「あ、あれ気になるな、石鹸だし、腐るものじゃないし」と手を出し続けた結果です(笑)
1つずつ使い切ってから次を買えばいいのに、ついついお試ししたくなってしまうんですよね。我ながら悪い癖だなと、反省してはいますよ。
そんな中、先月、なんとなく石鹸を全種類目の前に並べてみました。
洗濯用、食器洗い用、入浴用、入浴用、美容石鹸、美容石鹸、汎用石鹸、薬用石鹸、無添加石鹸、無添加石鹸、無添加石鹸。
安価な石鹸が多いながらも、私の中の「これはいい」という選別基準に叶ったものばかり。
これだけあるなら、なにかできないかな?
……というわけで、洗顔に使える石鹸を5つピックアップし、泡立ち&洗い心地を比較してご紹介します!
●ピックアップ!石鹸5種類
・アレッポのソープ(クロスロードトレーディング)
・絹入りせっけんPLUS1(松山油脂株式会社)
・マイルドソープ(DHC)
・ティートリーモイストソープ(ブルークレール)
・牛乳石鹸赤箱(牛乳石鹸共進社)

また、洗顔用の泡立てネットは新しいものを用意しました。きっちり条件をそろえて泡立ちを比較するためです。
それでは、はじめます!
1:アレッポのソープ(クロスロードトレーディング)
まずはアレッポのソープ。アレッポは石鹸発祥の地だと言われています。1000年の歴史の中で、オリーブオイルとローレルオイルから作られる完全無添加製法を守ってきたのだとか。添加物で肌荒れする方、敏感肌の方、アトピーの方から人気を集めている模様。
我が家にもアトピーさんがいるので、評判をキャッチして購入してみた次第です。

今回ピックアップした5種類の中で、アレッポのソープは最も泡立ちづらかったです。石鹸が水に溶けにくく、泡の粘度も低く、さらっとしています。泡が消えるのも素早く、ぬるま湯をかけるとあっという間に消えます。

アレッポのソープはオリーブオイルとローレルオイルの配合比率で洗浄力とお肌への優しさが変わってくるそうで、今回使用したのはベーシックタイプのスタンダード、オリーブオイル90%、ローレルオイル10%のノーマルです。洗浄力が強く、汗でべたべたになっていた8月後半、ノーマルでしっかり身体を洗うのが爽快でした。汗疹もよくなりました。ただし、使い続けて9月に入ったあたりで、洗顔にはやはり強すぎると思うようになりました。
保湿成分も無添加なので、うるおいまでさっぱりと洗い流してしまうんですよね。その分、洗顔後の化粧水や美容液をぐん!と吸収するような感覚もありましたけれども。
今現在は、身体と顔で、石鹸を使い分けるようにしています。
2:絹入りせっけんPLUS1(松山油脂株式会社)
群馬で見つけた絹入りせっけんです。シルクには美肌効果があると小耳に挟み、ちょうどいいタイミングで出会ったこちらの石鹸を試してみることに。
全成分をチェックしてみたところ、残念ながらオーガニックというわけではありませんでした。石鹸素地に、シルク、酸化チタン、水、エチドロン酸4Naが配合されています。

そこそこ弾力がある泡ができます。そして、シルク成分が先に溶けて流れ出すような気がします。丸のままネットで浴室などにつるすのではなく、1回分ずつカットして使うほうが良さそうです。
洗浄力:強+++
泡に少しだけまといつくようなくどさがあります。ぬめりというか、粘りというか、これがシルク配合の特徴なのでしょうか?
洗浄力は強め。シルクの保湿効果を打ち消しかねないほどに、強めです。ぎりぎり洗浄力と保湿作用が拮抗して、洗顔後、微妙にうるおいが残る、という印象です。
3:マイルドソープ(DHC)
20代の頃ずっと使っていた洗顔石鹸がこちら。昔買った携帯用のミニサイズが1つ残っていたので、引っ張り出してみました。言わずと知れたコスメのビッグネーム、DHCのマイルドソープです。

石鹸の水溶け、泡立ちがとてもいいです!濡らしてネットに乗せると、ふわふわの泡がどんどん出てきます。泡で包み込むように洗顔できますよ。泡の弾力はさほど強くないものの、すぐに壊れるほどにもろくもなく、あっさりと使いやすいです。「ああこんな感じだったな~」と魅力を再確認しました。
洗浄力:強
全成分はこちら。石ケン素地、変性アルコール、スクロース、グリセリン、ソルビトール、水、オリーブ油、エチドロン酸4Na、ハチミツ。
うるおいを保護しつつがっちり洗浄する力も持っています。
でも、40代の私にはもうちょっと保湿性能が欲しいかも。
4:ティートリーモイストソープ(ブルークレール)
ティートリーモイストソープは完全無添加の国産オーガニックコスメ、今回ピックアップした中でいちばん高価な石鹸です。1回分ずつカットして使っています。
80gでだいたい1カ月半持ちます。

水に溶けやすく、ふわふわと優しい泡がどんどん湧いてくるようでした。保湿成分のおかげでしょうか?アレッポのソープに比べると、半分以下の量で、もっともっと大きな泡の山ができます。
洗浄力:中+++
ティートリーモイストソープの泡は雲のように顔を包み、さっと水に流れます。シルクのようなぬるつきもありません。お肌の潤いを残しながら、しっかり洗える石鹸です。
全成分はこちら。
カリ含有石けん素地 、 スクワラン(植物性)* 、 ティーツリー(ティートリー)油 、 アルガニアスピノサ核油(アルガンオイル) 、 セラミドNP 、 ヒアルロン酸Na 、 ゲットウ葉水 、 黒砂糖 、 オウゴン根エキス 、 クズ根エキス(カッコンエキス) 、 マグワ根皮エキス(ソウハクヒエキス) 、 ビワ葉エキス 、 ドクダミエキス 、 キハダ樹皮エキス(オウバクエキス) 、 ラベンダー油(真正ラベンダー) 、 グリセリン 、 水
まるで美容液のような原材料ですよね。オウゴンエキス、ソウハクヒエキス、ドクダミエキスなど東洋ハーブ6種類に加え、沖縄産の月桃花水、黒砂糖や、セラミド3配合で、ふっくらとキメが整った、透明感のあるお肌を目指す製品設計なのだそうです。
5:牛乳石鹸赤箱(牛乳石鹸共進社)
最後はカウブランド、1928年に発売されて以来、現在も続くロングセラーより、牛乳石鹸の赤箱をピックアップします。YouTubeで美容外科の医師が牛乳石鹸を「最強の石鹸」と紹介しているのを視聴し、そんなに素晴らしい石鹸なら、バージョン違いの赤箱も逸品にちがいない、と購入しました。

今回ご紹介した6種類の中では、牛乳石鹸赤がもっともスムーズに泡立ちました。山になった泡は弾力が豊かで、少しばかり手を振っても、びくともしません。
洗浄力:強+
保湿成分が添加されているぶん、青箱よりも多少は穏やかな洗い心地です。洗浄力、保湿性能、価格のバランスに優れた石鹸だなと思いました。
成分は以下の通り。
石ケン素地、香料、乳脂(牛乳)、スクワラン、水、ステアリン酸、酸化チタン、EDTA-4Na
保湿性能と安全性で評価するなら、私のおすすめはティートリーモイストソープです。
次点、コスパ、性能、入手しやすさなどで総合的に評価するのであれば、牛乳石鹸赤箱がおすすめです。ただし、牛乳石鹸に配合されている「EDTA-4Na」には、人体や環境へのリスクが懸念されます。絹入りせっけんPLUS1とマイルドソープの「エチドロン酸4Na」も同様です。
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