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減益の流れが止まらない ~人を声を軽視するKDDI 負のスパイラル~…

減益の流れが止まらない ~人を声を軽視するKDDI 負のスパイラル~…

減益の流れが止まらない ~人を声を軽視するKDDI 負のスパイラル~










2012-08-11 11:02:01NEW !



テーマ:わたしのチャレンジ





減益の流れが止まらない ~人を声を軽視するKDDI 負のスパイラル~
お久しぶりです。KDDI国際電話センターのオペレータ、丸井です。
一昨年2010年9月末の解雇、失業給付を受けながら毎週金曜の抗議行動、そして昨年7月からは生活するためのアルバイトを細々と続けてきました。
この1年間で3つの職場を渡り歩いています。ある時は首を切られ、ある時は過重労働、あるときは現場で働く人たちのストレスからくる虐めに遭いました。どの職場も忙しく離職が頻繁にあって常に人が足りず、どの職場も15分または30分以内の残業は切り捨て。
そんな職場と知っていて働きはじめたわけではありません。
悪い雇用の拡大を肌で感じています。だからこそ、10年半ものあいだ、契約更新を重ねて働いたKDDIグループでの有期労働契約や、非正規労働者差別の問題を解決する実例をつくらなくてはと
決意を新たにしています。
「雇う側と雇われる側の話し合いで何とかならないのか」
経営者の子である友人がずいぶん前に言っていました。
2005年頃、私も試しました。私の話を聞いてくれ、その場で資料を何枚もコピーして受け取ってくれた当時の上司はすぐに異動させられました。
次に私たちは、労働基準監督署へ参りました。通い続けました。過去2年分にちかい未払い賃金が、同じフロアで働いていた全員に支払われました。
そうしている一方で、先に派遣ユニオンに加入していた同僚と合流し2006年、約30人で労働組合「KDDIエボルバユニオン」を始動しました。
2007年には国会議員も多数参加した院内集会で私たちの労働条件について窮状を報告。
すると会社は、ユニオンの委員長を別室に呼んで「あなたの懲戒解雇を検討している」「名誉毀損であなたをうったえることもできる」などと言って1時間にわたり恫喝。その後幹部を1人ずつ呼んでおどしました。(これらは東京都労働委員会で、組合に介入する「不当労働行為」と認定されました。 2010年1月14日に救済命令が出されました。なんて時間のかかること!)
2008年、改正パート法施行の頃にはNHK・民放各局でKDDIエボルバユニオンが取り上げられました。
その年の7月末、KDDIは突然「国際オペレータ通話終了」を発表しました。一歩ずつ進み、声を上げてきた私たちを職場ごと亡き者にする計画です。それは同時に、KDDIが国から引継いで(なおかつ、たくさん利益を得て来た)世界中と日本が人の手でつながる「命綱」をなくす重大な決定でした。
2010年9月末、その計画は実行されました。日本は大きな命綱をひとつ失ったままです。
ニュージーランド地震で生き延びた日本人も東日本大震災で生き延びた外国人も「わたしは生きています」とすぐに家族に伝えることができませんでした。
そして、「引き続き国際電話をつながせて」という私たちの願いもKDDIは拒絶したままです。私たちの日常、私たちの生活がなぜ、なんのために奪われたのか説明もないままに。

KDDIは、国際オペレータの直接の雇用主ではないから団体交渉に応じる必要もなければ、責任もない、と考えているそうです。
私たちは2010年12月、KDDIらを東京地方裁判所に訴えています。裁判は続いています。
丸井美穂?@marui_mihoKDDI裁判は、1)待遇切り下げに抗してオペレータが作った労組を嫌悪したKDDIによる不当労働行為であり、2)今も必要な公的サービスの一方的廃止、3)7~36年働いたオペレータはじめとする有期契約労働の合理性を問うもの。#KDDI裁判#KDDI#save_JP0051
そして2010年10月1日から毎週金曜日、KDDI本社前などで抗議行動を行っています。以下は2012年8月3日、91回目の抗議行動のスピーチです。
………………………………
‥KDDIも
2010年度 au携帯事業は赤字に転落しました。2011年度 グループ全体で5%減益になったと言われています。
利用者や働く人たちの意見に耳を傾けずに特定の人たちに多額の配当をし続ける。こんなやり方で、来年2012年度決算でもおそらくこうした減益の流れは止まらないのではないかと思います。
どうかKDDIの経営陣のみなさん、一日も早く自分たちのあやまちに気づき、私たちのこうした訴え、auボイコットキャンペーンに参加された多くの利用者の方々の声に耳を傾けてまちがった経営政策を改めていただきたいと思います。
その日が実現するまで、私どもはこうした活動を続けて参ります。
私たちは、公共性の極めて高い国際オペレータ通話の復活を求めています。そしてその業務に従事して来たオペレータの方々の不当解雇を撤回しもとの職場に戻すことを求めています。
この要求が実現されるまで、私たちはこの活動を続けて参ります。
これまで多くの皆さんに支えていただいて本当にありがとうございます。今後ともご支援ご協力をお願いして、本日のお昼休みの宣伝行動を終了させていただきます。
2012年8月3日金曜日 KDDI本社前全国ユニオン
…………………………
利用者も働く人も大切にしない会社をだれが信頼するでしょう?人を切ったりして一時的な延命ができたとしても、減益が止まらない負のスパイラルは当然の報いではないでしょうか。
あなたの会社は大丈夫ですか。
日本はこのままで大丈夫ですか。








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