今回は久し振りに辛口コメントです。

リソウさんは去年3月消費者庁から、リペアジェルの折り込みチラシについて不適切な表示があったとして、
景品表示法第6条の規定(同法第4条第1項第1号(優良誤認))
に基づき、措置命令を受けています。
http://www.caa.go.jp/representation/pdf/120308premiums_1.pdf
通販新聞の記事
「リソウ」の表示違反問題、被害者然とした弁解
http://www.tsuhanshinbun.com/archive/2012/03/post-1104.html
過去の事ですし、誰にでも間違いはあります。反省しているのなら構いません。
製品の中身に問題がある訳でもありませんし。
しかし、送られてきたパンフレットを見ますと、残念ながら本質的にはあまり変わっていないようです。
だいたい、この日本語を読んでわかる人いるのでしょうか?
★★生命体技術、生命体成分とは?★★
まずこのシャンプーとエレメントは、リペアジェルをベースとしている事に意味があるそうです。
リペアジェルに含まれるビタミンC生命体とアミノ酸生命体の配合により、頭皮のエイジングケアが目指せるとか。
以下、同封のチラシから。
『ビタミンC生命体』
日本初の技術※で開発した、天然由来を維持した独自のビタミンCとして配合。
※美容液におけるビタミンC安定性に関する技術の出願。2013年1月。
LM財団調べ。
『アミノ酸生命体』
無農薬栽培米を原料に、生命体技術により抽出した独自のアミノ酸。
ビタミンC生命体・・・。意味がわからないので調べました。
ビタミンC生命体とは、生命体技術によって抽出したビタミンCなのだそうです。
しかしサイトや冊子をまとめると、ようはデンプンから発酵法で合成した至って普通の Lーアスコルビン酸を、グリセリンに溶解して安定化したもののようです。
Lーアスコルビン酸(ピュアビタミンC)と化粧品に関しては ⇒
トゥヴェールさんの公式ブログ が解りやすいのでご参考に。
http://blog.tvert.jp/2012/10/post-1b30.html
そしてアミノ酸生命体・・・。まるで生き物みたいですが。
見たところ私の解釈では、培地に無農薬栽培のお米を入れて発酵法で作ったアミノ酸です。
それ以上でも以下でもありません。
どうもリソウさんは、バイオテクノロジーによる発酵法を「生命体技術」って言い替えているみたいです。
だけど、結局のところビタミンCもアミノ酸も、ごく一般的な主流の製造方法です。
LM財団については、良く解りません。
ちなみにシャンプー、エレメントに含まれる「生命体成分」とは、「植物が持つ生命力を美容に活かした成分」とのこと。
リソウは、生命体技術をヘアケアに配合する事に成功したそうです。
ビタミンCとアミノ酸を、ヘアケア製品の配合に「成功」した、と。
わかりません (´・c_・`)・・・。
他にも突っ込みどころ満載ですがこの辺で。
今現在も理解しがたい「生命体技術」を「世界が認めた技術」などと言い、センセーショナルな文言を並べ立ています。
まるで新規に開発した独自美容成分の如く、誤解させているように思います。
難解な言い回しで煙に巻き、消費者をバカにしているよう。
しかも誇大広告の前科があるのに。とても反省しているとは思えません。
度を越えた表現は、信頼を失いますよ。
★★使ってみた★★
それでも製品が悪くないのが救いです。
以前試したリペアファンデーションは、つけ心地の軽さとカバー力があり、とても良かったですよ。

左から、リペアシャンプー。
洗浄成分にはベタイン系を中心とした、色々な界面活性剤を使用しています。
洗浄力はあまり強くなく、優しい泡です。
毛髪補修成分ペリセアや植物エキス、アミノ酸等を配合。
「トリートメント不要」とありましたが、ロングで傷んだ毛の私には無理でした。
泡立ちは良いです。洗髪中の軋みはあまり感じませんでした。
右がリペアエレメント。いわゆるコンディショナーです。
12種類もの植物性油脂や各種アミノ酸を配合。
私の髪には少し物足りないかな、傷んでるんで仕方ないですけど。
フルーティーな香りがしますが、乾くとあまり残りませんね。
防腐に工夫が見えますね、レウコノストック/ダイコン根発酵液とチョウジエキスくらいでしょう。
消費期限は6ヶ月です。

両者とも合界、シリコン、ポリマー入ってますが、天然信仰の方は天然由来だから良いんでしょうか。
私にとっては天然も合成もどちらも同じですが。
頭皮は軽いですが、傷んだ髪にはちょっと厳しいかな。
コシは出ます、手触りはあんまり良くない。アウトバストリートメントが必須でした。
シャンプーは良いんだけど、エレメントがもうひとつ。もう少し濃厚なのが好みです。
防腐に工夫した点は良いと思います。
成分等、詳細は
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