
お店の方の仰るには50年代のフランス製、金具だけは今のものだということです。かれこれ十五年以上愛用。淡いサーモンピンクの貝殻でできたカメオで、大きさは涙形の部分が長さ2.1センチ。ごくちいさなものです。ほんとうに細かい細工で、器用なひとが居るものだなあと感心します。
これくらいささやかなものですと、日常にも使え、かつ細工がきれいなのでフォーマルでも昼の席であれば違和感がありません。ただ、コレクターズアイテムと呼んでさしつかえのない時代のものですから、何十年後かわたしが死んだ後にまた使うひとが出るだろうことを考えて、無くさぬよう壊さぬよう、他のアクセサリーより気を使います。なので、使いやすい割には出番は控えめ。
お気に入りのアクセサリーはたくさんあります。なかでも、アイヌ彫刻の美しいペンダント、ロシアの白樺細工のブローチなど、特に好きなものは「人の手が入ったもの」「伝統的な細工」であることが共通しています。この耳飾もそうですね。
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