
ネイリストというお仕事。
2012/6/29 00:33
今ネイリストを目指しておられる方も多いのではないでしょうか。
ネイリストというお仕事が実際どんなものか、ちらっと語ってみたいと思います。
まず、ネイリストには大きく分けて2パターンの働き方があります。
ネイルサロンに勤務する場合と自営業として個人で営業する場合です。両方経験がありますが、これからネイリストになる方には ぜひとも一般のサロン勤務を経験してほしいなって思いますね。技術もだけど、サロン運営のノウハウ、接客のいろはを教えてもらえます。
ネイルサロン・エステサロンや美容室に勤務する場合、今は資格ないと厳しいと思います。私のときは必要なかったですけど。なんせ、奈良県にネイルサロンが1件しかなかった時代です。今はネイリストが供給過多で就職が難しいので、基本的にはスクールを卒業して面接受けてという感じですね。
ちなみにネイリストは店長などの社員以外は普通時給制。見習いは700円くらいから、一般ネイリストは850円とか、店長で1000円くらいです。社員採用されたら、月給16~20万円くらいになります。意外と安い?そうなんですよ、ネイリストって使う筆とかニッパーとかは自分の持ち出しだし、ついついネイル用品買っちゃうしで結構ビンボーなのです。福利厚生はほとんどないしねー。。。ショボン。
自営業で単独でやっている人の場合、普通はサロンを自分で開くか、もしくは出張でネイリストとして働く場合があります。
自営業のメリットはやはり思うように出来るということ。私みたいにショッピングセンターに店を構えた場合は特殊ですが、普通自分でやるなら 休みも自由に設定できるし、完全予約制などでやれば空き時間は自由に使えます。
デメリットは営業がうまく行けばいいんですが、お客様を自分で獲得しなきゃいけないということ。もちろん、うまくいかない場合はお店を潰すことになっちゃいます・・・。それと確定申告も基本自力です。大手サロンじゃない限り税理士さんなんか無理!10月くらいからだんだん憂鬱になっていくんですよ;; 2月なんかもう悲惨。
まあ、ネイリストそのもののメリットというのもあります。
基本的に一般のOLさんより髪の毛や化粧に関する制限がゆるい。爪は作業のじゃまにならなきゃ自由。
お客様に不快感を与えない限り、茶髪でも少々問題ないです。でも実際働くと髪の毛はあげることになるし(邪魔なので)、高級エステサロンやデパート・ホテル内サロンの場合は色々制限がある場合もあります。
もちろん、自分の爪もできますし、結婚式の御祝にネイルチップを作ってあげたりもできます。副産物的にデコも得意になるし。笑
また、いろんな職業の方がお見えになります。いろんなコネができるし、裏話も聞けたりします。
デメリットは接客なので仕方ないのですが 土日はまず休めません。たいていシフト制です。
あとは 日常的に薬品を扱う仕事なので、健康にどういうデメリットがあるのか、歴史が浅いだけにまだはっきりしない部分もあるという不安もなくはないです。腱鞘炎は持病になります。
また、そんなに大もうけできる仕事じゃないです。
今だからぶっちゃけますけど、お店経営時代は月360時間勤務でせいぜい45万とかですよ?昼ごはんも食べる時間ない状況で。
ぱっと見よさげだけど消費税もかかるし、諸経費と交通費も込みなので、税引きしたら手元に残るのは30万ほど。時給830円ですよ?涙 スタッフを雇うとそこから人件費分が減っていくわけです。まあ もちろん売上ももう少し上がりますけど、それでも自分2人分にはなりません。しかも、福利厚生少ないです。コクミンケンコーホケンゼー払ってました。仕事終わりは毎日1時間チラシ撒き。家族の援助もあり年間1万5千枚ほどまいていました。
それでも好きな人なら楽しいお仕事です。
実際私自身なってよかったと思うし、後悔もありません。
ネイリストに向くのは 技術の研究熱心な人、というのもありますが、一番は基本人間が好きな人だと思います。1日7時間以上まるまる接客ですからねー。
まあ、何か聞いてみたいことがあったら ぜひコメントお願いします。笑
今は二人目待ち中なんですけど、二人目の育児が落ち着いたら 本格復帰するつもりです。今度は義母が現役美容師・エステティシャンなので、一緒にお店をする予定です。
いろんなことを手伝えるようにならなきゃ、と思って日々情報収集したり勉強したりしている今日今頃です。精進精進。
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