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化粧筆:【コラボ企画】筆を洗う温度 (再び)

化粧筆:【コラボ企画】筆を洗う温度 (再び)

RUKIAさんのまとめ記事 .
○【コラボ企画】メイクをしないアラサー男子が化粧筆の正しいケアを化学的に検証してみた
  →https://beautist.cosme.net/article/341468

のコメント欄でのやりとりから

キトキトさん、こんにちは!良い勉強になりました!ぬるま湯の温度は50℃だと高過ぎると思います。『動物毛のキューティクル』は30℃を超えると温度が上がるにつれ剥がれやすくなります。ウール等デリケート繊維を洗濯する際の水温が30~40℃推奨なのはこのためです。シャンプーの濯ぎ水の温度も40℃以下です。.


○筆を洗う温度について

RUKIAさんより、50度だと高すぎるとの指摘がありました。

この温度については改めてお断りさせていただきますが、
白鳳堂としての公式見解ではなく、
私が無理無理、聞き出して、引き出した温度だということをご理解下さい。

実際に何度ぐらいかと伺った時には、
40度ぐらいを言われていました。

ただ、その言葉の裏に、もう少し高い温度でも大丈夫なのだけど・・・・
といったニュアンスが感じられました。
その温度を伝えてしまうとやけどなどいろいろ問題が起こる可能性がある。
そのため、公式には40度ぐらいと伝えているという印象でした。

汚れをキチンと落とすことを第一の目的としたい。
やけどは自分で責任を持つということを伝えて、
やっと、50度という数字が出てきました。

思いもかけない高い温度に、
その温度でも傷みはないと思っていいですか? の問いに、
「大丈夫です」 とのはっきりしたお答えでした。
「結構、高い温度でも大丈夫なんですね」の質問に、
「意外に、大丈夫なんですよ・・・」

そんな会話がかわされました。

これは私のあくまで印象ですが、
筆の温度の耐性試験をしているような気がしました。
試験をされているのか聞くと、口ごもられてしまいそうだったのでやめましたが(笑)

そこで、獣毛には、一般的に考えられる以上に、
熱に対する耐性があるのではないかと思ったのです。

その部分の説明はうまくできませんが、
人毛とは違う、野生の動物が持つ独特の強さのようなものが、
備わっているのかな・・・と。(イメージですみません)

あるいは、毛の品質管理が、かなり厳しくされているようで、
そのあたりのところから、熱にも強い選び抜かれた毛が使われているとか??

(本日、デパートの出店で、他社の熊野筆が出ているのを見ましたが、
 全くの毛質の違いにびっくりしました。 ここまで違うのか・・・と)


ということで、RUKIAさんが説明された
『動物毛のキューティクル』は30℃を超えると温度が上がるにつれ剥がれやすくなる
という一般的な性質は性質として理解しつつも、
私は、自分で問い合わせて確認した印象から、
50度で洗っても大丈夫だろうという判断をしているので、
また、今度洗う時は、50度ぐらいで洗うと思います。

今のところ、肉眼的には、影響はみられないようです。
と言っても、始めての洗浄なので、
お店の方に確認していただいた限りでは、問題ないというお済みつきをいただいています。

ただ、RUKIAさんがお持ちの、マイクロスコープで、
beforeとafterを温度を変えて見てみると
比較ができるかもしれません・・・・(笑)

ということで、今回のように、いろいろな情報を総合的に寄せていただき、
それを自分で消化して、その先は、それぞれの自己責任で、
判断するということなのかなと思っております。


誤解のないように、この記事をご覧になられている方に、
再度、お断りさせていたきますが、
白鳳堂では、50度という温度を、正式に言われているわけではないというこは、
ご理解いただきたいと思います。

あとは、ご自身で判断していただければと思います。

【参考】
  ○化粧筆:【白鳳堂】筆を洗う「温度」の謎  ぬるま湯って? 
             HP・しおりと店頭で違う? 
    →https://beautist.cosme.net/article/335656


【コメント】
キトキトさん100人以上のメンバーにお気に入り登録されていますがコメント'12/10/29 18:27
>RUKIAさま すごい考察です!価格の高騰とつながったことに膝を打ちましたが、魚と同じで養殖と天然という供給法の違いがあるのですね。熊野筆は他との違いを聞くと、毛を厳選している。というのですが、どう厳選しているかを説明されないのでわかりませんでした。こういうことだったのかなと理解しました。.
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. RUKIAさん50人以上のメンバーにお気に入り登録されていますがコメント'12/10/27 13:54
価格が高騰するということは、野生動物の毛を原料としているのでしょうね。それならば筆を洗う温度が少し高くても大丈夫そうですね。つまり、養殖で育った人工生育の動物の毛を原料とする量産品の筆は『比較的弱い』のだと思います。ご使用の白鳳堂の化粧筆は、どちらかというと前者ですよね。だから熱に強いのでしょう。.
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. キトキトさん100人以上のメンバーにお気に入り登録されていますがコメント'12/10/27 3:34
続)毛の調達が困難になったからと聞いていましたが、こうした品質を揃えるということも影響しているのかもと思うと納得です。化粧筆一つで、とてもスケールの大きな話になりました。 .
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. キトキトさん100人以上のメンバーにお気に入り登録されていますがコメント'12/10/27 3:33
>RUKIAさま Oh!コメントが(笑) なるほど・・・生育地の違いによるキューティクルの厚さの差。ふむふむ。個人的にこういうやり取りは好きです。そんな細かいことまでと思われる方もいるかもしれませんが(笑)今年の4月ぐらいに大幅に筆のお値段が上がりました。(続).
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. RUKIAさん50人以上のメンバーにお気に入り登録されていますがコメント'12/10/27 2:08
続き>熱帯雨林や砂漠地帯といった高温地帯で育った天然生育の動物の毛なのかなぁと推察します。こればかりは、メーカー毎に差が出そうですね。.
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. RUKIAさん50人以上のメンバーにお気に入り登録されていますがコメント'12/10/27 2:04
続き>このキューティクルの厚み、化粧筆の原料となる動物の原産地や生育状況によってかなり差が出ます。温室育ちでヌクヌクとストレスフリーで育った動物の毛はキューティクルの厚みが薄く、寒暖差が激しいなど厳しい自然環境で育った動物の毛は厚くなる傾向があります。今回のような高温での洗浄に適した獣毛は>続く.
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. RUKIAさん50人以上のメンバーにお気に入り登録されていますがコメント'12/10/27 1:59
温度についてですが、人間の毛髪と他の哺乳類の毛髪とではキューティクルの層の数が違います。例えば羊の毛はキューティクルが1層しか無いですし、その他の動物では3~10層程度までと様々です。そのうち、人間の髪では6~8層あると言われています。更にキューティクルの厚みにも差があります。>続く.



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