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魔法の粉は劇薬?!~YSLのラディアントタッチ 3D グロウ

魔法の粉は劇薬?!~YSLのラディアントタッチ 3D グロウ

発売前からとても気になっていたアイテム。
イヴサンローランのラディアントタッチ 3D グロウ
画像はお借りしています。

以前、YSLのメイクアップイベントにお邪魔した際、メイクアップアーティストの方が「立体感は永遠のテーマですね」と仰ったのが心に残っていて。プロのメイクアップアーティストさんがそう言うほど、やっぱり立体感は難しいんだなあという印象でした。

ところがですよ!

「光の当たる角度によって色味が変化するデュオクロームピグメントを採用。
顔の高い位置ではハイライト効果、陰になる低い位置ではローライト効果を発揮します。」(公式サイトより)

なんと、このパウダーを顔に乗せるだけで、立体感問題が解決してしまうという…?
いや、まさかそんな魔法みたいな話があるのかと半信半疑になりつつも、これは絶対自分の目で確かめなくてはと発売日にカウンターに向かいました。

タッチアップしていただき、鏡を見た瞬間の驚き。
えっ、これは…!
今までどんなメイクをしても(してもらっても)得られなかった、絶妙な光と影のコントラストのついた顔がそこにある。それも、いろいろ足したり引いたりするのではなく、ただパウダーを叩いただけで。
これはお買い上げでしょう!笑
春らしいパッケージも可愛い

色味ですが、無色ではないものの、見た目ほど色はつきません。艶が出ますが、普通のハイライトのようにぎらぎらはしていなくてすーっと肌に馴染む感じ。このパウダーは肌の色を左右するのではなく、あくまで光と影をコントロールして3Dの効果を出すという特徴に特化しているようです。
そして、パウダーの下を開けると薄いブラシが入っています。このブラシの存在に長いこと気がつきませんでした。

さて。
BAさんに「たっぷりとつけたほうがいいです」と言われたので、そのアドバイス通りたくさんつけて職場に行きました。
化粧室の鏡で、エレベーターの中にある鏡で。光源の違うところから入念にチェック。(エレベーターは人が乗ってくるので焦りがち)
少し離れたところから見ると、やっぱりいつもと違う! 影がくっきりして立体的に見える。これはすごい。

ですが、…うん?

ところがです。それで普段より美人かというと、なんとなくそうでもないような…欲目を差し引いて見ると、美人にはなってない。
むしろ老けて見える。

がーん!!

よく見ると、?から顎のあたりのフェイスラインがくっきりしすぎていて、老化が出てしまっています。
いつもはもっと、ラインがぼんやりしているので若く見えているのに。
なるほど、と思いました。
考えてみれば当たり前のことなんですが、顔の高いところには明るさが、低いところには暗さが付与されるということは、目立って欲しくない部分も強調されるということで…。
これはもしかして、ぼやかしておきたいところにはたくさん塗ってはいけないということでは。
逆に言うと、それほど効果のあるパウダーだということになります。テクニックなどなにも考えず叩いただけなのに、本当の輪郭が浮き彫りになっている。
まさに、魔法の粉。
効果の高さゆえ、劇薬とも言えるでしょう。

次の日からは、強調したくない顎のラインには乗せず、?から上に叩くことにして解決しました。
頬骨から頬のあたりがすっきりと見えて、まさに小顔効果です。のっぺりしたメイクがいまいちだなあと悩んでいたのが、これひとつで若返ったよう。
いろいろな乗せ方をすると、これがまた楽しい。当分は遊べます。すごく素敵なお粉だと思う。買ってよかった。
それにしても、思わず己の老け顔を見てしまい真実を映す鏡を覗いたようで、人生なにごとも勉強だなとしみじみしました。

YSLの粉物って、これに限らず粒子が細かくて繊細で、なんとも言えないふんわりした使い心地がいいですよね。この使い心地だけで良い気分になります。ケースの中で粉飛びするけど、まあそれは仕方ない。
こんな細かい粉のひと粒ひと粒が、その、デュオクロームピグメント…? 
コスメの進化ってすごい。


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