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その若さと少女性はどこから

その若さと少女性はどこから

私の友人のおかあさまのお話。

友人が仕事中に母親から何回も電話がかかってきてたそうだ。
心配した友人がコールバックすると、
深刻な声で相談したいことがあるから時間があいたら電話がほしいとのこと。

仕事の合間に電話したら、
「お母さんね、どうしても藤木直人さんに会ってみたいの
どうしたら会えるのかしら?」
という相談だった。

友人のおかあさまは非常になんというのだろうか、
真面目な人で、なんでミーハーでぎらぎらのうちのおカンの友人だったか
わからないくらい、落ち着いた方だった。
余暇を使って、絵本を点字に翻訳したり、
髪の毛も短めにカットして、いつも白髪はそのまま、
飼っている豆しばをかわいがっているという方だった。

で、今まで友人がテレビを見てきゃあきゃあしていても
「うるさい」とかいうお母さんだったのに、
いきなりなんかCSだかで彼の主演のドラマを見て、
一目ぼれしたようだった。

藤木直人が歌を歌っていることに対しては
評価が分かれるようだが、友人は「彼が歌を歌う人だからよかった」と
言って友人はお母さんに彼のコンサートの切符を
買ってあげたそうだ。

友人の母は白髪を染め、コンサートにはせ参じたそうで。

藤木直人、以外なところで結構ファンいるんですよ。
私の仕事場の上司は日本の方だが、
たまたま帰国したときに見たテレビで彼に一目ぼれ。
「素敵な方ですよね」と微笑まれて言われたときに
びっくりした記憶がある。
彼女は我侭なヨーロピアンに真向勝負で行く鉄の女だったので、
なんというか意外だった。

うちの母はどくそミーハーで
ここ10年キムタクをベースに
チャングンソクのファンで、
向井理と綾野剛のファン。

伯母はずっとヨン様ファンで、彼のおかげでハングルを覚え、
韓国へ通うようになったという。
それまで夫の病気やらでいろいろあったが、今は元気元気。
「若いころなんか英語も勉強しないで、遊んでばっかりいた。
机に向かっていたとこなんか見たことない。」とは母の弁。
でも彼女の韓国語は立派だった。

彼女たちを駆り立てるものってなんでしょうかね。
うちの父なんか「いい年してみっともない話だ」とか
平気で言うけど、私氷川きよしのおっかけとかして友達作って
楽しそうにしているおばさんとかを見るのは嫌いではない。
(父が安田美沙子ファンなのは不問。なんでや!!)

今いる国って恐ろしいことに、
70代のおば様向けには60代から70代あたりで現役のおじいさんアイドルがいて、
と各世代に対応したアイドルというのが一通りそろっている。
それでも若いのがいいとなると、
皆さん、現実的に若い子に触れたいからアイドルには熱を挙げず、
堂々と若いのにアタックするんだよ、ね。
もしくは自分のアイドルは自分の夫とかいうおば様がほとんど。
日本のおっかけおばさんを見て皆言うのは
「旦那さんほっておいておっかけなんかしてたら浮気されるか
離婚されるわよ。」ということ。
日本の女性は呑気だ、とも。

まあ、男女の役割とか関係性が日本とは全然違うので、
もうさ、なんとも言えないけどね。

ただ、私がいつも思うのは日本の最近の母の世代というのかな、
皆さん若いよな、と思うの。
元気だし、活動的。
で、なんというか、アイドルに熱を上げるかわいいところも残っていて、
その辺は「女」っていうより「少女」のつもりでいるのが
欧米の女性と違うところかな。
と思う。
あんまりその少女性を出されると「ええっ」って思うけど、
年とってからも自分の少女性を楽しんでいるというのは
悪くはないと思う。

ま、年取った夫婦がいまだに現役っぽい感じでいちゃいちゃしながら
酒飲んだりしているのを見るのも悪くないけどね。

で、最近のうちのおカンが大好きなものをあげてみたいと思います。
アディクトが最近好きらしく、免税で買いだめしてるそうです。
「だってすごいいいけどすぐなくなるよー」だって。

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