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炭酸系商品

炭酸系商品

メーカーは消費者が使い心地が良いものとか
使い心地にインパクトがあるものを求めているのを理解しています
メーカーやアンケート会社が実施したデータをいくつか読んでみたんですが
消費者が良いと思うのは浸透性とか
しっとり、モチモチと肌が吸い付くといった
使い心地に関するものばかり

血流アップさせるだけならその場で20回スキップを朝昼晩とやれば
全身の毛細血管は活性化することができると言われています
なんでわざわざ化粧品でやるんでしょうか・・・謎ですね

前にchiecoで質問したら夜使っているという人が圧倒的なので
目的は肌の上でシュワシュワする感じが面白いとか?
炭酸パックは朝と夜どちらに使っていますか?

美意識高い系の人なら半身浴とか湯船にちゃんと浸かって
入浴だけで血流アップしてますよね


炭酸系の化粧品て炭酸を混ぜ込むものだけと思っていたんですが
メーカーもいろいろ考えるんですね

グレース・アイコ ジェルパック<炭酸ジェルパック>
1剤(顆粒)
スクロース、アスコルビン酸、イソマルト、キシリトール、グルコース、コハク酸
水に溶かすと酸性になる成分とカサ増しのために糖類がいくつか
といったところでしょうか
アスコルビン酸よりクエン酸の方が酸性が強く、pHはだいたい2~4

2剤(ジェル)
水、BG、ペンチレングリコール、 カラギーナン炭酸水素Na、塩化Na、フェノキシエタノール、グアーガムアルギン酸Na、褐藻エキス、カフェイン、オタネニンジン根エキス、ヒアルロン酸Na、ハトムギ種子エキス、ビルベリー葉エキス、スギナエキス、ヒバマタエキス、クレマティスエキス、セイヨウナツユキソウ花エキス、セイヨウキズタエキス
保湿剤にゲル化剤(水色)と炭酸水素Na(重曹)が入ってます

2つの製品を混ぜるタイプの炭酸パックです
炭酸水素Na(Naはナトリウムのこと)は重曹のことです
重曹はアルカリ性なので酸と混ぜれば泡が出ます
アルカリは酸と反応して炭酸と塩を与え、炭酸は二酸化炭素と水に分解する
というのは中学の理科の授業にも出ているような化学反応式のものです

同じ組成で手作りラムネや発泡タイプの入浴剤(バスボム)ができます
すぐできる自由研究 手作りラムネ菓子で化学実験

炭酸パックは自作している人もいます
高級なアノ炭酸パックは自作で充分!
ただ最後の写真は炭酸の「あり」「なし」で比較しないと意味がないので
あまり参考にはならないかと


製品に話を戻して・・・
2剤を混ぜた後の濃度は企業秘密の為、不明

炭酸による血行促進を期待するには
1000ppm(10ml水に10mlの二酸化炭素が混ざっている状態)の濃度で
15~20分間浸漬しておく必要があるので
濃度が分からない→血行促進を期待する根拠は無い
と考えられます

<炭酸濃度UP>『閉じ込めた炭酸は、外に漏れません』
以前の商品と比べどのくらいアップしたは企業秘密のため不明

この商品は2つを混ぜて炭酸(二酸化炭素)を発生させているので
混ぜない限り炭酸は出ません、物理的に閉じ込めているわけではありません
単に炭酸を化粧品に溶かし込んだものより
シュワシュワするのは当然ですね

<成分UP>『炭酸美容の専門医が厳選した、お肌に良い成分をプラス』
中でも注目の成分は、保湿・引き締め効果のクレマティスエキス。
血液による栄養分の運搬や老廃物除去の促進などでも有名です。

化粧品成分のクレマティスエキス原液に含まれるのは以下の通り
・ヒバマタエキス
・クレマティスエキス
・セイヨウナツユキソウ花エキス
・スギナエキス
・セイヨウキズタエキス
・BG
・水
まあほとんどは水とBGでエキス類は微量
血中に入るのは炭酸だけでクレマティスエキスは角質層止まりなので
肌に塗ったことでこれらのエキスが
栄養分の運搬や老廃物除去に作用することはありません

気分転換とかリラックスなら炭酸パックも面白そうですが
わざわざそのために高価格帯の炭酸系商品を買おうとは思いませんね
自作したり、コットンラボなどの安物でも
十分ュワシュワした感は得られますし




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