zoomでヨガを受けるようになって、思わぬ発見。
週末の朝ヨガは自宅で受ける方が便利だ。
主婦にとって忙しい朝に、スタジオまで行くのは大変。
着替えて、洗顔して、メイクして。
家なら顔洗うだけ。洗濯しながら、すっぴんでもできる。
週末なら家族もまだ寝てるから、リビングでできる。
考えることは同じで、オンライン朝ヨガ、大人気のようだ。
iPadスタンドを試行錯誤して作ってみた。



因みに靴の入ってた箱の蓋で作成。
夫に見せたら鼻で笑われた。
そしてプライム会員の次男のお陰で、私は洋画三昧の日々を送っている。
(だからウオッチリストにはアニメ映画がやたら多い)
なんとここには見たかった映画がずらっと。
あくまで個人的趣味で、ご紹介。
「スポットライト 世紀のスクープ」
アカデミー賞の受賞作品で、私も劇場で見た。
つまり「もう一度見たい」映画だったと言うこと。
神父による児童への性的虐待を、カトリック教会が組織ぐるみで隠蔽していた事実。
地元の新聞社がスキャンダルとして暴いた実話を描いている。
こう言う社会派ドラマは、その国の文化的背景を知ることができる。
信仰と貧富の差、報道の自由とタブー。アメリカ映画の要素オンパレード。
日本でもジャーナリズムのあり方は、最近とみに思う。
ネットで溢れる情報と、テレビや新聞のニュースの違いはどこか。
それにしても局長バロン役の声の渋いこと。
アメリカ映画といえば、強い女性。
「女神の見えざる手」
日本では聞きなれないやり手の女性ロビイストにフォーカスした作品。
ロビー活動ってオリンピックで耳にしたことがある程度。
でもアメリカでロビイストは法律に基づき登録されている。
愛煙家の大統領がタバコを吸うために出没するどこかのロビーに、陳情者が集まったとかが始まりとか。
勝つためには手段を選ばない強い女性エリザベスは、アメリカの象徴。
一切の妥協を許さず、味方をも欺く一方で、薬に頼る孤独な私生活。
凄まじいセリフの応酬の中で、時として折れそうになる自分を奮い立たせる。
ストーリーは本当に!面白い。そしてエリザベスは最高に「最後まで」かっこいい。
銃規制、仕事と自分の信念、盗聴と監視、裏切り、形勢逆転に次ぐ逆転。
一度では伏線が紐解けないかもしれず、スポットライト同様にもう一度見たい映画。
いや、2回目を見てやっと気付くかも。
「ソクラテスはなぜ有名に」
「敵の1歩先を予見」
「仲間は少ない方がいい」
彼女の沢山の台詞の中に、実は重要な伏線がある。
隅々まで見逃さないように、ぜひ「見返して」下さい。
最後は、これぞアメリカ。
「カンパニー・メン」
幸せなエリートビジネスマンがリストラを機に悪戦苦闘する中で人生を見つめ直していく、というありがちなストーリー。
年代の違う3人のビジネスマンを描く中で、トミーリージョーンズやケビンコスナーがさらっと出てくる。
過去の自分や生活にしがみつき、プライドを捨てられない男たちとその家族たち。
豪邸や高級車、プライベートジェットというハイクラスの生活の中で、何が大切かを感じていく。
なんだかカルロスゴーンの事件を思い出す。
お城で数億円の挙式をした彼の背後には、大勢のリストラされた人がフィルのように心の中で石を投げていたかもしれない。
思うのはこんな派手な生活をしているのに、主人公のボビーは年収15万ドル。
その他報酬があったとしても、なんだか金銭感覚が違う。貯金してないの?
たちまちローンもゴルフ会員も滞り、家もポルシェも売却し子どものゲーム機さえ返品。
つまり、あまり蓄えず使っちゃう国民性なのかも、と。
それでも無職になったことを隠したり、近所の手前夕方まで帰るなと妻に言われるあたりは日本と同じかな。
こんな閉鎖的な毎日だからこそ、何が大切かを考える映画だった。
エイリアンが押し寄せるようなパニックものが好きな夫と違い、昔から社会派ドラマや法廷モノが好きな私は、どうしてもアメリカ映画に偏る。
なので夫と一緒にスクリーンで観るのは「M・I」とか「ダイハード」とか。
でも最近はどこかで「な訳ないじゃん」とツッコミながら観ている。
が、この手の社会派映画はiPad向きなのだと実感した。
「戻して」観られるからだ。
私の自粛生活にiPadは大活躍。
今夜は何を見ようかな。
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