さて、今回はDiorの製品のみで。
香水、口紅(とリップライナー)、アイシャドウの記事です。
ディオールのニュールックで検索すると、1947年当時はまだモノクローム写真主流の時代だったようなので、TOP画もそれにならってみました。
<まえがき>
前回のようなシーズンコレクションと打って変わって、
私が本来得意とする、なんでこのタイミングで?みたいな「既存品掘り起こし」。
私自身はとても書きたい記事、ご紹介したい製品なのでアップロードしますが、
香りはやや甘重であまり夏向きではなく、
今回は説明の都合上、引用等も多いです。
口紅の色は前回と似てるし。
ほか、途中で著しく脱線してとっちらかって思い出話など。
それに伴い閲覧注意レベルの小汚い昔のフレグランスも出てきます。
なので、よほどご興味あればご覧ください。
今回すべてDiorの製品のため、製品名の頭のブランド名は省きました。
<さて本題です>
TOP画像の「総天然色版」(あえて古風な言い方)
まずは、確か、3年前のブログ(単発でごくまれに書いてた頃)ので、「買う」と言ってた気がする。エッシャー展のブログでだったかなぁ?
◆メゾンクリスチャンディオール ニュールック1947◆
40ml 税込13200円☆いい香りです・・・(^^)☆
今回のMCDの布巾着は、スズランの刺しゅうのものでした。※メゾンクリスチャンディオール 取扱店舗※
ディオール 公式オンラインブティック GINZA SIX 表参道ヒルズ 渋谷PARCO 日本橋髙島屋 仙台藤崎 阪急うめだ本店 心斎橋大丸
てなわけで、やっと今頃、購入しました(笑)。
ちょっとレトロ香調の、華やかで、隅から隅までフェミニンなフローラルブーケ。
1947年がテーマですが、私が思うに80年代調っぽいかなと思います。
フェミニニティを表現するならコレだ、という代表的フローラル:ローズ・ジャスミン・チュベローズ・イランイラン・etcを束ねて、アンバー・バニラ・ウッディの重みのあるベースノートで纏めてあります。パウダリーですし、いわば「ザ・香水」という香りですね。
(ただし、メチャ重ではない。)
万人受けではなく、好みが真っ二つに分かれるタイプの香りでしょうか。
ニュールック1947は、2018年リリースではありますが、ラコレクシオンプリヴェからの継承種なので、大元は2010年リリースなんですよね。プリヴェからMCDへの移行にあたって処方改変があったかどうかは私には分からないです。
ラッキーやサクラ等と違って、店頭でフィーチャーされる事もなく目に留まりにくいかもしれませんが、だからこそ「買い」だと私は思うんですが(どういう意味?というのは今までのクチコミやブログにヒントは書いてるかも・・・でも香りは「気に入るかどうかが全て、それ以外にない」ですけどね)。
第二次世界大戦後にファッション界にセンセーションを起こした、
Dior1947年春夏コレクション・ニュールックについて。
私にして、生まれる20年ほど前の出来事。
ファッション史を勉強すれば必ず出てくるスタイル、エピソードだと思います。
ちょっと長いけどDior公式サイトからの引用
「クリスチャン、あなたのドレスはまさにニュールックだわ!」
1947年2月12日に発表されたクリスチャン・ディオール最初のオートクチュール コレクションと芳しく響きあうフレグランス、ニュールック 1947。斬新で衝撃的なコレクションを見たハーパース・バザール誌の編集長カーメル・スノウの言葉から生まれた、今や伝説となった名前を冠した香りです。
ディオール パフューマー クリエイター、フランソワ・ドゥマシーの言葉
"ニュールックが表現する女性美から私は多くのインスピレーションを得ます。細く絞られたウエストに生地をふんだんに使ったスカートのように、バラとジャスミンが広がる香水を創りたいと考えました。濃密なチュベローズのくるくる舞うような快活さが余すことなく表現されています。
戦時中の抑圧的なスタイルから一転し、非常に女性らしいシルエットのニュールックは、平和のシンボルとも呼ばれたようです。
画像を載せられたらいいけど、検索で簡単にヒットするのでご興味あればご覧ください。
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<脱線・・・のようなそうでないような>
ところでディオールが同年:1947年に発表したエポックメイキング香水といえば「ミスディオール」。
(あくまで【オリジナル】。ポール・ヴァシェール調香。現在は、フランソワ・デュマシーが再調香したエクストレドゥパルファンが一部店舗で、EDTが全店舗で取り扱いがありますが、現代香調とは著しく異なるクラシカルシプレの為、全店にあるEDTも目につくところにはディスプレイされていません。現代版ミスディオールシリーズと間違われるのを避けるためと思われます。混同されないよう、液色もイエローではっきり差を付けてあります)
説明長くてすみません。ですので本来この時代とニュールックを象徴する香りとしてはミスディオールオリジナルが最適なはず。
ですが、なにせ当時から時代は半世紀を遥かに超え(今や70年超)。また、主流シリーズのミスディオールはブランドの顔として一般フレグランスラインで全く別方向へ「独自進化」してしまいました。どんどん今風へと。
当時のコレクションや時代の空気感を、より現代寄りに解釈した香りがこのニュールック1947なのかなぁと私は勝手に思っています(ニュールックと紐づけつつ、間を埋める感じ?)。
※話が更に逸れてとっちらかりますが、クラシカルシプレが大好きになった今は、ミスディオールオリジナルも大好きです。
30年ほど前に購入したエスプリドゥパルファンのフラコンボトル、実家の洗面台奥からサルベージしてきました。
ミスディオールはオリジナル一種のみしかなかった時代でした。当時は名前と創香の逸話だけに惹かれて試さず購入して、家で文字通り蓋を開けてみれば(笑)当時ですら物凄く古風と感じる香りに驚き、全く使いこなせなかった事を懐かしく思い出します(なんともったいない)。
ディオリシモは使ってるし大丈夫だろうなんて思ってたら180度違う香りでした(笑)。
昔の香水は殆ど処分してしまった中、実家に置いてきた事が幸いしてわずかに残っていたもののひとつ。もちろんもう使う事はできませんが、なんとも言えない(今の香水ではめったと嗅ぐことのできない)いい香りがボトルの外にも漂っています。
あぁ、タイムトラベルができるのなら今の私が当時に戻って新品を貰い受けに行きたいです(^^;)。
ミスディオールは上述の通り、その後の処方改変や、ネーミングが若年層にアピールするのにピッタリな為に派生が作られてはそれが更にリニュを繰り返し、正確な歴史を誰も言えないほどカオスなシリーズになりました(笑)。それでも、オリジナルの面影を残すものもひっそり存続しているのが大ブランドの余力ですね。
今のミスディオールオリジナルも購入予定です。私がいつか、ズーロジストのナイチンゲールの記事で書いた「もういっちょ投入しようと思うクラシカルシプレ」とは、それの事です。
Dior公式サイトより引用、これはエクストレドゥパルファン。
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ミスディオールの話に脱線し過ぎて何の話やねんというところからテーマに戻し、
次はニュールックつながりの口紅、
◆ルージュディオール 100 ヌードルック マット◆
税込4950円リップペンシルの
◆ディオール コントゥール 100ヌードルック◆
税込3190円こちらも揃えて購入。
マスク生活ですから、リップペンシルのみで唇を塗りつぶして・・・というリップメイクもアリだと思います。
これで、前回ブログのルージュディオールフォーエヴァーリキッド#100と合わせて、リップ#100がトリオになりました。
購入した#100は、全37色の本シリーズの中の、
「4つのアイコンシェード」に選定されているひとつです。
それだけに、象徴的かつ普遍的、誰でも付けこなしやすい色といえるのかも。
なぜ、ニュールックつながりなのかいうと
Dior公式サイトより引用
#100 ヌード ルック:1947年発表のニュールックのためにクリスチャン・ディオールが作ったグレーとベージュの完璧なブレンド カラー、グレージュを再解釈したシェード。理想的で新しいコンテンポラリーなヌード カラー。
今年1月リニューアルしたルージュディオール、もう半年とは。
わたしとしてはもう、いつ以来のルージュディオールかなぁ(スティックタイプ)。
Diorの口紅好きなはずなのに、前作はまるまる見送りでした。アディクト系は買ってましたけれども。
今回購入のきっかけは、前回ブログでの、ルージュディオールフォーエヴァーリキッドの#100 が気に入ったのでこちらも「欲しくなってます」の言葉通り購入しました。質感まで両方ともマットだから、あまりにかぶりすぎかなと思ったのですが・・・。なんだか今マットがすごく好きです。
比較スウォッチ
ちょっとこのスウォッチでは分かりにくいんだけど(って、何のためのスウォッチやねん)、
公式サイトの画像では、ルージュディオール(スティック)の方が濃い(赤みがある)ように見えていましたが実際は逆でした。もちろん、近似色ではあります。リキッドの方が赤みがありローズがかっており、スティックの方が白みが強い。
そして、マットタイプでも雰囲気はやはり違いました。どちらも好きです。モチがいいのはリキッドの方。
リップペンシルは、非常に使いまわしやすい色ですね。オススメです。
現実の1947年のコレクションの色彩との関連はいかほどなのか私にはよく分かりませんが、実際いい色なのでまぁいいかと。
ヌーディー系で顔色が悪くならない色番って貴重なので、ほんとに嬉しいです。
きちんとメイク感も出て、だらしない感じになりません。(まぁとにかく、どうせマスク生活なんだけども)
久々のルージュディオール、感動でした。
フレグランスと合わせてコーディネートしたいと思います(^^)。
さいごは、アイシャドウ
◆サンククルールクチュール 769チュチュ◆
税込8360円やっとこさ現行サンク購入です(笑)
#769チュチュは、店舗限定販売。公式オンライン、ブティック、バックステージストゥーディオ店舗ですかね?
いゃあ、769チュチュ、評判通りですね。むちゃくちゃ綺麗(シャドウがですよ)!!
ピンク・ビンクブラウン濃淡・ラベンダーがかったシルバー・濃アズキブラウン。
中央+上2色でソフトルック、中央+下2色でインテンスルック。
一見地味なベーシックカラーのパレットに見えますが本当に綺麗。
中央と右下がマット、他はそれぞれ質感違いのシマー。
粉質なめらか、色出し繊細、ラメは繊細かつ美しいです。
これは、上二つ(香水、口紅)と特にリンクしているわけではないけど、私の思うディオールらしさが満載のパレット。
派手でゴージャスで押し出しの強い輝きよりも、繊細な質感と色出しで魅せるエレガンスというか。
ピーターフィリップスが創り出すそれが、私のツボにとても入るというのも大きいですけれど。
抑えた中にも抑えきれない華が滲み出る、というのは何においても私の好きな要素です。
色調的にも、ブルーベース夏向きなので、あれこれ細工しなくてもすんなり映えてくれる、私にはありがたい色番です。
これ、旧サンクの757ドリーム以来のわたし的大ヒット色番かも(あれも確か、日本ではバックステージ限定だった。)
スウォッチ
右上のピンクラメは、色はほとんど出ない為、なんとか輝きが分かるようナナメから写しましたが・・・。これはもう、実際見るしかない。
てなわけで、一番新しいものでも半年前の発売という、「Dior・既存品シリーズ」でした。
この3品、まとまりがあって私としてはとても気に入ってます。
フレグランスは、真夏以外向きだからタイムリーではないけれど、どうせすぐまた秋が来る(笑)。
しっかし、今回なんとかこれだけに抑えたけどDiorのカウンターも、行くとあれもこれも欲しくなり財布崩壊状態になってしまうので、なかなか恐ろしいです(゜゜)☆彡。。。
***余談***
★今回のブログの主題とは外れますが、
メゾンクリスチャンディオールといえば、本当に残念な事に「ベルドゥジュール」の販売終了が決定したようです。悲しいです・・・。
MCDになってからの、リリースからまだ3年程度の新しい香りですが、香調はちょっと90年代調で、2020年のマイベストフレグランスに入れるほど好きな香りでした。
おそらくは、今年中までくらいの販売だとの事・・・でも正確な時期ははっきりしておらず、日本でのみ終了か、海外では存続かその辺りもまだ不明らしいです。
過去ブログの画像より再掲
ベルドゥジュールファンは結構多いようで、嘆きの声をネット上でいくつか目にしましたが・・・悲しみを同じくしている方々がいらっしゃるのがせめてもの慰めです。
人気の香りのようですし、著名人の方にも幾人か愛用者がいらっしゃるようですよね。
MCD、廃番が早いものは本当に早いし、発売順でもないし、人気度は関係なさそうなので気になるものがあれば早めの購入がいいかもしれないです。
MCDは7月に新作の「エデンロック」も発売予定、8月にさらに新作が出るそうですが、ベルドゥジュールショックはしばらく尾を引きそうです。
★Diorのフレグランスを私が使うようになったのは80年代末頃から。(私世代の例にもれずディオリシモからですが、今現在のディオリシモとはかなり違います。正真正銘ルドニツカの作品だった頃。香料芸術というものに衝撃を受けた作品のひとつでした。)
フレグランス群の傾向も、30年もの歳月が経つと、今の世に合わせずいぶん変化しましたが、高貴さと親しみやすさを両立している香りは今も健在で変わらないところだと思っています。親しみやすさの点については、勝手に感じてるだけですが。変に構えたり背伸びしないでいい、気の置けない友人のような存在が私にとってのDiorフレグランス。
これからも、素敵な香りに期待しています。
いつも本当に長くて申し訳ありません。
自己満ブログにお付き合い頂き本当にありがとうございました。
では、本日はこのあたりで。
美容で癒されたい人。
わきんぼうやさん
しべたんさん
美容で癒されたい人。
わきんぼうやさん
しべたんさん
:::みゃーこ:::さん
しべたんさん
sulisさん
しべたんさん
ranmaruさん
しべたんさん
**minimaru**さん
しべたんさん
AtIiさん
しべたんさん
AtIiさん
しべたんさん
葉っぱふみふみさん
しべたんさん