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未熟だった頃の話

未熟だった頃の話



美人で賢い上司に呼ばれていくと、新しい仕事をひとつ任せたいというお話でした。

自分は「利用者」として何度も経験しているけれど、最後の部屋探しはもう8年も前のこと。「提供者」としての経験は、国際オペレータとして10年半あります。とはいえ…

提供する商品が「いますぐつながる電話」という瞬間的なもの。今回は「住まい」という永続的なものです。

「みーまるさんは、なんでもできると認識しています。」

おお、うれしいお言葉。でも、大丈夫かしら?

私の作り笑顔を察した上司は、ゆっくりと話し始めました。「わたしがここで働き始めたとき、なあんにもわからなくて、ひとりぽつんと店番してたっていうの、お話しましたっけ?」

お店にいらしたお客様に乞われ、お部屋をご案内しに行った最初の日のことを話して下さいました。その中には、転ばぬ先の杖がたくさんあり、作業工程をシュミレーションできました。

しかも、今回のお客様はお店に取って大事な方。気心知れているとはいえ、それだけに気が抜けません。

新しい職場では、この美しくて賢い上司だけでなく、すべての先輩たちがいつも大事な情報を教えてくれます。「そこに初めて行った時、お客様と二人で迷っちゃった。1階にある○○のお店が目印よ」といったふうに。

後進の指導に自信がないという人はぜひ、自分が未熟だった頃の話をちょっとだけしてあげたら、それだけで後進の方は救われるはず。なにより、「今は立派なあなたにも、<初めて>があったんだ。乗り越えてきた物がいっぱいあったんだ」と知ることは、励みになるはずです。

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