
雪の日の冒険で荒ぶるニャンゴローさん。
ほとんどの猫らは、お庭のお散歩や、新鮮な空気を吸うくらいで満足しますが、ニャンゴローさんは違います。 窓のそとに、雪がしんしんふりはじめたら、じっとながめ……
雪がすっかりつもったら、冒険にいこうの一言を、そわそわと待っています。そして、ついにそとに出られたら、まずは雪の品定め。
誰も足跡をつけていない、まっさらな場所が好きです。高いところから、雪めがけて飛び込んでは、雪の中をもぐって遊んだりする様子は、見ているこちらも楽しいものです。 でも、いっしょに冒険しなければならない人間も寒いですし、猫らを遊ばせた後のお手入れもなかなか時間がかかるので、めったに出られません。
そんなとき、ニャンゴローさんは頭が良いのでした。 人間にあるていど時間に余裕があり、家の外と中を行き来する、雑用をするチャンスを狙います。
昨日は、薪ストーブの薪を運ぶところを狙っておりました。人間は二人でチームをつくり、一人はそとの薪小屋から、ねこ車に薪をたっぷり積んでどんどん裏玄関に運びます。
もう一人は、運ばれた薪を、すぐにストーブに使えるように、大きすぎる薪は割り、きれいに積んでいきます。そんな薪にまぎれて ニャンゴローさん。 じっとチャンスを待っています。これをやられたのは2回目なので、私はニャンゴローさんが忍び込んだときから気づいておりましが、ちゃんと時間をかけて様子をうかがっているので、本当に気づきにくいです。 わかっていても、薪割りに気をとられている、隙をついて飛びだしたニャンゴローさんは、土間にスライディング!そのままストーブの灰や煤が落ちている床に、ごろんごろん。
どんなにホウキで掃除しても、細かい煤というものは取りきれず、週に1回の水掃除の直後しかきれいな状態ではありません。
1枚目の写真のお腹や手が真っ黒なのは、そのせいです。
そうなると、ブラシとタオルシャンプーといった簡単お手入れでは間に合わず、どうせお風呂に入れなければなりません。
こうして、真っ黒になったニャンゴローさんは、玄関の戸をあけてもらい、おおはしゃぎで庭に飛びだしてゆくのでした。 ひゃっほー!
野良猫たちの道しるべは、たいてい、雪の薄いところや歩きやすいところについています。しかし、ニャンゴローさんの道しるべは、雪の深いところ、まっさらなところに除雪車のごとく一本道ができます。 ほかの猫らも冒険にでるときは、先頭の除雪ニャンゴローさんのうしろをとぼとぼ進んでゆきます。ニャンゴローさんがよりみちして、スノースイミング(?)をはじめると、もう帰るの合唱がはじまったりします。
次の飛び込みポイントを探すニャンゴローさん。 ところでニャンゴローさんも、とくべつ寒さに強いわけではありません。
遊んでいるときは忘れているだけで、実はとてつもなくつめたくて寒いようです。 お風呂後のドライヤーもほどほどにかけだしていって お昼寝していたまんずに、ぴとっ。 さらにぴとっ。
おらほの猫らがくっついたり、離れたりをくりかえして… 夜までぐっすりでした。







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