外に出れば、汗が止まらない。春なのに。
天日干ししたシャツは色褪せ、カレンダーよりも誠実に季節の移ろいを教えてくれる。
ねえ、そろそろ真面目に日差し対策しないとヤバイんじゃない?と。
前回、人生を変えるコスメはあるだろうか?という大層な導入で思出話を書いてしまったものだが、
マジョリカマジョルカのシャドーカスタマイズがメイクの目覚めを呼び起こしたアイテムならば、逆に私のメイクの道を閉ざしたアイテムもある。
日焼け止めである。
どのメーカーのどれかまではさすがに覚えていないが、さして問題はない。
とにかくめちゃくちゃ目に染みるという点においてはどれも大差なかったのだから。
しかし、紫外線の威力が凄まじいこともわかっている。
たかが光と侮るなかれ。日焼け、シミやシワ、たるみの原因になるのはご存じの通り。
お気に入りのシャツを勝手にヴィンテージ加工されたかなしみは、今も癒えない。
ノーガードのこの肌に、あれが直撃し続けたら?
対策をしなくてはならない。
日傘を買った。
あまり徒歩移動する機会がなく、未だに出番がない。
帽子を買った。
いくら冷感加工でもメッシュ付きでも暑いものは暑いし、風が強い日はストラップが首に食い込んでほんのり息苦しい。
そんなわけで、久しぶりに日焼け止めを買った。
スキンアクアである。

結論から言おう。
個人的には色々と惜しいアイテムだ。
詳しいレビューは後日メロンパンでも噛りながら商品の公式口コミページに書くとして、使用感は良い。
香りとか顔色補正効果とか、完璧に好みにマッチしているわけではないが、するするとよく伸びるし、安さと入手しやすさを考えればかなり良い。
ありがとうロート製薬。良い仕事をしてくれましたね。白潤の乳液愛用してます。
だが、やっぱりこれも染みるのである。
最近は妥協案として、目の周りは避けて塗っている。
同じく日焼け止め染みる方のために図解してみると、こう↓

この四角いエリア(染みやすいエリアとでも呼ぼうか)は、染みにくいがUVカットが弱い化粧下地(セザンヌのチューブの青い方)と、UVカット眼鏡に任せるスタイルに落ち着いている。
それでも揮発成分か何かが目に直撃するのか、しばらくはうっすら涙目鼻水ズルズル状態になる事が多々あるのでマスクが手放せない。
おまけに肌が疲れる。
乾燥、皮膜感。たまに赤いポツポツなど。
これはもう化粧品全般に言えそうなので、スキンアクアだけが悪いわけではないのだろう
(私が不器用すぎて塗る時に摩擦ダメージが発生している説もある)。
かつて日焼け止めで撃沈した時はもっと酷かった。プチプラなりに、むしろ頑張った方だろう。
こちらもスキンケアを頑張るしかない。
○○プルーフはフラグ
突然だが、私はズボラである。
プロフィールにも書いてしまうくらいの、超のつくズボラである。
スキンケアを毎日するのも億劫で、風呂上がりにちょっとオイルつけるだけで終わらせる日も少なくない。
(@cosmeに登録しているようなメイク&コスメ好きの方々にはドン引きされそうだが、オイルすらつけない時もある)
だが、スキンアクアのパッケージ裏を見て欲しい。

「スーパーウォータープルーフ」だ。
たまにしかメイクをしない素人にはぶっちゃけ違いがわからないが、とにかく耐久性に自信があるらしい。
となると洗顔だけで済ませるのはさすがに躊躇われ、しっかりクレンジングしなくてはという使命感に駆られる。
そしてクレンジングをしたが最後、失われた油分水分を補わなければ、顔面ガピガピの未来が待っている。
意識が低いので「スキンケアで明日はもっと綺麗なワタシになろう!」という向上心は持てないのだが、後々確実に不快な思いをする羽目になるとなれば話は別である。
疲れきっていて眠いのに歯磨きなんてめんどくさいが、社会的マナーや虫歯になった時のこと(痛みや出費、老後の健康)を考えると、仕方なく寝る前に歯ブラシを握る心情と似ている。
かくして
日差しが強い。怖い→日焼け止めを塗る→日焼け止めを落とす→スキンケアして寝る
という、メイク好きならごく普通のルーティンがようやく構築されつつある。
ただ塗るだけで強制的にスキンケアもうちょっとがんばるルートに突入させてしまうのだから、恐ろしいほどのフラグ建築士っぷりだ。
ああ、これで染みさえしなければ…!
そんなわけで、一方的に奇妙な友情のようなものすら感じながら、今後大きなトラブルにならない限りはまずこれを使い続けてみようと思う。勿体無いしね。
暦の上ではまだ梅雨入りすらしていない。
俺たちの戦いは、これからだ!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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