お肌が夏の暑さや紫外線、蓄積汚れ、保湿成分不足などのダメージによってでしぼんでしまう現象を、私は個人的に「お肌の夏枯れ」と呼んでいます。
大量の汗をかいた後、肌が乾いてから鏡を見たら、毛穴がガバッと開いてげっそりやつれた自分の顔が……!
なんていう恐怖体験、ありませんか?
これこそお肌の夏枯れ。私、つい先日体験したばかりです。こまめにクリームを塗ったり、日焼け止めを塗り直したりと、気を付けていたつもりなのに。溢れ出す汗の勢いに負けてしまったのでしょうか。
若さの残滓も希望も後悔すらも、滝の汗が押し流し、すべてが後の祭り(笑)
いやいや、笑っている場合ではありません。今すぐにでもなんとかしなきゃ!というわけで、夏のダメージをリセットするスペシャルケアのご紹介です。私が自分のために考えたケアですが、皆様にとっても、お肌の夏枯れ対策のご参考になりましたら幸いです。
●下準備:ミスト化粧水を冷蔵庫で冷やしておく:アベンヌウオーター(アベンヌ)

●目的:無機物と有機物が混ざり合った蓄積汚れをオフしつつ、お肌にうるおいを補給、化粧水や美容液を吸収しやすい状態に整える。
スペシャルケアのステップ1では、ブルークレールオーガニクスのローズオイルを使用します。ローズオイルは美容液としても使えるクレンジングオイルです。顔全体に馴染ませたら、ティッシュなどでそっとオフします。
お肌の蓄積汚れの正体は、自分の身体から分泌された老廃物と、花粉や埃などの汚れがまじりあった混合物です。ソープ洗顔ではなかなか落としきれないために、毛穴に詰まって角栓を形成したり、ニキビや吹き出物の原因になったり、スキンケアの効果を減衰させたりと、トラブルを引き起こします。そこで、クレンジングオイルの出番というわけです。
もちろん、ご愛用のクレンジングオイルがある方は、そちらを使っていただいてOKです。ただし、洗浄効果のみに注目して選んだクレンジングオイルは、お肌の乾燥を悪化させる場合があるので、ご注意ください。
●スペシャルケア:ステップ2:タオルパック
●目的:ローズオイルと、次に使うアレッポの石鹸の効果をより一層引き出すこと。
42℃くらいのお湯に清潔なタオルを浸し、しっかり絞って顔全体に乗せます。このステップを踏むか踏まないかで、蓄積汚れの落ち方と、美容成分の吸収具合が格段に変わります。1分程度、タオルで顔を蒸したら、次のステップにGO!

●目的:クレンジングオイルの効果で肌から遊離した蓄積汚れを除去し、お肌をニュートラルな状態に整える。
ここでピックアップした「アレッポの石鹸」は、1000年の歴史を持つオリーブ石鹸です。ライト・ノーマル・エクストラの3タイプがあり、それぞれオリーブオイルとローレルオイルの配合バランスが異なります。洗顔に適しているのは、オリーブオイル99%対ローレルオイル1%配合のライトと、オリーブオイル90%対ローレルオイル10%配合のノーマルです。ローレルオイルの配合量が多いほど洗浄力が強く、オリーブオイルの配合量が多いほどお肌に優しい石鹸になるのだとか。
石鹸をしっかり泡立ててやさしくお顔を洗います。また、温度も重要です。お湯の温度はぬるい程度がいいでしょう。
バラカート社の「アレッポの石?」は、石鹸職人がひとつひとつ2年間もの時間をかけて製造しています。手間をかけ、時間をかけて、「アレッポの石鹸」は、オリーブの緑色から、熟成した褐色に変わっていくのです。もしお手に取った「アレッポの石?」が緑色をしていたら、類似品のサインですので、ご注意ください。
※ 関連商品の選択肢にライトがなかったため、ノーマルを紐付けておりますが、画像はライトです。
●スペシャルケア:ステップ4:アベンヌウオーター(アベンヌ)
●目的:洗顔後のお肌を、保湿しながら、美容成分を吸収しやすい状態に整える。
準備で冷やしておいたミスト化粧水の出番です。この酷暑の中、バスルームにこもってシャワーを浴びるだけでも汗だくだくになります。汗が延々と流れ出る状態で美容液を塗っても、汗と一緒に美容成分も流れてしまい、意味がありません。
というわけで、事前準備で、冷蔵庫に入れておいたミスト化粧水をシュシュシュシュッとたっぷり、まんべんなく吹きかけましょう。室温の調整もお忘れなく!
お肌を落ち着かせて美容液の効果を活かせる環境を整えることと、美容液の導入効果、このふたつを期待してのステップです。アベンヌウオーターは温泉水100%使用の無添加コスメで、お肌に合う、合わないが大きいかもしれません。前もってパッチテストをしておくことをおすすめいたします。
●スペシャルケア:ステップ5: ローズオイル(ブルークレールオーガニクス)
●目的:美容液として。
クレンジングに使ったローズオイルが再び登場です。適量を手に取って顔全体に馴染ませるだけ。シンプルですよね。
これは、洗顔後に顔を触る回数をなるべく減らし、お肌の負担を軽減するために考案したケア方法です。お肌が刺激を受ける回数や度合いが多い日は、むしろなるべく何も塗りたくない、塗るほど重い、と感じる場合もありますから。しかし、きっと、物足りない方が多いのではないかな、と思います。
ステップ5の後、何かプラスするのであれば、1時間ほど経ってから、気になる所に美容液やクリームを塗るといいでしょう。
いかがでしたか?
皆様も、ぜひ、ご自身のお肌と相談しながら、「今必要なケア」を考えてみてください。
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