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2024年2月9日～11日で開催されている【フェムテックフェス！】に行ってきました。今回は、フェムテックという言葉を生んだ、イダ・ティンさんが初来日されるとのことで、とても楽しみにしていたのです。
メディア関係者向けの記者会見では、イダ・ティンさんをはじめ、フェムテックプロダクトを開発されている各国の企業が参加。日本では、メディアやインフルエンサーなど、フェムテック産業で働いてない人たちも「フェムテック」という言葉を使うのが一般化していますが、その動きは日本独自みたいです。近年は、いろんなところでフェムテックの展示会やイベントが行われている中で、私が【フェムテックフェス！】をチェックしている理由は、世界中のプロダクトを見ることができるから。今回は20ヵ国以上から200プロダクトが集合していました。その中から特に気になった6点をピックアップしてお届けします。
1.アメリカ発！トイレレットペーパー型の生理ナプキン【Pads on a Roll】
今回の展示アイテムの中で一番心奪われたのが、トイレットペーパーと同じ要領で生理用ナプキンが使える【Pads on a Roll】です。アメリカでは10代の20％が生理用品を買うお金に困っているという現実があり、そのため生理期間は学校を休み人が5人にほぼ1人の割合でいるのだとか。その現実を変えるべく、学校では生理用品を無料で使えるように義務づけている州が20以上！こちらの企業の創業者が会場にいらっしゃって、直接お話を伺えたのも光栄でした。日本でも展開できるように準備が進んでいるそうです。
2.アメリカ発！過活動膀胱を治療する家庭用デバイス【SoleStim】
年齢を重ねると直面するのが、過活動膀胱。突然トイレに行きたくなって我慢が難しかったり、何度もトイレに行きたくなったり、トイレまで我慢ができなかったりする症状で、65歳以上の女性の1/3が抱えていると言われています。【SoleStim／ソルスティム】は、その症状を治療してくれるデバイス。しかも、家庭で取り入れられるという……！日本ではまだ展開されていないですが、臨床試験で有効性が証明されているそうです。
3.チリ発！自分の胸を触る習慣を作るための教育用アイテム【Palpa】
【Palpa／パルパ】は、早い段階で乳房のセルフチェックを習慣化することを目的とした教育用のアイテム。乳房の形をした液体せっけんの容器に、しこりを模したものが入っているみたいです。先日、自分の胸を触ったことがないという話を聞いて驚いたばかり。触る習慣はしこりがないかチェックするためにも、セクシャルウェルネスの視点からも大切だと思うから、こういうアイテムがあるのはいいな～と感じました。
4.オーストラリア発！母乳を育む【Lactamo Ball】
【Lactamo Ball／ラクタモボール】は、母乳で育てるためのマッサージボール。弾力はあるけど柔軟性が高い素材のイボイボボールの中には液体が入っていて、バストをマッサージすることで母乳不足や乳管閉塞、乳腺炎の予防。さらには、母乳に含まれる脂質やカゼインの量も増やす効果が期待できるらしいです。5.韓国発！オーガニックタイプの吸水ショーツ【CHEREMI MAKA】
昨年韓国に行った際に「なんておしゃれコンドーム！」と思ってチェックしていたのが【CHEREMI MAKA／チェレミマカ】。＞＞＞『コラム：vol.4 各国のフェムケア事情が知りたくて 韓国編』
今回は吸水ショーツが展示されていました。オーガニックコットンや天然の竹繊維を使っているから履き心地がよさそう。今度ゲットしようと思います。
6.日本初！生理痛を軽減してくれる【月経痛緩和デバイス セラフィナF】
【月経痛緩和デバイス セラフィナF】は電気刺激で神経に働きかけて痛みを軽減させる効果があるから、生理痛対策の痛み止めを飲む以外の選択肢となる存在。『器12 理学診療用器具』に分類されているので、医療機関で展開が始まるそうです。海外にはあることは知っていましたが、日本のメーカーからついに登場して感動しました！
ライフスタイラー・フェムケアコンシェルジュ
木川誠子
Instagram @seiko.kigawa
X（旧Twitter） @_KIRACLOSET_
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