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エイジングケアに欠かせないビタミンD

エイジングケアに欠かせないビタミンD

以前のブログでもビタミンDのことを取り上げましたが、改めてお話しさせていただきます。

ビタミンDは骨粗鬆症で取り上げられる事が多く、“骨”にとって重要と思う方も多いかと思います。
しかし、ビタミンDはそれだけでなく、多くの症状や疾患に関与していることが分かっています。
花粉症やアレルギー、アトピー性皮膚炎、糖尿病、自閉症、うつ病、妊娠、月経痛、婦人科疾患、大腸癌、前立腺癌、乳癌、片頭痛、ニキビ等と多岐にわたります。
ビタミンDの受容体は核内にあり、遺伝子発現に関わる重要な作用を担っており、他のビタミン群と異なったものになります。
コレステロールから自分で作ることができ、ホルモン作用を持つステロイド群とその骨格は似ています。
そのため、”ビタミンDはホルモン”と言われることもあります。

非公益社団法人日本生化学会から引用  

ビタミンD3には活性型と活性型があります。
サプリメントは非活性型になります。
体内では必要に応じて肝臓、腎臓で非活性型から活性型にして、調整し活用しています。
過剰な活性型は悪影響を及ぼしますので、投与するものは、通常非活性型です。
活性型を投与するのは、透析されている方のように、腎機能が低下している方です。
ビタミンD不足の方が多いとは思っていましたが、私の思っていた以上に多いようです。
ビタミンD不足は、筋肉量低下との関与も指摘されており、老化・劣化マネジメントとしても欠かせないビタミンです。
紫外線ダメージを考えると、いくら日光浴で作ることが出来るといっても、積極的な日光浴はお勧めできないですし、やはり美容的には日焼け止めクリームの塗布が欠かせません。
十分なビタミンD濃度を維持するためには、サプリメントを利用することが効率的でしょう。
まずはご自身の血中濃度を確認され、適切な量を摂取されることをおすすめします。
栄養学的摂取推奨量は、1日2000~5000単位が目安になります。
当クリニックでも検査できますので、お気軽にご相談ください。

最後に、今年も皆さまへ美と健康に関することを更にお伝えしていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。


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