「肌の管理はクレンジングから」という言葉があるように、クレンジングはとても重要なステップですよね。
クレンジングの目的と気をつけたい成分、お肌の状態にあったクレンジングの選び方、クレンジングの種類別の使用方法まで!今からクレンジングのすべてをご紹介します。

私たちがクレンジングをする目的は、ずばり肌の老廃物を除去すること。一日中溜まった皮脂、角質、ほこり、化粧品など肌に付着しているものだけをキレイに落とすことです。

しかし過度のクレンジングは肌を傷つけ、乾燥や赤みの原因に。刺激の強い成分が含まれていたり、誤った洗顔習慣は、水分と栄養を守る肌のバリアまで洗い流してしまいます。

エタノール/アルコール:クレンジングフォームの中で、エタノールやアルコールが含まれた商品は、肌に刺激を与え乾燥を引き起こすため、必ず確認しましょう。
界面活性剤(化学):たんぱく質を分解する性質を持ち、肌を傷つけるため、持続的な使用で人体に悪影響を及ぼすという実験結果があります。ココナッツ、卵などから抽出された自然由来の界面活性剤が使用されたクレンジングを選びましょう。
スクラブ:クスラブが含まれたクレンジング製品を毎日使っている人がいますが、肌バリアを壊す近道となってしまいます。週1回または2週間に1回の使用をおすすめします。

クレンジングは洗浄力よりも肌への刺激度によって弱酸性とアルカリ性に分けられますが、弱酸性は洗浄力が弱いかわりに、肌への刺激がとても少なく、ぬるぬるしているのが特徴です。アルカリ性は洗浄力が高いため肌へやや刺激的で、洗顔後ツルツルとした仕上がりになります。そのため自分の肌の状態にあわせて選びましょう。

弱酸性のクレンジングは肌バリアを傷つけず、肌のphである5.5~6.5とほぼ同じphのため、刺激がほとんどありません。敏感肌には弱酸性のクレンジングが適していますが、濃いメイクをすべて落とすには、洗浄力が弱いという弱点があります。

敏感肌でない方は、洗浄力を重視したクレンジングを選びます。弱アルカリ性クレンジングは洗浄力が高く、メイクと隠れた汚れまで洗い落としてくれ、刺激のない成分構成であれば肌への刺激も少ないと言えます。洗顔後の肌が一時的にアルカリ性となりますが、簡単なスキンケア製品の使用でphバランスを保つことができます。そのため毎日メイクをするなら、弱アルカリ性のクレンジングを使ってみましょう。

クレンジングオイル:主に一次洗顔で使用されます。化粧品はほとんどオイル成分であるため、オイルはオイルで溶かして除去するという原理です。もったいないからと少量のみ使用すると、肌への摩擦が起きるため、たっぷりのクレンジングオイルでやさしくマッサージしましょう。それから水を加えて乳化させる過程を通して、もう一度マッサージしながら不純物を取り除いてください。最後に油分が感じられなくなるまで十分に洗い流します。
クレンジングウォーター:コットンに含ませて数回拭き取るタイプ。コットンの裏側までたっぷり含ませて、肌にしばらくのせて置いた後に拭き取ります。手の力を抜いてやさしく拭き取るのがポイント!敏感肌では刺激になるため、毎日の使用は避けましょう。
クレンジングフォーム:一般的にフォーム製品は、メイクの残りや老廃物を除去する役割のため、2次洗顔におすすめ。濃いメイクを落とそうと2~3回連続して使用することは避けましょう。サッパリしすぎると肌のバリアと肌本来の皮脂膜が傷ついてしまうため、30秒~1分以内に終わらせるのがコツです。
TIP:タイプによらず、すべてのクレンジング過程を3~5分以内に終わらせて、ぬるま湯で十分に洗い流すことも覚えておいてくださいね!

肌バリアを傷つけない正しいクレンジング法なら、洗顔直後に何もつけなくてもつっぱりません。もし洗顔後に刺激があったり、つっぱる場合は肌バリアが壊れている証拠。そのため洗浄力は高くても成分が刺激的なクレンジング製品は使用法を守って使い、肌バリアを管理してくれるスキンケア製品を一緒に使うことをおすすめします。
いかがでしたか?
みなさんのお使いのクレンジング製品の特徴をしっかり把握して、正しいクレンジング法で健康な美肌を目指しましょう!