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ざっくり今年のゲランまとめ、という感じで読んでいただけると嬉しいです。
今年、ゲランは20個以上の香水（限定品含む）を発売しています。
1月からゲランでも中東シリーズ（レ アブソリュ ドリオン）の取り扱いが開始。
アクアアレゴリアと違って各メディアになんの情報も落としていないみたいで、旗艦店（G6、新宿伊勢丹、日本橋高島屋、阪急うめだ、難波高島屋）に通っていないと知ることすらない状況です。
オンラインでは買えないのでラールエラよりもレアですね。
ラインナップは、
・サンタルロワイヤル
・オンソンミティック
・キュイルインテンス
・パチュリアルダン
・ウードエソンシエル
の5つ。
理由はわかりませんが、カラービーボトルへの充填サービスでのみの販売です。
価格は125mLで税込37,730円、リフィルのみの場合は24,530円です。
出た当初はもう少し安かったのですが、4月ごろに値上げされてしまいました。
普通にスプレーで売ってくれよ…
どれも中東ウケを意識した濃い香りで、個人的イチオシはオンソンミティック（旧オンソンミティックドリオン）です。ウードではありませんが、香り豊かなアンバーグリス主体（本物のアンバーグリスも配合されてるそう）でゲランの本気がうかがえます。
ちなみに、このシリーズで世界的にいちばんの売れ筋はサンタルロワイヤルとのこと。
絶賛売り出し中の「アクアアレゴリア」シリーズにも新作・限定品が大幅に追加。
・アクアアレゴリアハーベスト3種（マンダリンバジリック、ローザロッサ、ネロリアベチバー）
・アクアアレゴリアフォルテ4種（ネロリアベチバー、ウードユズ、ローザパリッサンドロ、ボスカヴァニラ）
https://www.fashionsnap.com/article/2023-04-11/guerlain-harvest/
https://www.fashionsnap.com/article/2023-08-04/guerlain-aquaallegoriaforte/
の7種。
7つも？
飛ばしますね！
オススメはフォルテからならローザパリッサンドロ。サンタルパオロッサを明るく再解釈したみたいな香りで、なかなか使いやすいんじゃないかなと。
ハーベストならローザロッサかな。アレゴリアなんでライトではありますが、しっかりローズを楽しめると思います。
ラールエラマティエールにも合計3種追加。
・ジャスミンボヌール
・タバコハニー
・フェーブグルマン（旧グルマンコキャン）
https://www.fashion-press.net/news/98012
https://www.fashion-press.net/news/108408
（ジャスミンボヌールとフェーブグルマンは買ってません）
新作追加スピードが半端ない。前は一年に一個、追加されるかどうかくらいのペースだったんですけどね。
11月にはラールエラマティエールのさらに上位シリーズである「エクストレ」が登場。
ゲルリナーデ（ローズ、ジャスミン、バニラ、アイリス、トンカビーン、ベルガモット）をテーマにした全6種。
https://www.harpersbazaar.com/jp/beauty/beauty-event/a45491260/guerlain-extrait-231011-hbp/
10/12からの新宿伊勢丹サロンドパルファン2023での先行販売を終え、11/1から各取扱店でも販売が開始しました。
50mlワンサイズで、価格は78,000円＋税。
高いです。本当に最近香水高いです。
6種全てP濃度（賦香率は30%）で、ゲランとしては珍しく具体的な賦香率を明示しています。
各製品の名称は「素材の名＋数字（ゴールデンナンバー）」で統一されていて、数字の意味は似たような名付けルールがあるルラボと違い製品により異なり、調香担当は全てティエリー・ワッサーとデルフィーヌ・ジェルクの連名になっています（各ノートはparfumoより引用しています）。
ローズセンティフォリア エクストレ 1（「1」日で収穫するから）
ノート:フランキンセンス、グラースローズアブソリュート、パチュリ
ジャスミングランディフローラム エクストレ 30（「30」度という通常よりも低い温度で抽出するから）
ノート:ジャスミングランディフローラム（CO2抽出）、サンダルウッド、ストロベリー
トンカサラピア エクストレ 75（ゲランが使うトンカビーンには最大で「75」パーセントのクマリンが含まれているから）
ノート:ビターアーモンド、ココア、クマリン、スパイス、トンカビーン、バニラ
イリスパリダ エクストレ 6（アイリスは香料として使えるようになるまで「6」年かかるから）
ノート:アーモンド、イリスパリダ、ムスク、サンダルウッド、ホワイトスエード
ベルガモットファンタスティコ エクストレ 11（「11」月に収穫した早摘みベルガモットを使用しているから）
ノート:アンバー、ベルガモットリーフ、カラブリア産ベルガモット、ガイアックウッド
ヴァニーユプラニフォリア エクストレ 21（溶剤に「21」日間漬けて抽出するから）
ノート:アンバー、ムスク、スパイシーノート、バニラ
まあこんな感じ。
数字の意味が統一されてなくてイマイチ垢抜けない感じなのもゲランらしいな、と。
慣れすぎですね。
どれもかなり豊かな香り立ちなので、賦香率30%というのは嘘じゃなさそうです。
個人的な好みですが優先的に入手したいのは、
イリス
ローズ
トンカ
ベルガモット
ジャスミン
ヴァニーユ
かな。
ひとまず私はイリスだけ購入。
もう全種揃えてる方もいらっしゃいますので本当に羨ましい限りです。
メンズからも珍しく限定品が登場。
・ロムイデアルプラティーヌプリヴェ
・アビルージュルージュプリヴェ
の2つ。
どちらもレビュー済みです。
気に入ったのはロムイデアルの方ですね。ストック買いました笑
アビルージュも昨年の限定（l'Instinct、日本未発売）より評価が高いようでなにより。
価格帯もちょうどよく、やっぱり限定品ってのはこれくらい手加減してほしいものです。
お決まりの限定シャリマーも。
今年はアイリスに焦点を当てたシャリマーミレジムイリスでした。
https://www.fashionsnap.com/article/2023-09-04/guerlain-shalimar/
ミレジムヴァニラやミレジムトンカより感動は薄かったですが、なかなかのクオリティだったと思います。
そして、「この店でいちばん高いもん持ってこーい」三銃士のチェリーブロッサム、ミュゲ、イマジン。
https://www.fashionsnap.com/article/2023-01-24/guerlain-maisonvermont-23/
https://www.fashionsnap.com/article/2023-02-14/guerlain-fregrance-23/
https://www.fashion-press.net/news/108425
イマジンは税込143,000円です。おそろしい…
チェリーブロッサムはもう私はそろそろいらないかな。
ミュゲは微妙に香りが違うときがあるのですが、チェリーブロッサムはこの4年間の4つの限定ボトル、マジで同じ香りだと思ってます。ブレてないといえばそうなのかもしれませんが、決定的になにかが違わない限り買うのは控えます。明らかに高すぎるし。
新作・限定品が出れば廃盤もあるということで、今年の販売終了品は、
・ボジュールドゥマヴィ
・フローラルロマンティック
・シプレーファタル
・トンカアンぺリアル
・ウイエプールプル
・アンブランディラン
の6つ。
ラールエラからも3つ廃番になりました。
ラインナップが増えるスピードおかしいですもんね。そりゃ減りもするわ。
ちなみに、いまだにシャンダロームの取り扱いはまだしておらず、ルールブルーEDPは相変わらずカラービーボトルでの販売のみです。
まあゲランなんで、仕方ないですね。
来年1月、ラールエラに新作が追加。
「ネロリプランシュッド」です。
着想元はテグジュペリの「南方郵便機」（夜間飛行使えないから？）。
https://www.fashionsnap.com/article/2023-12-07/guerlain-saint-exupery/
本当、ぼこぼこ新作出しますね…
と、まぁこんな感じでした。
アットコスメも細々とは続けていく予定なので、気長に待っていただける方は来年もどうぞよろしくお願いします。
しべたんさん
新真昼さん