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春の、おでかけ3

春の、おでかけ3

トンネルを抜けた先にあるスロープを上る。
さらにその上に通路があるようや。

初めて来たんやけど、こんな人いっぱいいる、有名なところやったんか。桜の名所いろいろあるなかで、ここは穴場と思ってたんやけど。
さてここ……

傾斜になってる。そして、傾斜の頂点付近に
台車に載せられた船、さらにその先は、
水路がある、トンネルの先はいったい……のぞいてみるとか、さすがに無理やな(何)


さて、この水路は、この先10kmちかくにわたって続いてて、行き着く先は、
琵琶湖なんや。


幕末の動乱から明治維新を経て、明治天皇が東京へ長期におでかけされ(何:少なくとも京都民はそう思ってるらしい)、京都の地は荒れ、人口も減り産業も衰退してた。
そこで3代目京都府知事北垣国道が、京都の産業復興と近代化のために、灌漑、水運、上水道などに利用できるよう琵琶湖から水路を引く計画を起こした。この水路のことを琵琶湖疏水と呼ぶ。

……名前からして道路作りそうなんやけど(何)

1885年着工から5年かけて第1疎水が完成、総工費は125万円、当時の府の年間予算2年分。


ところで、水路はここで途絶えてる、ように見えるけど、そうではない。

勾配になってる遊歩道には、実はレールが敷かれてる。そしてさっきの台車に載せられた船。これは台車が線路の上を走って、向こう側の川へと渡すためのものなんや。台車そのものには動力がないから、ワイヤーで引っ張って勾配を超えていく、簡単にいえばケーブルカーのようなもの。
こういう路線のことを傾斜鉄道、インクラインと呼び、この蹴上インクラインは世界最長のインクラインとして建設され、大戦後しばらくまで運用されてた。
そしてワイヤーを引っ張る動力は、
第1疎水が開通の翌年に稼働が開始した日本初の営業用水力発電所、蹴上発電所から得てた。そしてその電力は、
京都市内を走る路面電車にも利用された。実は日本で初めて電車が走ったのが、ここ京都なんや。



傾斜を下りきって、その先の水路。ここからさらに流れに沿って進んでいくで。








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