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GUERLAIN FS[ラール エ ラ マティエール]vol.1:フレグランス編。

GUERLAIN FS[ラール エ ラ マティエール]vol.1:フレグランス編。

先日、初めてGUERLAINのフレグランスセミナーに行きましたので
そのレポートとして、記事に残しておきたいと思います。

分不相応にも、清水買い(笑)
でも参加前は正直、不安でいっぱいだったのですが、今となっては
「この価格以上の価値があった!!」と大満足なのです。

 * * *

まずは前半、フレグランスコネスアである西原さんから
フレグランスメゾンとしてのGUERLAINについてと
今回のラール エ ラ マティエールシリーズの4つの香りについての説明。
香りが1つ説明されるごとに、その香りに関連したマテリアルと
その香りのムエットが配布されて、実際に嗅いでいきます。
そしてフレグランス編終了時、気になる香りを実際に肌につけてから
メイク編についての説明を受け、自分のメイクを仕上げます。
メイクしているあいだに出た香り立ちの変化などから
最終的に自分自身に合っている香りを見つける、という流れです。


GUERLAINは1828年、ピエール=フランソワ=パスカル・ゲランによって創業、
今年で185周年を迎えるフレグランスメゾンです。
1853年、ナポレオン3世后ユージェニーに献上された
“オー インペリアル”が高い評価を受けたことで、一躍、帝室御用達ブランドに。
ナポレオン3世のシンボルであるミツバチの紋章を譲り受けており
現在も大切なブランドシンボルとしています。
(ゴールデンビーボトルは今なお、蜂一つ一つ手作業で金が貼られているそう)

今までにGUERLAINが創り出したフレグランスは、およそ800種類にものぼります。
現在、ラ メゾン ゲラン ブティックでは約80種類、
一般カウンターでも、細かく分類すると
40種類近くものフレグランスが販売されています。
「GUERLAINのカウンターを訪れれば、何かしらの香りを
見つけていただけるのでは」と、西原さん。

今回はその中でも、全世界中で17ヶ国・約80店舗、
アジアでは日本と香港でしか取り扱いのない、エクスクルーシヴラインの中から
ラール エ ラ マティエールシリーズについてのセミナー。
“ラール エ ラ マティエール”とは、フランス語で“art&material”。
パフューマーによる芸術的な調香と、貴重なマテリアルとの融合を意味します。


【希少な素材】

*スピリチューズ ドゥーブル ヴァニーユ(スピリット ダブルバニラ)
 →配布のマテリアル:バニラ

・キーワード:バニラ、リキュール、旅
・イメージ:ウッディ、ミステリアス、スタイリッシュ
・バニラ、ラム、セダー(杉)

木造の船での旅、船に積まれたラム酒樽、異国の港で買ったスパイス。
一般的なイメージ通りの甘いバニラではなく、甘さよりも深みや奥行きが香る。
ミステリアスで凛としたバニラ。

・感想
 マテリアルとして配布されたバニラのムエットが、「え?」というほど甘くない!
 「??」という顔をしていると「ご存じのバニラとは違うでしょう」と、西原さん。
 実は素材としてのバニラは、こんな深くウッディな香りなのだそうです。
 ドゥーブルは以前肌につけたことがあるのですが、私の肌では甘さが出ず
 何だかオリエンタルウッディな、正に異国土産のお香のようになりました。


*キュイル ベルーガ(チョウザメの皮)
 →配布のマテリアル:ヘリオトロープ

・キーワード:ソフトなスエード、キャビア、なめらかな肌
・イメージ:パワフルさ、力強さ、 ラグジュアリアス
・ホワイトスエード、タンジェリン、ヘリオトロープ

ソフトで柔らかい、上質なフェミニティのレザー。
男性的なレザーのイメージではなく、スエードがなめらかに肌に溶け込む様を
パウダリーさで表現。

・感想
 配布のマテリアルであるヘリオトロープは、お花だそうです。
 甘くフェミニンな可愛い印象の香りで、これはなかなか好みでした。
 バニラとタンジェリンに甘めのフローラルって、今愛用の香りと似たレシピで
 (ちなみにJean Paul GAULTIERのクラシックEDT。8年以上の愛用)
 何だか安心感があります。


【高貴な花】

*クルーエル ガーデニア(残酷な梔子)
 →配布のマテリアル:ガーデニア

・キーワード:夢中にさせるガーデニア、太陽に温められた肌、忘れられない魅力
・イメージ:透明感、クリーン、清潔感
・ガーデニア、サニーノート、ホワイトムスク

ガーデニア本来のクラクラ酔うような甘さではなく、明るくフレッシュなイメージ。
軽やかで、それでいて肌に寄り添うように香り立ち続ける。
記憶に残り続ける、印象的な香り。

・感想
 ガーデニアの甘さ、これ、すっごく好き!と一瞬で思いました。
 内心、「わー好き!この香りのままつけたいよー!」状態(笑)
 クルーエルはマテリアルより甘さ控えめ、でもそれは辛口や大人に転ぶのではなく
 清潔感、清楚さが甘さを差し引いているという印象。


*ローズ バルバル(野蛮な薔薇)
 →配布のマテリアル:ローズ

・キーワード:ブラックローズ、ミステリアス、モダンシプレー
・ローズ、ピーチハニー、アンダーグロース

シプレーの名香ミツコをモダンにアレンジ、ジャスミンをローズに置き換えて表現。
ステレオタイプのローズではなく、シャープでワイルドなローズの香り。
辛口のカッコいい女性らしさ。

・感想
 配布のマテリアルはブルガリアンローズ、これは説明不要の香りですね。
 そしてミツコのモダンアレンジであるという説明には大納得です。
 実は嗅いだ瞬間、一番「これは違う」と感じたのが、このローズ バルバル。
 イメージ的にはパンツやシャツ、スーツの似合うマニッシュな女性。
 体温も、もっと高い人の方がキレイに香り立ちそう。(平均35度な私)


フレグランス編からメイク編に移る前に、気になる香りを実際に肌につけ
メイク編の間の時間経過による香り立ちの変化も合わせて見ていきます。
香りは手首と肘の内側につけることができるので
最大で4種類、つまり全種類を肌につけられます!(笑)
私は右手首にキュイル、左手首にクルーエルをつけていただきました。

メイク編へ続く。


*INDEX
https://beautist.cosme.net/article/443631

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コメント(2件)


  • 空飛ぶ猫さん♪さん イディールのジャスミン&リラでしょうか、それともその前に出たアクアアレゴリアのネロリアビアンカですか?セミナーはエクスクルーシブラインのフレグランスについての内容なので、どちらもありませんでした。

    0/500

    • 更新する

    2013/7/6 11:10

    0/500

    • 返信する

  • mokomamanさん はい、とっても楽しかったです。よりGUERLAINが好きになりました!mokomamanさんはクルーエルは爽やかすぎに、キュイルはレザーが立って、ドゥーブルはバニラ+ラムっぽくなるとおっしゃってましたよね。全然違いますね。そこがまた奥深くて面白いですね。

    0/500

    • 更新する

    2013/7/2 17:35

    0/500

    • 返信する

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