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界面活性剤について自分なりの考察。2

界面活性剤について自分なりの考察。2

■選択洗浄性

洗浄力でいうならばラウレス硫酸Naを始めとした高級アルコール系が強いというのは
巷でいわれている通りだが、石鹸も洗浄力が強く、皮脂を取り去る機能としてはどちらも高い。
肌への残存に関してはせっけんの方が高い。

※ラウリル硫酸Naは現在はほとんど使われていない。若干の刺激性があるため肌の弱い人は肌荒れを起こす場合がある。
 アレルギーの可能性も示唆されているが、基本的にどんなものでもアレルギー物質となりうるので、
 割愛(世の中には電気アレルギーとか水アレルギーもいるわけですし)
 現在は分子が大きい=肌へ浸透しないため刺激が低い。成分に厳しいとされるドイツでも普通に使用されている。
 ちなみに石油系合成界面活性剤としてやり玉に挙げられているが、現在は植物由来のものが主流。
 ただ食器洗い洗剤などは皮膚への使用を前提としていないためゴム手袋を着用するなど 自衛の必要はある。


そこで現れたのがアミノ酸系界面活性剤。
「必要なものを残し、いらないものを洗い流す」→選択洗浄性

角層のバリア層(セラミド、アミノ酸)は残し、適度な洗浄力によって汚れを洗い流す。

石鹸よりも肌への刺激は低い。
ただ価格が高い、洗浄力が石鹸、高級アルコール系に比べ低いため
洗えているというさっぱり感が低いのでなかなか広まらないという一面もある。

合成界面活性剤の催奇性、発がん性については世界の公的機関が発表したという事例はない。
発がん性についての噂の発端はアメリカでのチェーンメールによるもの。どうやら事実無根らしい。
また、肌を通じて体内に周り悪影響を及ぼすという説についてもほとんど残留しない。
「ほとんど」をどう見るかにもよるけれど…
塩でも水でも過剰摂取は死に至る可能性があるし、
危険性が少しでもあるなら全く使用しない!というならそれは本人の自由。

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