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すべてはシャドーカスタマイズからはじまった(※2023/6時点で一部訂正あり)

すべてはシャドーカスタマイズからはじまった(※2023/6時点で一部訂正あり)

人生を変えるコスメというのは、存在するのだろうか?

私はあると思う。

はじめて手に取ったメイクの本にはこう書いてあった。
「アイシャドウは顔に陰影をつけるものなので、光を作る白系のハイライトカラーと影を作るブラウンさえあればいい」
「日本人は黄色人種なのでコーラル~サーモンピンクがマッチ」
(今思い返すと就活やフォーマルな場でも使えるからという理由もあって推しているのだろうが、それにしては説明が雑すぎるしこれ以外にも変な内容がちょくちょくあった)。

そんなわけで、一応はじめは素直に従ってみようとドラストに駆け込んだ私は一目散にコスメコーナーへ向かう。
しかし什器に近づき、ふと気がつく。
嘘、高…………!?

かなしいかな、当時は金のない貧乏学年だった(今も貧乏ではある)。
おまけにどれも何か色がいっぱい入っている。使いこなせる気がしない。

撃沈した私の目に飛び込んできたのは、マジョリカマジョルカ。
やたらファンタジックな世界観の什器。デコラティブなケース。奇妙なネーミング。

あ、これ好きなやつ。

おまけにシャドーカスタマイズという商品は1色ずつ買えるという。今欲しいのは白と茶色だけだし、予算も少ない。
でもこれなら、要る分だけ選べばパレット買うより安上がりだ!

そんな感じで薄いお財布片手に大長考の末、ゲットしたのがフォクシー(ルミナスティック)、白い樹液(メタリック)。


深夜の洗面所。さっそくつけてみる。

え…似合わない…

白と茶色さえあればいけるのではなかったのか?

光る樹液でトーンアップしたのに、フォクシーを拡げると目元がどんより。自前の頑固なクマが引き立ってしまう。これはいけない。
せっかくメイクしてますますブスになってどうする。
(後に「茶色で事故」はブルベあるあると知るまで、この件で私は致命的にメイクが似合わないのではないか?と割とガチで思いこむこととなるがそれは別のお話し)

そこで私はまた本を読み「クマ隠しにはオレンジ」「アラは下手に隠すより光で飛ばせ」という言葉を信じ、再びマジョリカマジョルカ什器の前に立つ。

これがゴージャス姉妹との出会いである。
実はここまでが導入部(長すぎ)。

姉妹は彩度高めのオレンジピンク×ぎっしりゴールドパールが面で光るメタリック仕様。
こんながっつりウォームカラー、今の私なら避けて通りそうなものだが、これが不思議といけた。

いや、厳密に言うと全然いけてはないのだが、もともと黄み肌なのでゴールドパールが思ったよりは馴染む。
それに姉妹のyesパーリーnotラメな質感があまりにもファビュラスであるため、下層に追いやられたクマは相対的に存在感が薄れていった。
…ようは単純に浮いているのだが、ヤンデレキャラも真っ青な黒クマを見せつけていくよりは全然いい。

なぜ、こんなド派手な色がいけたのかわからない…不細工な芋なのにな…(芋には派手な色は似合わないという謎の偏見)
そうか、これがメイクか。
メイク…楽しいな!?

性の目覚めならぬ、メイクの目覚めの瞬間である。

その後諸事情によりメイク離れし、つい最近までノーメイク生活を続けることになるのだが、メイクなんて滅多にしないしあまり似合わないと頭ではわかっていても、何だかんだでこのコスメ達を手放せずにいる。

それはきっと、私のメイクのすべてはシャドーカスタマイズからはじまったからだろう。

ありがとう、マジョリカマジョルカ。
欲を言えばいい加減ケース再販して…3色じゃ足りないよ…。


ちなみに光る樹液は困った時のお助けアイテムとして今でも使っているし、ゴージャス姉妹はクールカラーと組み合わせ&ポイント使いならまだまだいけることに先日気がついた。
フォクシーもなんとかしてやりたいと思うこの頃である。


これだけではただの自分語りになってしまうので、最後に個人的な発見をひとつ。

無印良品のメイクパレットM(※)はシャドーカスタマイズがピッタリ収まるよ!チップ入れるスペース考慮しなくていいならたぶん11~12個も入るね!
色気もへったくれもない見た目だけど、コスメポーチにギリギリ入るし鏡付きで意外と使えるヤツ♪

※〈訂正〉2023/6/16
我が家のパレットはMサイズじゃなくてSサイズでした…。
ちなみにSよりも小さいSSサイズもあるそうですが、横幅は同じらしいのでシャドーカスタマイズはピッタリ収納できると思います。
逆にSサイズとMサイズは横幅が違うのでジャスト収納できるかは不明です
(計算しようにも、パッケージに書かれている数値はどうやら外寸であり、内寸ではないため)。
もし訂正前の情報を受けてMサイズの方を買ってしまった方がいらっしゃいましたら、本当にすみませんでした。
無事に収納できていると良いのですが…。

小汚なくて申し訳ないですが、詰め方の一例として私の限界コスメパレットを載せて締めくくらせていただきます。
シングルアイシャドウ収集癖をお持ちの方の参考になれば幸いです。

(左からシャドーカスタマイズ×6、リンメルのワンダーキューブアイシャドウ、メディア、WHOMEE、kiss)



やっぱり、メイク楽しいな!!

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コメント(1件)

  • はじめまして。
    私もパレットをちょっとカスタマイズしたことがあったのですが、その動機はこちらのブログでした。(+こちらのカスタマイズを基にして百均ケースで作っていらっしゃった方のケースも参考にしました)
    拝読してすごく面白そうだったので、自分でもパレットを作りたくなって実践しました。
    私のはセザンヌのシェーディングの空ケースに別メーカーの同一のアイシャドウを詰めただけですが、それでも楽しかったです。
    きっかけをくださって、ありがとうございました。
    アイシャドウのカスタムって楽しいですね!

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    2023/10/30 19:02

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