
私が30代半ば、乾燥と大人ニキビでどうしようもなかった頃、お世話になったのが松山油脂さんの製品でした。
Mマークを始め、リーフ&ボタニクスやマークス&ウェブ。
価格もお手頃ですから、お子さんからお年寄りまで家族で使えます。
植物エキスや精油は合う合わないもありますし、特別肌に優しいわけではありません。
けれど松山油脂さんの製品は、原料の選択や精製、乳化の面で肌への配慮が見えます。
敏感肌用の味気無いスキンケアに比べると、香りもあって楽しみがありました。
もちろん皮膚科にも通いましたが、松山ブランドと間宮アロエ軟膏は、私の肌のコンディションを持ち直すのに貢献してくれたように感じています。
(あ、間宮アロエ軟膏は一応医薬品扱いですけどね。これも良いから、いつか書くかも。)
そんな訳で、信頼を寄せているリーフ&ボタニクスのセレクティブライン アサイーから、9月に発売されたクレンジングオイルのレビューです。
★★アサイーオイルってどんなオイル?★★
「アマゾンの宝石」と呼ばれるアサイーは、南米ブラジル原産のヤシ科の植物です。
栄養価の高さから食用果実としても人気がありますが、そのオイルも素晴らしい。
まず、なんといっても優れた抗酸化力です。
オリーブオイルの5倍のビタミンEや、赤ワインの30倍ものポリフェノール、特にアントシアニンを多く含みます。
アントシアニンの活性酸素抑制効果は、ビタミンCよりも持続的に、そして安定的に働きます。
また、アントシアニンはコラーゲン合成を促進するだけでなく、コラゲナーゼ(コラーゲン分解酵素)の働きを阻害するとの報告もあります。
次に脂肪酸組成を見てみましょう。オレイン酸が60%、リノール酸が12%を占めていて、オリーブオイルに近い構成です。
それからフィトステロール(植物性ステロール)がアルガンオイルの2倍。
ステロールは細胞間脂質の役割を補い、肌の保水力やバリア機能を高めます。
アンチエイジングにも適した素材であるアサイーは、化粧品原料としても広がりを見せています。
★★使ってマス。★★
リーフ&ボタニクス クレンジングオイル アサイーは、濡れた手でも使えます。W洗顔推奨。

特段メイク落ちが良い訳ではないです。
だけどマイルドな肌あたりで、低刺激な界面活性剤の選択も好印象です。
オイルに関してもアサイーオイルだけ、とはいかず、脂肪酸とグリセリンからなる油剤と、グレープシードオイルのブレンドです。
オレンジとローマカミツレの香りで、油臭さはありません。

しっかりすすいだ後のヌルツキは気にならず、W洗顔いらないんじゃないかと思うほど。
私は合わないクレンジングオイルを続けていると肌がごわついてきますが、これは毎日使っていても負担を感じません。
そろそろ乾燥する季節ですし、ピュアなアサイーオイルを手に入れようかなと思案中。
アルガンやククイナッツも惹かれるけれど、アサイーの抗酸化力に期待かな。
アサイー配合のスムージングオイルも発売になりました。