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遺伝子コスメ:(1)シスレーのスプレミヤから遺伝子コスメを考える(3年前のこと)

遺伝子コスメ:(1)シスレーのスプレミヤから遺伝子コスメを考える(3年前のこと)

2009年  「遺伝子コスメ」という言葉が登場しました。.

私が、この言葉を知ったのは、
利用した旅館のエステがシスレーで、
ここから新製品が発売され、
それが、「遺伝子コスメ」だということでした。


   遺伝子に働きかけるコスメ

 
どういうこと?
化粧品が遺伝子に働きかけちゃったら、まずいでしょ。


■化粧品が遺伝子に働きかけていいの?
遺伝子に働きかけるということは、
遺伝子情報を変えるってことじゃない?
遺伝子のアミノ酸配列を変える。
そのように理解してしまいます。

でも、化粧品でそんなことはできるわけがありません。

『遺伝子に働きかける』という表現。
マーケティング的に使われている言葉なんだろうと理解しました。

美容業界、お得意のマーケティング用語、
セルライトなんて存在しないものまで作り上げて、
商品を売ろうとする業界の体質。
とうとう、こんな表現まで使うようになっちゃったのね。
ある意味、美容業界のあざとさみたいなものを感じてしまったのでした。

こんなキャッチで、利用者をごまかそうとしているのかしら?
こういう謳い文句に、興味を持ちそうな人に向けて、
いろいろ考えたものね・・・
でも、私はごまかされないわ・・・って(笑)


遺伝子コスメと聞いて、一般的には、
何を想像するでしょうか?

遺伝子組み換えとまでは、考えないのかしら?


■化粧品業界が考える遺伝子コスメとは?
化粧品業界では、どういう作用を、「遺伝子コスメ」と
説明しているのでしょう?
その作用を調べてみたのですが、よくわかりませんでした。
当時は、それに関する情報をみつけることができませんでした。


■スプレミヤ コスメ大賞受賞
そのうち、スプレミヤはいくつかのコスメ大賞を獲得という情報を
目にするようになりました。

8万円近い美容液です。
このお値段のものを、どれだけの人が使えるでしょうか?
どんな方がいいと言って、受賞につながったのかしら?
と思って、その賞を見ると、
美容家さんやプロが選ぶベストコスメ大賞だったということで納得。
まあ、プロの方なら、お仕事柄、この高価格帯商品でも、
使ってみるのでしょうから・・・

それにしても、普通はこんな価格帯の商品を、使える人は、
ごくひとにぎりのはずです。
それを考えると、スプレミヤをイチオシされても・・・・
という印象は否めません。
プロだから使えるアイテムなのであって・・・

そう考えると、絶対に「読者が選ぶ」といった
受賞の対象にはなりえないアイテムだと思われます。


■ファッション美容雑誌 編集長のブログを見て・・・ 
シスレーのエステを受けたあと、
このエステを受けた人は、どんな感想を持ったのかしら・・・
と思って、探っていたら、
メンズクラブの編集長さんが、シスレーでエステを受けた様子を、
ブログにされていました。


ふふといえばシスレー

ちょっと、いや、かなり辛辣なことを言わせていただきます。

チャライブログ・・・という印象を持ってしまいました。
しかし、これは自己演出的な部分もあると思われますので、いいとして・・・
ただ、そこに書かれていた内容で唖然としてしまったことがありました。

旅館に泊まり、宿泊先のシスレーでエステを受ける予約をしていたところ、
おそらく広報担当者と思われる方から、
シスレーのキットとともに、コメント付きの説明書が添えられ、
お手紙も届いていたということが書かれています。

そんなことを、編集長という立場で、
堂々とブログに書いてしまっていいのかしら? 
という心配をこちらがしてしまいました。

これを見た読み手が、どんなことを考えるのか・・・・
そういうことを、編集長というお立場でお考えにはならないのかしら?って。

私がこの記事を見て思ったのは・・・

「なるほど・・・・
 こうして、化粧品メーカーから、サンプルなどが、
 編集長さんなどに、届けられているわけね。
 (ご丁寧に、「またまた」って書いてあるし。)
 そうして、メーカーさんは、あわよくば記事にしてもらおうというわけね。」

「ということは、美容家さんなど、プロの方にも、
 当然、スプレミヤなどの高額アイテムが届いているのだろうな」

ということを想像させられてしまいました。

「だから、8万円もする美容乳液が、
 プロの間で支持され、ランキングに上がるということなのかも・・・」

これは、あくまでそのブログから、私が想像したことです。
そんなことはないのかもしれません。
でも、そうでなかったとしても、
美容界の裏事情みたいなものを、こうしたことから想像させてしまう
内容であるということに、気づくことができないのかしら?

そういう方が、ファッション誌の編集長をされている業界なのね。
美容ファッション業界に対する偏見の眼を深めてしまった出来事でした。

そして、美容雑誌の内容は、広告で成り立っている世界。
広告を出してもらえるメーカーが取り上げられている。
そんな見方をするようになったきっかけでもあります。

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【追記】2015.8.1
この当時、メーカーが美容家や編集部なのどに、商品提供されているということは、
知り合いに関係者がいたので、知っていました。
しかし、知ってはいても、それは、あまり公言してはいけない・・・・
という認識を持っていました。
そこにかかわる編集長自ら、それを匂わしてしまうのはいかがなものか・・・
と思わされていました。

また、このブログは、あらたな形の広告出稿を模索をしている。
ということも見てとれました。

時を経て、その手法は確立され、利益を上げ、
経済オンラインニュースにも取り上げられていることを、最近知りました。

その間、世の中も芸能人のステマ問題など取りだたされてから、
記事広告という手法も一般の人たちにも認識されるようになりなりました。
実際にファッション誌、美容雑誌は、記事広告で溢れています。

そんな中、新たな形で編集長発信、編集部発信というスタイルが登場。
(しかし、それが腕のせ所でもありますが)
明らかいこれ、広告でしょとわかるものもありますが、微妙なものも・・・
となると、信頼性が逆にゆらいていくような気も・・・
いろいいろ思うことが・・・・

密かに注目していた男性ファション誌編集長が @beautistに登場
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広報のお仕事というのは、このように、
あの手、この手を使って、自社製品を取り上げてもらうべく、
アプローチをするものであることは理解できます。
それは、その方たちのお仕事なので、悪いことだとは思いません。

しかし、それを取り上げる立場の方が、
何かそうしたことを憶測をさせてしまうようなことを、
配慮せず公に書いてしまうことに、
業界全体の未熟さのようなものまで、感じさせられてしまったのでした。


そんなわけで、遺伝子コスメの実態も、
きっとマーケ用語なんでしょ・・・と思ってしまい、
それ以上、知りたいと思わなくなりました。


あれから、3年・・・

コスメに興味がなかった私が、なぜか美ログなんて始めています。
そして、ふと思い出していました。

そういえば、あの「遺伝子コスメ」っていったいなんだったのかしら?

機会があったら、シスレーのカウンターで聞いてみたい
と思っていたところに、
サンプルをいただけるというお葉書が舞い込んできたのでした。

ナイスタイミングと、のこのこと出かけて行ったのでした。


その時の記事が、こちら

  ○カウンター:【シスレー】旅館アメニティーで使っていたなじみのあるブランド
     

遺伝子コスメについて伺ったあと、また興味が出てきて、
再度、遺伝子コスメについて調べてみました。

3年前とは、随分、様相が変わっていました。
遺伝子コスメについても、詳しく語られるようになっています。


改めて、調べてみた「遺伝子コスメ」について、
追って紹介したいと思います。

続く・・・・

【関連】シスレー
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■遺伝子コスメについて
遺伝子コスメ:(1)シスレーのスプレミヤから遺伝子コスメを考える(3年前)
遺伝子コスメ:(2)シスレーのスプレミヤから遺伝子コスメを考える(3年後の今)
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■カウンターめぐり
カウンター:【シスレー】旅館アメニティーで使っていたなじみのあるブランド
シスレー:【カウンター巡り】3ヶ所巡ってみた


■シスレーのイメージや美容理論
【シスレー】のイメージ フィトコスメトロジー(植物美容学)って?
【シスレー】との出会いと、香りの感じ方の変化

■アイテム使用感
【シスレー】を代表する「エコロジカルコンパウンド」を使ってみました
【シスレー】スプレミヤを使いました!
シスレー:「ブラックローズクリームマスク」「シスレイヤー」の使用感

■効果
お肌診断:過去最高のバランス! 理由がわかっても喜べないのは・・


【コメント】
● キトキトさんがコメント'13/1/17 16:48
>korokorochanさん もしかすると高額アイテムの存在意義は、うちのブランドはこんな価格帯のものがあるんだぞという見せアイテムなのかもしれませんね。ホテルのお部屋の価格がランクを示すように、ブランドのランクをアピールするような。だから常用する人がいなくても存在することに価値があるのかも。プロとブランドの関係って、あるんだろうなという想像はされますし、どこの業界にもあることだと思います。みんななんとなくわかっているけど、見て見ぬふりして大人の対応をしているのに、編集長がそれを匂わせちゃダメでしょって(笑)

● korokorochanさんがコメント'13/1/17 10:56
高額なお化粧品の購入層が一部の美容家やプロなのは、雑誌などでもなんとなくわかりますね。同じ方が別の雑誌では他の高価格帯のお化粧品を取り上げていらっしゃる。いいものもあると思いますが、一定のブランドに偏っているような気もします。公平に判断できるのは自分自身と一般の顧客でしょうね。

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