
ふだんは、あまり買わないのですが、タイトルにひかれて、購入しました。
作家の光野 桃さん(みつの もも)が、
若い時のファションが、自分と他者を厳然と区別するものなら、大人のファションは他者の間に入っていき「くつろぎ」を与えるもの。自己主張のかっことさから、「それ素敵ですね」とお互いに声をかけあえる、そんなファションでありたい。私自身もかつて着るのは黒ばかりでしたが、今は天然素材のピンク色も着ます。
茨木のり子さんの詩の一節、「年老いても咲きたての薔薇柔らかく 外にむかってひらかれるのこそ難しい」という表現が好きです。はにかみながらもおしゃれをしている、というのが大人のいい感じではないかと思っています。
もう、首が縦にふりっぱなしでした。
あー、私もこういう大人のいい感じというおしゃれを目指したいと、感じました。
他に、モデルのアンヌさんは、実にスカートやタンクトップ、フリルや派手な柄は若いうちだけ、と決めてしまうのは女性としてあまりにももったいない。中略
何より人生経験という財産が女性を引き立ててくれるので、笑顔で背筋を伸ばして、自分の生活に自信を持ったとき、洋服は素敵に着られていると思います。
妙に一人で納得してしまいました。
毎日、小さなことでも良いから目標を持ち、努力をして、自分の糧を増やして、それが自信につながって行く。
ここでの、皆さんとの繋がりも、大切な私の財産となっていくと思います。
そして、いつも笑顔で、しゃんと背筋を伸ばして、前を見て歩いていけたらいいなと思いました。
素敵な本に出合えました。
ranmaruさん