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L'Artisan Perfume-最新フレグランス「CALIGNA」を逸早く体験☆…

L'Artisan Perfume-最新フレグランス「CALIGNA」を逸早く体験☆…


先週の桜満開の土曜の夜。。。

ラルチザンパフューム表参道本店にて、
この春新たにお目見えするフレグランスの新作発表会が行われました。


招待客は15人程度とかなりの少人数。
とても貴重なイベントに参加させていただいたのだとわかり、
私も発表会の最初から最後までしっかりと新作フレグランスについてお聞きして参りました。

4月24日から先行発売となるラルチザンパフュームの新作フレグランス「CALIGNA(カリーニャ)」。





「CALIGNA」とは、
南フランス、プロヴァンスの方言で「求愛」を意味します。

「求愛」という言葉を聞くと、凄く情熱的なイメージですよね。
ですが、パッケージカラーやデザイン、そして香りからはそのイメージを良い意味で裏切られたと感じるくらい洗練された輝きに満ちた、まさにこれからの季節にふさわしいフレッシュな香りが広がります。
今回の発表会では、
この「CALIGNA 」の生みの親である調香師 ドラ バグリッシュ アルノさんが来日され、なんと直接この香りの完成までのエピソードなどをお話し頂けるという絶好の機会となりました!


発表イベントが始まる前に店内の雰囲気を楽しんでいた際、
今回の司会進行をされたPR担当の青木さんとお話しさせていただくことが出来ました。


ラルチザンパフュームのBlogも書かれている青木さん。

☆ラルチザンパフュームの庭(blog)
http://lartisanparfumeurjp.blogspot.jp/

Blogの文章と写真がとても素敵でラルチザンの世界観そのままの詩的な表現が美しいんですよ~!
読んでいていつも「どんな方が書いているのだろう」と、とても気になっていたのですがこの度お話させて頂くことが出来ました!


さらには、私が青木さんのBlog記事に対してよく「いいね!」を押してるのを知って下さっていたのでちょっと嬉しかったです(笑)



さて、そんな和やかな歓談から始まり、
調香師ドラさんとPR青木さん(この日は新作CALIGNAにふさわしい真っ白なワンピースでとても素敵でした!)によるインタビュー形式の対談がスタート・・・


2012年より、
ラルチザンパフュームはフレグランスの故郷グラースへと回帰したコレクション「グラースコレクション」を発表してきました。
そのコレクションの世界観に新たに仲間入りしたこの「CALIGNA」は、ラルチザンと調香師ドラさんが手を組むことにより、今までのコレクションにはなかった新たな風を送り込んだようなフレグランスとなったそうです。

このフレグランスで表現された新たな試み・・・・
それは、通常フレグランスではメインとして使用されることのない「クラリセージ」に着目し、世界で初めてメインノートとして使用したことだそうです。

じつはこのクラリセージという植物、グラースの土地ではごく一般的に見られるハーブなんだとか。
まさにグラースを象徴する植物であるにもかかわらず、これまで着目されていなかったこのクラリセージをあえてセレクトしたドラさん。さすがの発想力です!

このクラリセージをメインに、
トップノートにはマンダリンや木の葉、ローズの蕾を感じる香りが漂います。

ミドルノートには、ドラさんが自らグラースの地で出会った旅の思い出の香りを再現した「ジャスミンマーマレード」アコードを用いています。

このアコード、
グラースの有名なレストランで食べたという「ジャスミンマーマレード」というデザートのあまりの美味しさからインスパイアされたそう!

実は今回、香りの構成をより分かりやすいように各ノートでメインとなる香りだけを単体でテスティングさせて頂くことが出来ました。
「ジャスミンマーマレード」アコードは、単体だととっても可愛らしい香り!
オレンジマンダリンジュースに漬けたジャスミンの香りに、焦がしキャラメルの香りがとってもフルーティーでまさにデザートを髣髴させるような爽やかでフレッシュな香りでした。

単体だとフルーティーなのに「CALIGNA」としてまとまるとその可愛らしさが良い具合にビターの香りと合わさり、センシュアルで大人の表情になるのがビックリです。

そのビターさを与えているのが地中海沿岸の低地地帯を原産とするレンティスク(乳香樹)の香りなんだとか・・・
ホントに相反する香りとも思える二つを掛け合わせることで、よりまとまりのある香りになるのが驚きでした。
さすが経験の成せる調香なんだなぁと実感しました。


そして、ベースノート。
こちらも、フレグランスでは初使用のオークチップ(ワインの製造で使用されるアレです笑)を、ブランデーに浸して抽出した香りを採用。
ウッディーな中にもバニラのようなクリーミーさがあり、
先ほどのミドルノートのフルーティーさがまたさらに落ち着いた大人の官能的な香りへ移ろい行きます。


こうしてトップからベースまでの香りの流れを思い出す限り書いてまいりましたが、ドラさんはこの香りをまとめるために8ヶ月の歳月を要したそうです!


グラースを何度も赴き、その旅先で出会ったクラリセージやジャスミンマーマレード。そこから香りの旅も始まり、フルーティ、スモーキー、スパイシー、ウッディーといった色々な側面が感じられる多面的な香りはまさにドラさんが過ごしたグラースでの一日をあらわした香りです。


一貫しているのはやはりクラリセージの存在感で、
それによりグラースの情景をその地にまだ行ったことのない私たちにも想像させてくれる香りにまとまっているのだということがお話しと香りのテスティングで納得できました。


このフレグランス、ラルチザンでは珍しくミューズが存在します。
「CALIGNA」の顔となったミューズは伝統舞踊ダンサー「ギュドラン・ゲスキエール」。


アメリカ人フォトグラファー「マイケル・ジェームス・オーブリエン」が撮影したギュドランの写真は本当に光のような存在感をあらわしてると思います。
「CALIGNA」の光の輝き、‘求愛’を意味するこの言葉のような官能的な美しさと存在感を感じます。

また、
注目すべきはその香りだけにあらず、
なんと言ってもそのテーマカラーとパッケージデザインではないでしょうか!


今までのラルチザンのフレグランスのパッケージは黒地に各フレグランスのテーマカラーのラインが配色されているのが定番とのことですが、この「CALIGNA」にいたってはパッケージが淡いブルーがかったシルバーペーパーを採用。
 
しかもその質感も上質で、今回のテーマとしてラルチザンが大切にする「光・輝き」といった部分をしっかり表現しています。

見た目も香りもこの日のイベントですっかり虜の私です笑。
来月の先行発売が待ち遠しい!

今愛用している「Fleur de Liane(フルール ド リアン)」のフレグランスと重ねても絶対合う!と既に確信しているくらいです笑。

ところで、
調香師のドラさんは今回の来日が初めてとのことでした。

初めての来日がちょうど満開の桜の季節だったので、
早速桜の花の香りや和菓子(なんとパリにもトラヤがあり、和菓子が大好きなんだとか!)からインスパイアされたとおっしゃっていました!

今後是非、日本でのこの旅の思い出の香りをカタチにしてほしいですよね~。

ドラさん、期待しております!

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