
便秘の原因のタイプの続きを書いていきたいと思います。
○直腸性便秘(習慣性便秘)
便意を我慢することや、便秘薬の使い過ぎなどにより
直腸のセンサーが壊れてしまい、便が停滞しているのにも関わらず
便意を感じないというものです。
直腸性便秘は、直腸まで降りてきた便が排出されずに我慢を続けると
発症してしまいます。仕事の都合や外出先などで便意を催しても、
我慢するしかない状況になることが多いんです。
肛門近くの直腸には圧力センサーがあって、便が来るとその圧力(便の体積に比例)
によって、肛門まで便が降りてきてるのがわかる=便意 がおこります。
しかし、このセンサーが反応して「便意」があるにもかかわらず、
すぐにトイレに行けないなどの事情があったりして排便をしないとセンサーが壊れてしまいます。
常に下腹付近が張って痛かったり、頻繁に、そして意図せずガスが出てしまったり、
という症状が主になります。また、排便をしても便が硬く、
無理に出すと痔の原因になることもあります。
改善方法
便意はなくても毎朝朝食前に便器に座るという習慣を付けるようにしましょう。
便秘薬や食物繊維といった改善法は逆効果になるので注意が必要です。
症状が辛いようであれば、浣腸などを用いるようにします。
(浣腸は癖になるので、頻繁に使用しないように注意します)
また、カフェインや香辛料、アルコールなどの刺激物は症状を悪化させる可能性が
あるので注意が必要です。
ご飯が効果的!ご飯は消化されつつも水分を保持したまま大腸に至り、
便を軟らかくする効果があると考えられています。
○痙攣性便秘
ストレス、緊張、過労などにより腸の緊張状態が高まり引き起こされる便秘です。
ストレス状態を改善することで治ります。
便秘薬や食物繊維などは逆効果になるので使用しないようにしましょう。
腸は動いているのに、正しく順番に動いてないから結果としてうまく
排便ができないという、「痙攣性(けいれんせい)便秘」となります。
ストレスで自律神経が乱れ大腸が強く収縮してけいれんを起こし、
便が前へ進めなくなると起こります。強い便意があるにもかかわらず
便が出ないことが多く、下腹部痛などを伴います。
お腹が張った感じや不快感、痛みを感じます。また排便があっても量が少なく、
まだ便が残った感じがします。ガスが多かったり、下痢と便秘を繰り返すといった
ケースもあります。
改善方法
気分転換、十分な睡眠を心掛けると共に、何がストレスがあるならば
それを解消するということを行うようにします。
便秘薬、食物繊維の摂取、マッサージによる刺激などは悪化させるので
控えるようにします。
市販のものでは、整腸作用のある善玉菌製剤のみ改善に対して効果があります。
日常生活ではストレスを解消するようにして、更に助長させるようなカフェイン、
アルコール、たばこ、香辛料の過剰摂取、寝不足、不規則な生活などは
避けるようにしましょう。
(痙攣性便秘の場合)繊維の少ない消化の良いものをとりましょう。
腸の刺激を取り除くことが大切です。
自律神経のバランスを調整する腹式呼吸をおすすめします。
私は、入浴時と就寝時に腹式呼吸をするようになって、便秘が楽になりました。
相変わらず、ウサギのフンですが、ちゃんと出るようになりました。
いろんな便秘の種類がありますね。自分はどれか考えてみましょう。
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