に心地よいフレーズ…も間違い。
わたしがすでにコスメで愛用している、Q10やアスタキサンチンに関しても
臨床試験で証明されているのは、サプリで内服&肌に塗布で○%に効果があった…という結果なので
純粋にお肌に塗っただけで…という夢のような成分とは言いがたいのが事実。
前フリ長いですが、要約すると『化学派のババァの目は誤魔化せないよ!』の一言。
いい香りや心地良いものは優先するけど、科学的根拠に乏しく聞こえだけ良い 自称『高機能コスメ』というだけではもう、わたし満足できない体なの…(遠い目)
常に目を光らせて、本当に効果のあるアンチエイジング美容にしか飛びつかないわ!ニャー!
そこで再注目したのが…わたしの住むスペインの世紀の発見『アルジルリン』。
『塗るボトックス』の異名からもわかるように、表情筋を和らげてシワを改善する…という効果のあるアミノ酸の植物由来ペプチドだそうで、美容先進国スペインの【無敵艦隊】的な存在。
00年代までボトックス注射が法律で禁止されていたスペインで研究開発…ということで本気度MAX。
初めてアルジルリン配合の美容液&アイクリームが発売された時は、かなり話題になりました!
(同時期にスイスで蛇の毒をヒントに開発された『シンエイク』も、同じ系統)
現在はかなり一般に浸透した感じのアルジルリン、わたしが愛用する薬局ブランドでも出てました。
isdinから発売されてる【Retisdin D-Contract】のデイクリーム・美容液・アイクリームの3点。
み、見逃してた…!タイムリーに3点セットが売ってたので購入。初のアルジルリン体験キットです!


しばらく使ってみての感想。…わたし、コレ絶対合ってない。
1.デイクリーム … SPF15でカスタード色のクリームは、今回の中で比較的『使えた』一品かも。
シトラスのような爽やかな香りに、こっくり油分で潤うタイプでちょっと重め。
細かいピグメント配合なのか、肌のツヤ感が増すようなキラキラが入ってます。
2.アイクリーム … 美容液と同じくエアレスポンプに入った、ジェルと乳液の中間…といった液質。
ムズムズするようなかゆいような、微妙に肌が反応してしまい不快なので使用中止しました。
3.美容液 … コレが一番合わなかった!ゆるい乳液状のこちらを肌に伸ばすと、ペタペタが消えず
しばらくすると小さなブツブツと、猛烈なかゆみが…!ここ数年なかったほどの刺激です。
すぐ洗い流すくらい酷かったので(遅いけど)腕にパッチテストをしてみたところ
塗った範囲だけがみるみる赤いブツブツでいっぱいに…!!こ、これは怖くてムリです、もう。
成分表も見ていろいろ検討したものの、どう考えてもアルジルリンに反応してるとしか思えない…。
デイクリーム < アイクリーム < 美容液…と、アルジルリンの配合量によってアレルギー反応も強くなっているんですよね~。意気込んでトライしたのはいいけど、まさかのリタイヤという結果に。
わたしの個人的な意見ですので、合う・合わないあると思います。
現在『塗るボトックス』と呼ばれるのはアルジルリンだけではなく、先ほどのシンエイクやプロジェリン(韓国)などもあるので、その他のものを試したら感想も変わるかもしれません。
というわけで、歴代ご指名ナンバー1のRoCに戻ったわたし。
しばらくはおとなしく、レチノール使い続けます。
ヨーロッパのRoCで販売中の最新シリーズ【Pro-Correct フルイド/クリーム/セラム】

あ~~、やっぱ落ち着くわ。っていうより、コレ使ってれば確実に肌の『底上げ』に貢献してるし
身をもって効果と安全性を立証してるので、安心してキレイになれる、って感じがします。
ちなみにRocのこのシリーズ、普通なら濃度が高いほど刺激も強い…というレチノールがしっかり入っているのに、お肌にマイルドな処方で潤いもある、というかなりの優等生。
やっぱりアンチエイジングの基本は『コラーゲン生成を促進する』っていうことなのかも。
…これでしばらく英気を養ったら、新たな成分やアイテムのチェックも怠らないわ!
今度こそ『ちょっと奥さん、聞いてよ!』級のいいご報告になるのを目指してがんばります。
長文、最後までありがとうございました。
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