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CHANELの彗星「COMET」は儚く優しい。

CHANELの彗星「COMET」は儚く優しい。

前回の2020年5月に中東で先行販売された「LE LION DE CHANEL」からの、
4年ぶりの発売となったゼクスシリーズの新作「COMET(彗星)」。
公式オンラインの再入荷通知が来てたので捕獲。


200mlのフルサイズのみ初回限定特別仕様。


正面からだと分からないのですが、外箱は4面エンボス加工で
右のお星さまから出た彗星の尻尾が外箱をぐるっと正面左まで回っています。

商品名の「コメット」は、1932年発表のCHANELのジュエリーのテーマから
現在も色々なコンテンツに引き継がれており、今回、香水でもその単語が使われることに。

ということで、外箱もジュエリーと同じデザイン。
ロゴも今回のみ銀色。




シンプルを目指すと劣化公式画像モドキになるので、毎回、光を逆から当てている。
自分で書かないと誰にも気付いてもらえないからとりあえず書いた…。




今回は前作とは真逆の印象で、
儚くて優しい、淑やかで極東アジア的な印象を持つパウダリースキンフレグランス。
お着物に合わせても似合うと思います。銀座の夜職の方にも似合いそう。

ラストがかなり長く、彗星の尾のように長く儚い。
自分の肌では24時間以上、淡く香っていた。

端的に書くなら、BEIGEとMISIAの中間地点、って感じかなあと。
異論は大いに認めるので色んなレビューが読みたい。

他の人のレビューにも自分では気付かない発見があるはず。
香りの感じ方に正解はないです。喧嘩よくない。




今回の初回限定版は2024/1月製造だったので、次のロットが入るのは秋以降じゃないかな。
初回入荷分が店舗で完売しようが倉庫に在庫はあると思うので暫くは平気かと。
オンラインもすぐ再入荷があったので。

正直、限定版ではない75ml(ミニサイズ)を買うなら今買わなくてもいいとは思うのですが、
香水はファーストロットが真のオリジナルなので最優先で買うのも勿論正解。


話変わりますが、私は長い間「茶園ダージリンおたく」をしていたのですが、
ファーストロットの「DJ-1」は、その年の茶葉のコンディションが分かる貴重品なのです。
あと我々日本人は「初物」をありがたがる民族なので、初回ロットは特別。

同じ品種、違う品種、同じ茶園、違う茶園の茶葉を、
年度違い、収穫季節違い、ロット違いで嗅ぎ分けたり水色を愛でて飲んだりして楽しむ、
という何の意味もないこの作業が、私が香水を嗅ぎ分ける力になっているような…。

でも一番強いのは、色んな香りを嗅く機会の多さと、自分で混ぜる実践だと思う。
私には全然その機会が足りていないと強く感じる。


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香りの感想ではないのですが、
これくらいの新作スピード(4年に1本)なら迷うことなく買いやすいしありがたい。

CHANELは計画的陳腐化を促す為に次から次へと香水を連発したりなどしないし、
時間をかけて構想を練り、作品を微調整していることも想像できるので、
ブランドとしての姿勢が今も変わらず素晴らしい。


CHANELは何があろうと余裕綽々、と言ったところ。



これもCHANELのプライドなのだと感じる。いち消費者として高く評価します。
冗談ではなく、香水はもうゼクスだけ買いたい





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