1390views

「アルフォンス・ミュシャ」と「プロフーモ」【異分野アートの共通点】

「アルフォンス・ミュシャ」と「プロフーモ」【異分野アートの共通点】

この記事は、前回ブログの完全なる蛇足記事なんで、コメント欄は閉じておきます(^^;)

昨日、

堺市立 アルフォンス・ミュシャ館に行ってきました。

(10何年と行きそびれていてやっと行けた(゜゜@)!とっても良かったです!♪)
前回、クラシカルシプレ、本当に素敵な香りのプロフーモ(アクアディパルマ オリジナルは1930年創香)が、ミュシャの絵画を想起させる、と書いたばかりなのでせっかくなのでアップします。

なお、館内写真は、もちろん写真OKの場所でのみ撮っています。展示物は当然NGなので。
入口↓
チケット・パンフレット
ミュシャ(1860-1939 チェコ)もまた説明不要のアールヌーボーの巨匠、かつ私が例によって大好きな「近代クリエイター」ですが、
今までブログでとり上げてきたクリエイター達に比べると現代にまたがらずに近代のうち(丁度、第二次世界大戦勃発の年)に生涯の幕を閉じているので、完全に一時代前の人、ということになりますけれど・・

館エントランスにて。
「桜草」と「羽根」かな。連作にしかみえないけど違うらしいですね。

いやぁ、今現在でもまったく古さを感じさせない画風ですよね。
これは、購入したクリアファイルですが
美術館に行って、原寸大の作品を見たらますますその創作の奥深さに圧倒されました。



女性を美しく描くことに秀でた画家は?って、それはもう山のように居て順位なんて付けられないですけど、私はミュシャはかなり上位に来ると思いますね~
眼の表情ひとつとっても・・・挑むような目つきや、夢見るような目など、どうしてこんなに繊細で精妙な表現ができるのかな、と感心します。



人物の背景にしばしば多用される、具象物(植物、花)と幾何抽象パターンがクロスオーバーするモチーフなども・・・
もぉう例によって大好きすぎる要素、満載です。


私世代からの視点ですが、ミュシャに影響を受けている漫画家さんって多い気がします。
衣服を含めた人物の描き方、背景の演出など。
少女漫画には、なんでやたらと背景に花や星が・・・などと男性から揶揄されていましたが、
ミュシャの影響はかなりあると思いますね。


パリ時代の商業ポスター類は、あくまで生計を立てるためで
ミュシャの本当に描きたかったものではなかったらしいですが。でも「義務としての仕事」でここまで描けるというのは一体・・・本当にスゴイです。

今、堺のミュシャ館では、ミュシャの画業後半の「スラヴ叙事詩」の連作が、
プロジェクターとパネル展示ではありますけれど特集されてます(これは6/30迄)。

チェコ帰国後のスラヴ叙事詩はパリ時代の作品とは画風も全く違います。
それがミュシャ本人が一番描きたかったものとのことで、
一般に有名な作品群と本人の意図とが逆転しているっていうのは・・・
もしかすると、ありがちなのかもしれないな~となぜか思いました。
スラヴ叙事詩の展示階では、その構想の基となった音楽、スメタナの「わが祖国」がずっと掛かっていました。


館のエレベーターの扉にもミュシャ作品^^☆

等身大の、ミュシャの描いた女性たちと撮影できるスポットもあります(^^;)

ミュージアムショップの定番、クリアファイル(何枚あっても重宝しますしね)
プロフーモのボトルと無理やり撮ってますが!(^^)!
抑えた色彩、研ぎ澄まされた知性を感じさせる構成と、優美さと色香が共存する表現。やっぱりプロフーモの香りととても共通している気がします!
ネットでは香りが伝えられないのはとても残念ですが・・・
私、個人的にミュシャ館でも代表ビジュアルイメージに使用している、
「桜草」という作品が、特にプロフーモの香りのイメージに近い気がします・・・♪↓


堺のミュシャ館、JR阪和線堺市駅からデッキで直結してます。
天王寺からも電車で8分ほどと、都心からも意外と近い。
こじんまりした美術館なので遠方の方にはぜひともとまではいえないですが、
大型油彩、下絵、高精細スキャン技術で作成されたポスターが閲覧できるなど。
また、ミュシャの画業についての書籍等の資料類も豊富で、
ゆったり掛けて自由に閲覧できるスペースも充実してます(これで入場料500円、お得!)
ミュシャの魅力がギュっと凝縮されたかなりオススメの美術館です。

堺アルフォンス・ミュシャ館 公式サイト

なんだか、今回は全体にセピアトーンの記事で季節感無視ですみません(゜゜@)。。

アートは、ファッションとともにメイクやフレグランスと切っても切り離せない関係なので、ブログで多く取り上げてしまってますが。
昨年あたりから、今更ながらの有名クリエイターについてもまだまだ知らなかった事だらけで、自分内・「偉業再発見」ブームです。
今回も閲覧して頂きどうもありがとうございました⊂(^ω^)⊃。


このブログに関連付けられたワード

このブログを通報する

香水 カテゴリの最新ブログ

香水のブログをもっとみる