
初めてパリ・オペラ座を観たのは、
20歳頃でしょうか・・・それ以来、オペラ座は、変わらず私の一番好きなバレエ団です。
さて、少し前になりますが・久しぶりにオペラ座を観に行ってまいりました。
演目一つは、「ジゼル」
ジゼルは、バレエの定番中の定番なので、いろいろなバレエ団のジゼルを観ておりますが、
ジゼルと言うのは、とてもシンプルなバレエなので、演者、演出によってかなり違う雰囲気になります。
私が観たのは、アルべヒトが二コラ・ル・リシュ、ジゼルは、クラレマリー・オスタ。
全盛期のパトリック・ドゥポンや、後年の素晴らしいマニュエル・ルグリを見て来たせいか、二コラは、いまいち線が薄いというか、今まで、ピンときませんでした。
ですが、彼もベテランとなって味が出てきたというか・
相変わらず線は薄いのですが、抑えめな表現に品があり、また、オペラ座で長年きちんとしたレッスンを受けて来た的確なテクニック。
やはり、他と全然違うと言う事を改めて、深く感じさせてくれました。
ちなみに、私が観たジゼルで、一番凄いと唸ったジゼルの演者は、日本の吉田都さんです。
もう一つの公演は、レパートリー。
十八番の白のバレエも素晴らしかったですが、
お目当ては、バレエを好きになったきっかけである演目「ボレロ」であります。
これも、いろいろなバレエ団の演者で観ておりますが、
今は亡き、ジョルジュ・ドンのボレロ以外、これは、と思うものに当たっていません。
そして、公演中。
私は薫りを感じたのです。
私は特に、フランスが好きというのでも何でもないのですが・
フランスにはなぜか、アートにしろ、文芸にしろ、匂いがあるように思うのです。
幼少時代の思い出や、昔のあの街・あの時・突然、薫りを感じる時って、ありませんか?
美と言うのは、いろいろなカテゴリーで、
化粧するというのも美ですし、
また、アートに触れると言うのも、美を追求するものと思っています。
(ちなみに、フランスの製品で、Ballet Novae Plus For Womanという猫のそれはとても可愛いボトルに入った香水があります。フローラルなガーリーな香り。ここの香水は、バレエをイメージしているどれも可愛い物ばかり。パリに行かれる機会のある方は、如何でしょうか?男性用もあり)
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