
初歌舞伎!麻衣ちゃんと行ってきました。
(麻衣ちゃんしか友達いねえのかよ!ということは胸にしまっておいて下さい)
今回は帰国前から麻衣ちゃんに頼んでチケットを取って貰っていて
この日を心待ちにしていました…念願の歌舞伎…演目は怪談乳房榎。
美しいものがみたい → 伝統芸能が見たい → 歌舞伎?
女形がみたい → 坂東玉三郎がみたい → 高い (敷居も高い)
初心者向けの歌舞伎でいい → 初心者向け女形 → 七之助?
そんなかんじで超安易に歌舞伎の世界に入ってきました。
いまの時代はこのくらい気軽に考えてサクッと観に行かないと
伝統芸能はいずれ消えてしまうのではないか思うので学校行事に歌舞伎観劇がない
学校の子とか20代の若者にも映画館の感覚で是非観に行って貰いたいです。
(私も高校時代よしもと新喜劇に通わず歌舞伎座に通えば良かったなって…)
(1500円もする)パンフレットを読んだら…
『赤坂大歌舞伎は初めてご覧になる方にもわかりやすいようにをコンセプトに中村勘三郎さんと始めたー』
そういう方たちにも歌舞伎を好きになって欲しいといつも父が願っていたので、
と七之助も言っていて、私なんか完全なる勘三郎さんの思惑通りのカモネギ客で
亡くなって尚残る仕事が出来るって凄い人だな、と本当に思いました…泣ける…
"音声ガイド" の貸し出し(有料)があったから言葉とかも能とか狂言みたいな
何言ってるか分からないんだろうな…と思ってあらすじ読んでから行ったら、
完全に『高級版・吉本新喜劇』状態でナチュラルにおもしろかったです。
マジで無知識の初心者なのでネットで役者の人気ランクも調べたのですが、
『七之助は美しいが女形としてまだまだレベル』
『勘九郎は当然のごとく上手い役者』
『獅童が人気役者なのも当然のこと』
…歌舞伎ツウの人たちの間ではそんなかんじの位置づけみたいで
(あと片岡仁左衛門さんが圧倒的超絶人気だということが分かった)
『歌舞伎の世界は「アタリ」に生まれる "典型的歌舞伎顔" の役者さんとその他』
みたいに思い込んでいたので七之助がそこまで圧倒的じゃないことと、
何より勘九郎が人気役者で上手いということが信じられなかったのですが
やっぱりなに事も実際に体験しないとダメですね…
中村勘九郎…最高だぜ…!!
勿論、獅童も上手かったし悪役だったので激しい見せ場も多かったのですが、
主役で一人三役を演じる勘九郎の噂の早替え(早着替え+演じ分け)が震えるほど素晴らしかった…?; ;
下男のお人好しで抜けた男・正助?を演じるときの馬鹿丸出しの演技のおもしろさ、
主役の菱川重信?の少し下男とかぶる生前の慌ただしい人柄と幽霊として現れる激しい演技の演じ分け、
そして何より興奮したのが アホの正助?VS?悪人の三次?の一人二役で顔をみせず数人の役者さんと
一瞬で交代したり、したかと思わせといて奇跡的早替えで自分で演じていたり、メタ的に演じてみたり(笑)
と観客を楽しませることを完全に分かっているまさにエンターテイナーだなと思いました。
歌舞伎役者ってすごいよ!!きっと海老蔵なんかはファンがアレを容認してしまうぐらい凄いんだろうな…
七之助は圧倒的に美しい女形だったのですが、脇を固める下女のババア達を演じていた
ベテランの役者さんたちの本物のおばさんみたいな演技には全然かないませんでした。
手の仕草は女性らしかったのですが "話し方のクセ" と "歩き方" が完全にオカマでした。笑
ラストの方で 獅童演じる?レイパー殺人犯・磯貝浪江?から身を隠して乳房榎用竹筒屋w
をやりながら、重信の妻・お関(七之助)?には他人に預けると言っておいて滝壺に落として殺せと
脅されていた主役の重信と七之助の子・真与太郎を実はひっそりと育てていた下男の正助が
レイパーナミエさんに偶然みつかってしまうのですが、お関?のいとこの?武士・松井三郎?が
自分の父親の敵でもある?レイパーナミエさん に真与太郎&正助と共にダブル敵討ちを
して幕引きなのですが、松井三郎を演じていた片岡亀蔵さんはやはりベテランの巧さで
ところどころしか登場していないのに渋くて魅力的で華がありました、格好よかった。
勘九郎の超おもしろ演技が忘れられない…もう一回みたい… ; ;
以下、ミーハー画像↓
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