つい先日、健康を意識している人から、
「今は酵素が流行りでしょ!」
との意見がありましたので、今回は酵素について取り上げたいと思います「酵素ドリンク」「生酵素」「酵素ダイエット」
など、ここ数年で耳にするようになりましたね。
まず、
酵素って何?
という定義のところから。酵素(英: enzyme)とは、
生体で生成されて、触媒として化学反応を起こす機能をもつもので、
ほとんどがたんぱく質で構成されています。
学問の歴史としてはが、酵素学 (こうそがく、英: enzymology)として色々な提唱がありましたが、
現在の生化学では覆されているという説や、古典的という意見もあります。
栄養学的には、酵素を摂取して効果効能どうこう…というのは、立証されていないのが殆どなのです。
(効果が確立されている補酵素は、単独の名称で有名になっています。)
代表的な酵素としては、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼなどの
エネルギー源となる栄養素の消化分解をする酵素があります。
これらが多く含まれているのは、味噌、納豆などの我らが日本の発酵食品です。
消化吸収を助けてくれるので、胃腸をいわたることができます。
誤解している人の多くは、
この酵素の間接的な副利益を誇大解釈しているケースで、
消化吸収を助けることが、代謝が上がる・痩せる には繋がりません。
よく考えて頂ければそうですよね!
たんぱく質が小腸で吸収されると、アミノ酸に分解されて運ばれるので、
酵素が体内に摂取され消化器官に運ばれた後は、
たんぱく質と同じってことになりますよね
たんぱく質については、前回のブログ をご参考に。
酵素について、広告やメディアの誇大な表現にひっかかって(もしくは誇大に解釈してしまって)
誤った栄養摂取やサプリ摂取をしている人が増えているそうで、
国民生活センターの報告によると、
2015年から2016年に酵素に関連する健康危害情報が3倍になっているそうです。
(2015年…190件、2016年…534件)
知らずに間違った栄養を摂っているかもしれません o(T^T)o
酵素を積極的に摂るというよりも、
コメント(0件)
※ログインすると、コメント投稿や編集ができます