春になると、街が明るくなる。空気がやわらぎ、光が増して、人の顔にもどこか期待のようなものが浮かぶ。でも私は、ずっと春が苦手だった。
理由は簡単。花粉症。
くしゃみ、鼻水、目のかゆみ。朝のメイクは一瞬で崩れ、仕事中もティッシュが手放せない。ぼんやりした頭で会議に出て、気づけば何を話していたか思い出せない。そんな春を、もう10年以上繰り返してきた。
「あれ? なんかラクかも」そんな小さな気づきから
去年の春、偶然始めたのがルイボスティーだった。カフェインレスで体にやさしい、という理由で夜寝る前に飲むようになったのだけど、しばらくしてふと気づいた。
「なんか、例年より花粉の症状がラクかも…?」
それは気のせいじゃなかった。調べてみると、ルイボスティーに含まれる**「フラボノイド」**という成分が、花粉によるアレルギー症状を和らげる可能性があるという。
このフラボノイド、体内のヒスタミンという“くしゃみ・鼻水の原因になる物質”の分泌を抑えてくれる作用があるらしい。特にルイボスには「ルテオリン」「ケルセチン」など、抗アレルギー作用が期待される成分が含まれていて、長く飲み続けることで体質改善にもつながるのだとか。

忙しい私にちょうどいい、続けられる「ケア」
30代になってから、体の変化を感じる場面が増えた。疲れが抜けにくかったり、肌が不安定だったり。だからこそ、**“負担なくできるケア”**がありがたい。ルイボスティーは、おしゃれなパッケージのものも多く、マグカップに入れて蒸らすだけで、心と体をじんわり温めてくれる。
仕事終わりの夜、お風呂上がりのリラックスタイムに、ふうっと息を吐きながらルイボスティーを飲む。その時間が、私の「1日のリセット」になっている。
ルイボスティーを通して、春を好きになれた気がする
今年の春は、鼻も目もそれほどつらくない。もちろん薬も使っているけれど、**「症状を抑えるだけじゃなく、体の中から整えていく」**という意識が持てたことで、気持ちが前向きになった。
ベランダから見える桜のつぼみ。朝の風の香り。今まで気づかなかった“春の心地よさ”を、やっと味わえるようになった気がする。
「春がつらい」と感じていた私へ
あの頃の私は、どうしても“我慢”が当たり前になっていた。でも、30代になった今だからこそ思う。無理をしないケアで、自分を少しずつ大切にすること。それが、毎日を変えていく第一歩なんだと。
そして、そのきっかけが、たった一杯のお茶だったというのは、ちょっと素敵な話じゃない?
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