この謎コーナーまだ続いてたん?とお思いの方もいらっしゃるとは思いますが、前述のブログでたくさんの方に目を通していただき、誠にありがとうございます。
不定期ではございますが、私なりに好きな音楽の感想を自己満足で述べたいと思いますので、興味のある方はまたお付き合いくださいませ。

「君は完璧さ」のヒットで、軌道に乗ったカルチャー・クラブの2ndアルバム「カラー・バイ・ナンバーズ」です。
80年代の洋楽の名盤は数多くありますが、この2ndは間違いなくその1つと挙げてもいいくらい、彼等の最高傑作と言っても過言ではありません!
いまだに私の愛聴盤となっています。
1stの早い段階で1位を獲ってしまうと、成功の重圧に耐え切れず一発屋として終わってしまうアーティストがほとんどなので、2ndはその実力の真価を問われることになりますが、本作は前作を軽く超えてしまいました!
やはり全英1位、全米1位を獲った「カーマは気まぐれ」で頂点を極めましたね!
カルチャー・クラブと言えばやっぱりコレ。
中3の頃、英語の授業で紹介されたことが彼等の出会いでした!
サビの♪カーマカーマカーマカーマ カマカミリアーン♪を初めて聴いたとき、「このボーイ・ジョージっていう女装男は、自分のことを日本語でオカマって言ってる!」と思いながらも、ツボにハマってしまいました。
両親に聞いてみたら、カルチャー・クラブのベスト盤を持っていたので、録音してもらったカセットを部屋で延々と聴いて青春してました!
高校受験なんかどうでもよくて、曲の歌詞を覚えるほうが遥かに大事でした(←無事志望校に受かりましたが)
こういう時だけ英和辞典を開いて、単語の意味を調べて、自分なりに和訳してみたり。
歌うことは出来ましたが、頭が悪すぎて、和訳は断念...
さらには父の部屋からベスト盤をこっそり拝借して、歌詞カードをコピー。
「カーマは気まぐれ」のリピート録音用のカセットを個別で作ったりなんかもしたり。
高校生になって、両親に買ってもらったMDウォークマンで、通学中や休み時間に聴きまくって育ちました。
とにかく「カーマは気まぐれ」は思い出深い曲です!
英語のT藤先生、ありがとう!
この2ndの解説を担当された評論家、大貫憲章さんによると、スタイル・カウンシルのポール・ウェラー、ジャーニーのスティーヴ・ペリーはボーイ・ジョージの才能を絶賛していると書いてありました。
いかにも辛口なポール・ウェラー、先輩のスティーヴ・ペリーからの同業者に高く評価されたのが意外であり、驚きました!
やっぱりただのキワモノじゃなかったんだ...!
他のヒット曲は「ポイズン・マインド」「タイム」「ミス・ミー」「イッツ・ア・ミラクル」など、「カーマは気まぐれ」に勝るとも劣らない名曲だらけです。
「ポイズン・マインド」「イッツ・ア・ミラクル」を聴いて、こんなにワクワク、ルンルン気分で楽しそうに歌う人は初めてだと思ったくらい、ソウルフルな声に衝撃を受けました!
それにしてもこの女装男、ノリノリである。
「タイム」は哀愁漂う日本人好みの曲ですね。
もっと時間があればいいのに
時の流れは僕に少しの余裕を与えてくれないもの
僕には時間が欲しいんだ
本当その通り。
社会人になって、日々時間との戦いに追われて大変なのは、今も昔も変わりません。
♪ミスミー アノヨーミスミー♪と学校でつい口ずさんでしまい、同級生から気持ち悪がれた経験があります...
「いつもふたりで」はシリアスなバラードですが、決して重すぎず、暗すぎず、聴きやすい構成になっているのは、流石の一言。
前述にあったボーイ・ジョージと同僚のドラマー、ジョン・モスとの関係を歌った内容っぽい。
「カラー・バイ・ナンバーズ」のタイトル通り、カラフルでバラエティーに富んだ、捨て曲なしの実質ベストアルバム並みの素晴らしい出来なので、一聴の価値ありですよ!
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