
羽生結弦 花になれ Ex
2013/1/24 20:45
メダリストオンアイス2012 解説なし・生歌バージョン
動画主様、お借り致します。
名古屋フィギュアスケートフェスティバル 2013 山田満知子先生解説バージョン
シンガーソングライター指田郁也さんとのコラボだそうです(振付:宮本賢二)。
ストレートに歌詞とシンクロした振り付けがとても多いので、見ているだけで、歌詞がすっと入って来ます。
英訳を付けて下さっている方がいました。なんて素晴らしい。
To the owner, many thanks in advance for letting me link your video to my blog.
NHK杯 解説なし・英訳付き
シンプルで美しい歌詞で、英語で読むとまた別の味わいがありますね。
羽生選手は、曲の柔らかい所、悲しい所、元気の出る所など、一つひとつのフレーズを繊細に表現しているので、たとえ翻訳がなくても、表現は伝わると思います。
音を消して身体の使い方だけ見てみても、流れに乗ったり、溜めを作って揺れを表現したり、軽やかに跳ねて踊ったり、力強さを出したり、と様々な動きを使い分けているので、身体の動きだけで曲の緩急、リズムの変化、ストーリー性が感じられます。
演技の構成は、
1. フリップジャンプ(連続ターンから入る)
2. トリプルアクセル(アウトエッジのスプレッドイーグルから入ってハーフループで出る)
3. スピン(フライングキャメル、アップワード、サイドウェイズのドーナツ、アップライトのクロスビハインド)
4. トリプルトウループ(レイバックイナバウアーと連続ターンから)
5.ステップシークエンス
(スプリットジャンプ)
6.スピン(バタフライからフライングなしで左足のキャメル、シット、足替え、シットフォワードのパンケーキ、(アップライトのクロスビハインド))
だと思います。
3分半に要素が6つという、競技用プログラムよりも、かなりゆとりのある構成になっています。その分、一つひとつのフレーズの表現により細やかに神経が行き届いていると思います。姿勢や腕の使い方も、演技中ずっと、基本に忠実なポジションで踊れていて、とても美しいと思いました(特に名古屋フェス)。
また、観客とのコミュニケーションもたっぷりと取っています。アイコンタクトが本当に多いし、リンクぎりぎりまで行って、歌いながら語りかけています(特に名古屋フェス)。
演技要素では、【2.トリプルアクセル】で、イーグルで腕の振り付けでしっかりと魅せてから、大きなジャンプを跳んで、降りたその足でハーフループをフワッと跳んでいるところが、ツボでした(ハーフループは名古屋フェスで綺麗に入っています)。ジャンプと表現が一体化しています。
【3.スピン】の「クロスビハインド」という立った姿勢で足を後ろに交差させるスピンも、「僕たちの花になれる」という歌詞のところで、ちょうど花のように見えて綺麗でした(メダリストオンアイスで最も綺麗に入っています)。これを見て、羽生選手のレイバックスピンも見てみたくなりました。
【5.ステップシークエンス】の後の「スプリットジャンプ」という開脚ジャンプも、高くて空中姿勢が綺麗だなと思いました。このジャンプの入り方は、フリップジャンプと同じみたいです。
イギリスの解説者がNHK杯の時、こうした叙情的な曲とショートプログラムのブルースを演じ分けるのを見て、versatilityがある(表現分野の幅が広い)と言っていました。本当にそうですね。
「表現力」って、まず気持ちがあることが大切だと思いますが、それだけではなく、一つひとつの音を感じる力と、それを踊りとして形にするダンス・スキルがないと、人に伝わるような表現はできないので、全て持っている羽生選手は、本当にすごいなと思います。
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