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自分の内側から支える。

自分の内側から支える。

恒例の、友人と二人で京都です。
今回は南禅寺です。
昨年、ゆっくり見ることができず、再度。

京都にはたくさんお寺や神社があり、どうしてもあちこち回りたくなりますが、
ひとつの場所をゆっくり巡る。
そして知る。


山門、法堂、水路閣、方丈庭園。
山門とは?
法堂、塔頭とは?

この歳になって、意味を調べます。

その後、近くにあるお豆腐料理のお店でランチ。


奥丹 南禅寺店


帰りの新幹線でも二人で
「美味しかったね~」と言いあいました。
お豆腐料理、想像を越える美味しさです。


午後は、東福寺へ向かいます。


「そうだ、京都へ行こう」
のコピーで有名な、東福寺。

ここにも山門が。(知ったばっかり)

昨年訪れた建仁寺と合わせて
今回の南禅寺と東福寺。
共通点は禅寺であること。
そして私たちは昭和39年生の辰年です。
????
おわかりになる方がもしいればスゴイです!

法堂の天井に「雲龍図」が描かれているんです。
私たちはこの雲龍図を(よくわかりもせず)巡っています。
雲龍図にはいろいろ意味があるようですが、どの龍も迫力満点。
撮影できないところが多いのですが、機会があれば見上げて見てください。


そして東福寺の塔頭である勝林寺で、座禅体験をしてきました。
実は、私は二度目です。


私はヨガで瞑想クラスを好んで受けます。
ヨガの瞑想と座禅。
やっていることは同じですが、似て非なるもの。
瞑想が自分を客観視して、自分に活かすために行うものであるのに対し、
座禅とは、たったひとつ、修行です。

…難しすぎる。





先日、ジムで顔見知りの人と話していて、
「どうしてそんなに常に前向きに考えられるんですか」と言われ驚きました。
その昔、若い頃の私はプライドが邪魔をして、
傷つくことが怖くて慎重になりすぎ、石橋を叩きまくって壊すような性格でした。
そんな私が変わった転機は、出産。

子どもははるかに想像をこえる行動をし、
愛するあまり、危険を察知すれば守りたいのは山々だけど、
こっちで走り回る長男を捕まえても、次男はもうすでに視界の外。
そんな子育ての時期を経て学んだのはたったひとつ。

「なるようにしかならない」

母親は、強い。(笑)


それでも、根本的に性格はなかなか変わらない。
ともすれば、いろんな要因が重なって私だって落ち込む。
そんな時、もやもやした思いのままヨガスタジオの瞑想クラスを受けたとき、
不思議なほど、心がクリアになり、気持ちが軽くなったのを実感しました。

あんなに悩んでいた事が嘘のように。


6月の雨が降りしきる週末。
私はこの瞑想に関する話を聞く機会を得ました。
こういうセミナーは、興味のない人にとって怪しさ満載(笑)。
でも私はどうして瞑想をすると、視界が開く気がするのか知りたくて。

なぜヨガをするの?
太ってもないのに?
楽しいの?

長くヨガをしていると知ると、こういう質問をされる。
いや聞かれなくともヨガはエクササイズだと思う人がほとんど。
私もきっかけはそうでした。

今の私は「私を支えるために」ヨガをしている。
あちこちに行きそうな心を、引き戻す。
揺らぎやすい自分を、内側から支えている。

自分が臆病で、弱い事を知っているから。
先々が不安になったり、過去を後悔したり、
人を羨んだり、嫉妬したり、見返りを求めたり、
子どもたちに執着しそうになったりするから。


長く生きていると、思い出すことが多くなって、固執することも増えていくのは当然。
だから心は時にざわつく。
ネガティヴになりそうな時、心の中で警鐘がする。
負のスパイラルに陥る前に。
そうやって、自分を俯瞰して見る事が出来るようになった。
そして、目の前のことに集中する。



修行である座禅。
住職の説明の中で、瞑想とリンクするのは、
「執着しない」というフレーズ。


休憩をはさんで行う30分の座禅が、
「長く感じるか、短く感じるか」


ヨガの瞑想は、なかなか機会がないと体験できませんが、
座禅体験は、京都では写経に並ぶ人気です。


スティーブ・ジョブズが、禅に傾倒していたというのは有名です。
彼はその後、瞑想を「マインドフルネス」として実践していました。
つまり、修行である座禅を自身の仕事や生活に生かしていました。

何かで読んだのですが、「瞑想は心の筋トレ」であると。
心は鍛えることができる。

でも私は、自分が強くなったとは思いません。
思考を変えることが「難しくなくなった」という事です。
私の中で瞑想は自分を支える「時間」です。
そして繰り返すうちに、何かが変わるかもしれません。


日常から離れて。

喧噪から外れて。

そして時にはスマホを置いて。

自分と向き合う時間を持ってみませんか。


座禅体験。
古都の静寂の中で、ほんの数分がまた明日に繋がる気がします。









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