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夏真っ盛り!浴衣、着物の着付け方のコツ

夏真っ盛り!浴衣、着物の着付け方のコツ

八月半ばですがまだまだ日本の夏は終わらなさそうな程の暑さなので、少し出遅れ感たっぷりですけれど、浴衣の着付けのコツを紹介したいと思います。

■浴衣とは?
和装として古くから伝えられてきた浴衣。日中は白、夕方からは紺という配色が基本です。最近では黒、白、ピンク、紫など、本当に様々な地色の浴衣が出回っていますけれど、基本は白と紺。特に有松鳴門絞り(ありまつなるとしぼり)などの浴衣は、非常に風情ある仕上がりで、かつ軽いガーゼのような着心地が最高の一品。浴衣とは「湯かたびら」という語源からきているように、お風呂上りに着るパジャマのようなもの。今でも格式を大事にするホテルなどでは浴衣での入店お断りというところが少なからずあります。理由は「パジャマ」だからですね。基本的に長襦袢(着物の時、衿から見える白い部分は長襦袢の衿)を着ないあっさりした着付けなので、その分透けやすく、涼しいのが浴衣です。

■着付けのコツ
和装とは樽のように凹凸の少ない体系にしてから着る・・というのが定説ですが、これは各個人の体系によってどこを補正するか違ってきます。ここ100年で日本人の体形はかなり欧米よりになってきており、いかり肩でウエストがきゅっとしまっておられる方も多くなってきました。その為、補正をうまく使用するととても美しい着姿に出来ます。

それでは浴衣の着付けを順序だてて。

1.肌襦袢を着る
肌襦袢とは、洋服で言うところの下着・・と考えて頂いて大丈夫です。まあ要するにシミーズです。素材は基本的に綿で、暑い夏には通気性のよい麻素材のものもあります。膝上のワンピース上のものと上と下の二部式のものとあります。長襦袢は着物用に作られていますが、ない場合上に薄手のキャミソール(透けない物)だけでも最悪対応出来ます。長襦袢を着る理由としては、汗とりの他に下着を透けさせない為というものがあります。若年の方の浴衣姿は、薄手の浴衣から透けたパンツが丸見えの場合があり、非常に恥ずかしい仕上がりになっています。こんな事は言いたくありませんが、おっさん連中のおかずになっている可能性もありますので、出来るだけ裾避け(巻きスカートのようなもの)だけでも使用した方がよいです。ない場合、Tバック着用なら透けにくくなります。特に白なんかの薄い色の浴衣はパンツ丸見えの御嬢さんがたくさんおられます。変なおっさんに被写体にされますのでお気を付けを。


2.補正をする
バストとウエストに大きな差がある場合、補正しないと帯にしわがよったり着くずれの原因となりますので、出来るだけ補正すればすらりと裾すぼまりの、粋な着姿になります。ですがこのあたり、大きく体系に左右されるので一概にここを補正しろとは言えませんが、女性は基本的にバストがありますので、ウエスト部分をタオルで補正すると吉。バストの補正をしていないまま浴衣を着ると、実はけっこう乳首が丸わかりだったりするので、和装ブラがなければ小学生用のスポーツブラで対応出来ます。スレンダーで、要するにない乳の方はバストの補正はあまり必要ありませんが、でか乳の方はバストの補正をしないと一気に老けます。帯の上に乳を乗せてよいのはおばあちゃんだけです。ぶさいくなのでやめましょう。

3.浴衣を着る
用意するのは

腰ひも
コーリンベルト

の二つ。コーリンベルトはあれば便利です。なくても腰ひもで対応出来ますが、コーリンベルトがあれば襟元がきっちりきまります。呉服屋で1000円以下で売っている場合がほとんど。腰ひもも綿のものであれば3本1000円以下で売っています。
浴衣を着る時に一番大事なのが、衣紋の抜け具合。衣紋というのはうなじ側の衿の事を言います。この衣紋をこぶし一つ半程度抜く(開ける)のが最高に色っぽいのです。うなじの毛をきちんと処理しておきましょう。たまにジャングルのまま衣紋を思い切り抜いている方もおられますが、結構ぶさいくです。首が太い方は衣紋を少し多く、衿を寝かせた状態で抜く事。首が細く見えます。出来るだけ頭も大きくまとめた方が、はんなりした雰囲気が出せます。逆に首が細い方は衿を深く合わせ、衣紋もやや控えめに抜くのが色っぽいです。頭はすっきりとまとめると清楚な色気が爆発。

おはしょりは5センチ程度出すのが最近の流行。基本は7センチと言われていますが、やや短めのおはしょりの方が、脚が長く見えます。


4.帯を締める
帯は半幅帯が浴衣には似合います。結び方は文庫結び(りぼん結び)がデフォのようですが、おすすめは半幅帯でも出来るお太鼓結び。文庫結びをはじめとする半幅帯での帯結びは、おしりの形が丸見えになります。浴衣なんてロングスカートみたいなものなのになんでと思われるかたもいるかもしれませんが、下半身にぴっちり巻きつけるのでおしりの形はかなりくっきり浮かび上がります。そのため、私はいつもお太鼓結びでおしりの形を隠して着つけています。

5.下駄をはく
下駄は通常の靴のように履くとかなり靴擦れが起きるため、基本は鼻緒に指を軽くいれ、挟むようにつまみながら「ひっかけて引きずる」が正解。サンダルのように親指の股までぎっちり履いてしまうと、靴擦れで非常に痛くなります。カランコロンカランコロンという音が出るなら正解。逆にカッコンカッコンという音が出ているようではいずれ靴擦れがおきます。最初はなかなか歩きにくいかもしれませんが、慣れると楽ですよ。


と、こんな感じで、軽く説明してしまいましたが、夏の風物詩である浴衣を楽しんでみてください(^^)出来ればそのまま和装の世界をのぞいてみたくなってくれればうれしいです。

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