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絵かきから見た「目」というもの

絵かきから見た「目」というもの



昨今のデカ目ブーム、しかし雑誌のメークを参考にしようにも出てくるのはパッチリふたえまぶたのモデルさんばかりで「一重には無いんかい!」と絶望に暮れる方も居られることでしょう。何を隠そう私もそんな一人。
しかし、何故にふたえが目がパッチリ見えるのか、何故に単は眠たくキツク見えるのか。
そこらへんの根底の部分を絵描き視点で考察してみました。
デカ目メイクの参考になれば、と思います。

まず、色々と目を描いてみました。
左上は欧米人によくある二重、ふたえのラインの始まりが目頭の上から始まります。目頭からは眼球と顔のつなぎ目の赤いところが見えています。
その下は、日本人によくある二重、こちらはふたえラインのはじまりは曖昧で折り重なってます。目頭からは眼球と顔のつなぎ目が見えます。
その下は、日本人によくあるいわゆる奥二重。目の半分から目尻にかけて折り重なっていて二重だということがわかります。眼球と顔のつなぎ目は見えません。
その下は一重。目の上にラインは無く、目頭からは眼球と顔のつなぎ目は見えません。

他にも日本人の並行二重や、目頭が見えている一重などありますが今回は省きます。キリないしな・・・

日本人並びにアジア人が目が小さいと言われる所以、その根源たるは蒙古ひだという目頭の皮膚の為というのもあります。
この蒙古ひだがあるが為に左右の目幅が狭く見え、さらに上まぶたが繋がって引っ張られている状態なので二重の下の皮膚の目頭側に上の皮膚が引っ張られて重なります。
どうも人間というのは二重ラインやまつげの先から下まぶたまでを「目」と捉えるらしく、二重ラインと下まぶたの距離が広いほど大きい目と捉えるようです。バランスの例外はありますが。

そして上二つと下二つのもう一つの違いは「睫毛の根元が見えている」こと。
睫毛の根元が見えていると睫毛本来の長さのまま見えますが、一重まぶたの皮膚で根元が隠れていると隠れている分だけ睫毛は短く見えます。
睫毛の根元が見えているとその密集した暗い根元はアイラインのような効果も出ます。目の輪郭がはっきりするのです。

単純な眼球の大きさだけでは決まらない目の大きさ。
例えば蒙古ひだ一重でも上記弱点を克服した化粧をすれば見た目での目の大きさは変わってくるのではないでしょうか。
アイラインで輪郭を強調する。
アイプチで二重にして睫毛の根元が見えるようにする。
つけまつげでまぶたを持ち上げてさらにまつげを長く見せることによって目の幅を広げる。

他にも光と影の錯覚による効果もありますがそれはまたの機会に。


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コメント(2件)

  • コメントありがとうございます。
    アイラインもつけまつげもよく行われている小さい目の対処法ですが
    原因を明らかにすると効果的に対処しやすいのでは、と考えた結果でした。
    楽しんでいただけたようで幸いです。

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    2011/9/5 00:54

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  • 思わず自分の顔を鏡で見ながら読んでしまいました(笑)勉強になりました┌|-_☆|┘キラーン!

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    2011/9/3 01:19

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