さて、ずいぶん以前からドライヤーの買い替えが気になってまして。手持ちが古くなってきたもので、メインとサブ2機種、先月、購入しました。
どちらも昨年秋に出た製品。
両方ある程度使いましたので、記録的に、記事にしておきます。
◆リファ ビューテックドライヤースマート◆
◆コイズミ 軽ジョーブ(かるジョーブ)マイナスイオンドライヤーKHD-9740◆

両方とも、最近ドライヤー市場で存在感を増してきた
「小型軽量ドライヤー」
という点が共通しています。反面、価格については対極に近く、
リファ38000円、コイズミはオープン価格ですが私は4000円で購入。いずれも税込。
その差34000円という冗談みたいな差額ですが、
まず、どちらもいいドライヤーに間違いない
と思いますが、私個人の髪での結果は(現在ショートボブ、硬め、多め、クセあり広がりやすい)、
コイズミの方が優れていました。
びっくりですが(笑)ある意味、大満足の結果でした!がっかりどころか、意外な結果にほほーって感じ、ドライヤーも予想を大きく上回る程の安価良品ってあるんだなぁって、むしろ感動。
何が優れているかというと、
速乾性、仕上がり、持ちやすさ、操作性。
ほとんどパーフェクトみたいなもんです。
操作性以外は
リファも十分いい
んですけどコイズミは更に上回ってるんですよね。念のため、耐久性等はどちらもまだ全く未知数。
それと、この記事は
「ドライヤーの高級機など必要なく、安いもので十分」という主旨では全くないです!
どんなものにも値段だけじゃなく使う人との相性があるなっていうお話。主旨はここまでなので、以下はよほどご興味があればご覧ください。
まずは
◆リファ ビューテックドライヤースマート◆
38000円(税込)
以下リファ公式サイトから一部抜粋、引用です。
本体重量は330gでかなり軽い方。コンパクトなのに驚きのパワー。
常識を変えるドライヤー、誕生。
ヘアドライの速さと、髪の仕上がりの美しさ。
同時には叶えにくいこの2つを、リファは日本のトップサロンと世界的モーターメーカーとの共同開発で実現。
最近こういうスリムタイプのドライヤー増えましたよね(この手のドライヤー、初めて見た時はビックリしました)。
昨年秋に美容室で先行販売され、一般販売は今年1月から。
機能的にもこれまた最近、高級機に増えてきた、温度をコントロールするセンシング機能が売りで、冷風と温風が自動で細かく切り替わります。
センシングのモードを使っている限りほとんど熱さを感じないし、ドライヤーを使う時必須の、ドライヤーを細かく振る作業は不要です。
一般的なドライヤーテクニックとは逆で、
より温度の低い、50℃を超えないスカルプモードで頭皮をまず乾かし→次に多少温度高め、でも60度は超えないモイストモード(いずれもセンシング)で乾かし、最後冷風で仕上げるのが推奨の使い方なのですが、
結果・・・残念ですがこの推奨の乾かし方は私の髪質におそらく合わず、時間もかかってしまいます。
何度か試して同じ結果でした。
センシング(スカルプ、モイスト)の風量はHIGH/LOW切り替えあり、強風の好きな私は常にHIGHで。
それでも乾燥にかかる時間が9分近く。
しかも仕上がりがそこまで良くないのが何とも言えず、クセ・浮き毛も多少、出てしまう・・・。手触りもイマイチです。
この結果は意外でした。
その後乾かし方を変えました。
センシングではない普通の高温の、HIGH(それでも高すぎない85℃、これは非常に好き)であらかた乾かした後、センシングのスカルプモードを使い、最後冷風。
これだと納得の仕上がりになりました。おさまり・手触りよく、ツヤもあり。しかも、上記のセンシング・スカルプから入る乾かし方より2分も早く乾きます(6分50秒~7分位)
ただし今まで使ってたプラズマクラスターも速乾で同じくらいの時間だったので、速さに新たな感動はなし。なおセンシングモードでない高温モードは、もちろん普通の乾かし方のように常に小刻みにドライヤーを振る必要あり。
意外な事に風量は0.9立方m/minと小さいのですが、風圧でカバーしているようです。
実際体感としても相当強い風で、ダイソンなみの風圧らしい。
音は高めで独特だけど静かな方だと思います。
操作性は、今どきの多機能機種なら致し方ないという感じですかね。持ち手のメインスイッチと、側面のスイッチを組み合わせて選択する方式ですが、


上の【側面】の画像は、
センシング・モイストモードで風量は大、冷風の出ている瞬間の表示。
重くはないので、終始、楽ではあるけれど
コイズミに比べたらノーズが長い分と重心の関係か、感動的に楽!まではいかないです。
なおリファは折り畳み可。

さて次は、
◆コイズミ 軽ジョーブ(かるジョーブ)マイナスイオンドライヤーKHD-9740◆
実勢4000円台、相場変動のあるオープン価格
順序としてはこちらの方を先に買ったんですけれどね。
こちらの方が衝撃的でした。
なにも意識せず普通に使って、最初から、
安楽、速乾、仕上がり◎。
コイズミ公式サイトより一部抜粋、引用
約360gの超軽量、長時間使っても腕が疲れにくい。
ミニサイズでもパワフルな1200W、大風量1.6立方mでしっかりドライ。
重心を中心に近づけることで、持ちやすさにもこだわりました。
箱も軽くて小さくて、
実店舗で買いましたが持ち帰る時もドライヤーを持ってるとは信じられない感じで(笑)

そして、今流行りの左右対称に近いカナズチ型、折りたたみなし。
横に短くコロンとしていますがこちらも見た目、ウソみたいに小さいです。
折りたたみの継ぎ目がないので使用中、ほんのわずかなカタツキもなし。
普通に常に振らなきゃいけないドライヤーですが、ここまで持ちやすく軽いと、もはや全然苦痛じゃありません。
ノーズの短さも、乾かしやすさに一役買っていると思う。
そして、公式では軽さ持ちやすさ速乾だけが強調されてて、それももちろん、ドライヤー時間という苦行から本当に解放してくれて凄いんですけど、
仕上がりが、また最高。
今まで体験した事のないような、過去のドライヤーを抜き去る最高の仕上がり。
たまたま風の質や温度その他が私の髪質に合っていた可能性がありますけど、
まとまり、サラサラ感、ツヤ、それでいて分け目がペタンと寝ない等。
その次にいいのが前述のリファのセンシング不使用かな。
という事は、費用対効果を横に置いて、今回買った2つは過去含めベスト1と2というわけで、良い買い物でした。
費用対効果を含めると・・・コイズミが謎めいているほどの驚愕のぶっちぎりという事になるでしょうか(笑)。
これは、全部自分比で、私の場合元々難あり(すぎ)の髪質なのでこれでようやっと平均的な髪の見た目に近づくという話なんですけど、とにかく素晴らしいの一言です。
温風は、TURBO(強風)が85℃(リファのセンシングなしHIGHモードと同じ、今主流の熱すぎない温風)、
SET(弱風)が70℃。
操作性も、一か所に集約されているスライドスイッチを上下させるだけと分かりやすく素早くできる。

でも、どっちかにしろとかいう意味じゃなくって、安価なのでサブ機にも最適。
今までプラズマクラスターでも使っていたスカルプモードがないので心配でしたが、温風の弱風の方で代用できる感じです。
なお冷風は強風のみ(これも好みに合ってました)。
セットを崩さない為に冷風は弱が必要という方には向きませんね。
リファは冷風弱も選べます。
ちなみに音の大きさは普通だと思う(特に何も思わない)。
乾燥時間は、5分50秒。
リファで、試行錯誤後のベストな乾燥法より更に1分短いです。
これが毎日積み重なって、1か月、1年となるとトータルで相当の差ですね。ただしリファの方は消費電力1150W、コイズミは1200W。
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さて・・・、というわけで。
いや、リファもいいドライヤーだと思いますよ。
ハイテクだし、風の質も、独特の、収束したコンパクトな風が当たる感じも今までに体験した事がないものでした(風にも高級感あり)。
リファは、工夫して使えばまぁ良い、でもここがもうちょっとこうだったら・・・というところもある。
コイズミは、今のところとりあえず満点で何も言う事なし。
これが価格が逆だったらまだ分かるというか、ハイエンドって凄いなぁ、でも最近のドライヤーは安くてもスゴイ、十分じゃん、っていう話でしょうけどそうじゃないから、逆ですから(笑)。
あくまで個人的にですが、中々衝撃的でした。
それでも、重ねていいますがリファも買った事に一片の悔いなしです。
思うんだけど、勝手な推測だけどリファのセンシング機能は軟毛~普通毛、量も少ない~普通までの方に適してるかもですね。
【ドライヤー市場の動向~購入動機まで】
ドライヤーのハイエンド機が非常に高額化したのは明らかにダイソンのドライヤーの登場後と思います。2016年だったようですね。(もうそんなに経つのか! ←そればっかり)
私は当時、ドライヤーに4万超ってそれはさすがに売れないだろと勝手に思ってたら大ヒット。
テクノロジーもデザインも他とは1線を画すどころじゃない異質な存在ともいえますが(現在でも)、まずは速乾性がすごかったみたいですね・・・
毎日の事だから、よく考えたらそりゃそうかと。
ドライヤーの時間って本当に苦痛ですからね。
そして、この価格でも売れるとなれば特に大手は色々と付加価値を付けて迫る価格で(時には超えて)売り出すのも必然だったんですね。
それまでは、確かパナのナノケアやシャープのプラズマクラスター等のハイエンド機が高くても2万前後だった記憶。
一挙に、それらのシリーズも3~4万に値上がりしていきましたよね。
(その反面、その下の価格帯の型番も常に用意されている)
値上がりというよりは、「最上位機については、性能が以前に比べて色々と上がったから、高いのだ」という意味合いだと思います。
そして、追随するように各社の高価格帯ドライヤーが次々参入していった、という印象です。
ただ、3万以上となるとメーカーも機種もかなり限られるとは思います。
で、まぁ、高級ドライヤーが次々生まれていくのをなんとなく横目に見ながら、メインで使ってるプラズマクラスター(2015年製を、型落ちで2016年に購入、1万円少々、れっきとした当時のハイエンド)が十分よいので、買い替えタイミングを失ったままずっと使ってたのですが、さすがに7年目に入るとなるともう決断しようと、購入に踏み切りました。
サブ機はテスコム(4000円位だったかな)を持ってましたが、これは10年超えてましたし。
メインとサブ一挙に入れ替えてみようと。
それで安価機種から高級機まで、色々情報収集し、雑誌記事、レビュー、YouTube動画(これは高級機比較ばかりが多い)を見てみて決めたのが今回記事にした2機種でした。
実はコイズミの方は、この機種はまだほとんど世のレビューが無いんだけど、この前身のリニュ前機種:KHD-9720が某・商品テスト系雑誌で絶賛されていたので(それもまだネットや実店舗で売っています)、どうせなら記事にする価値のある新しい方を購入してみました。
前機種との違いは、本体背面の、髪の巻き込み防止のフィルターが現行機には付いており、前期種にはないという点。
私、髪の巻き込みは起きない長さなので関係ないのですけどね。
リファのスマートタイプは、美容室先行販売だったので、美容師YouTuberさんたちがとにかく速乾を強調していたのと、商売気のないタイプのYouTuberさんも、仕上がりの素晴らしさを強調していたので間違いないかなぁと選んだんですが、期待値よりは肩透かしぎみ、っていう結果でした。
ちなみにこちらも、コイズミを紹介してた同じ雑誌の別の号で、最高度のオススメ品になってましたよ。
リファの以前からある大きい方も心が動いてたんですけど、スマートより時間がかかるらしい(しかも重さもほぼ、倍)のでそれだと私は無理なのでスマートにしておいてよかった。
参考 大きさ比較
今まで使ってたシャープの機種(ごく普通の大きさ)
とにかく、今回買った2機種は小さい。
重量差もかなりです。


とにかく、コイズミは気に入って、ストック買っとこうかと思うほど。
3つ買っても(え 笑)リファの半額以下だもんなぁ。ほんとにスゴい。
サブ機のつもりだったコイズミを買った時点で、もうこれ以上のものってないだろうな~とは思ったんですが、研究癖があるため、乗りかかった船でリファも買っちゃったんですけどね。
高級機の他の候補としては、シャープ・プラズマクラスターのドレープフローと、パナソニックのナノケア最上位機がありましたが、その中では一番小型軽量のリファを選びました。
さて、今回の結果、
とてもくどいですけど、私個人との相性の話です。こんな事もあった、という参考程度に。
そして10年ほど前は、高いドライヤーと安いドライヤーは仕上がりがかなり違ったけど(価格差は今ほどなかったけど)、今は差が縮んでいるのかもしれないですね。コスメのように。
6年ほど前に「ドライヤーの進化は頭打ち」なんてクチコミの中で書いてしまった事は、大きな間違いであったことをここに記しておきます。
(それにしてもドライヤーの無い時代ってどうしていたのだろうか。特に冬。)
最近ついでにヘアセットアイテムも2点新調したので、もし書けたらまたブログにしたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
もう、長すぎるので近況等は次の機会に。
AtIiさん
しべたんさん
ranmaruさん
しべたんさん