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意地悪する女、意地悪される女

意地悪する女、意地悪される女



私はNHKの「大草原の小さな家」が大好きで、放送日が楽しみだった
ローラやメアリー姉妹はもちろんだけど
厳しい自然から家族を守る強くて頼りになるとうさん、優しいかあさん
このふたりが理想の父親、母親で本当にステキだった

生活は貧しいけれど、心豊かな生活を送る一家は
ユーモアに溢れ、誇りも失わず、理想の家族だった
見栄っぱりで意地悪な雑貨屋のオルソン夫人と
その娘のネリーのいじわるにイライラしても
ローラがやり返す場面だと胸がスカッとしたりして、とても面白かった


このドラマでのネリーの意地悪は筋金入りだった
お金持ちで美人なのを鼻にかけて自分の思い通りにならないと
母親にいいつけて母娘でローラに意地悪をするドラマのトラブルメーカー
それは見ているこちらまで悔しくなるほどだった

たいがいのおとぎ話や少女小説には意地悪な女が出てきて
ヒロインをいじめることで物語が成立する
見ている者はその意地悪女を憎み、いじめられているヒロインに同情して
ヒロインの幸せを必死で願うのである

しかし、この意地悪女はあくまでもヒロインの引き立て役なのだ
いじめられる女を輝かせるためだけに存在している

これはドラマの中だけではない
現実の世界でも、意地悪女は憎まれ
我々は意地悪される女を愛するものである

シンデレラの継母と2人のお姉さんのあまりにも分かりやすい意地悪は
シンデレラの美しさと聡明さを際だたせていましたね
『意地悪な女の醜さ』
を、これほど浮き彫りするお話は他にないような気がします

学校でも会社でも、誰かが意地悪されているシーンを思い浮かべると
周りにいる者は意地悪されている者に同情し
意地悪している性悪女に醜さを見るから
結局は意地悪されている者が勝者になる可能性が高いのだ







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コメント(4件)

  • ◆sachiranさん◆ローラのとうさんがバイオリンを弾いて、家族がダンスする場面、いいよねえ、こっちまで楽しくなったもの。陽気なおひげのエドワードさんも好きだったなあ。オルソン夫人は意地悪だったけど、どこか抜けてるとこもあって憎みきれないキャラだったし、思い出すとキリがないね。

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    2011/10/12 00:44

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  • ◆MAEMAE☆さん◆私もそう思う。女の嫉妬には美が絡むことがあるから、そこから意地悪が発生することは容易に考えられますね。相手の美しさに嫉妬した意地悪もあるしね。そしてそういう意地悪をする女性は、絶対に醜く映りますね

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    2011/10/12 00:31

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  • こんばんは☆さっきから多数コメントしてしまっています…。お忙しいでしょうからどうぞスルーしてください。あまりに懐かしくてまたコメントしてしまいました。私はローラのお父さんが大好きでした。
    この物語、人のいい登場人物が多かっただけに、意地悪役は目立っていましたよね。時に涙した記憶があります。

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    2011/10/11 22:52

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  • いじめ問題と似てますよね。いつも思うのですが何をきっかけに加害者と被害者が生まれるのでしょうか・・・もちろん悪いには加害者ですが、一部の事例には被害者にも若干の原因があるように思います。でも根幹にあるのは、「女の嫉妬心」でしょうね(笑)

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    2011/10/11 21:13

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