
クロワッサン学園 プラスワン講座
第11回 話題の蒸しいため料理で野菜を摂って健康に。
13:00~15:10
渋谷・カルチャーワークス
マガジンハウスの雑誌『クロワッサン』の会員サービス・クロワッサン倶楽部では、
都内のカルチャースクールなどで小規模の講演会や講習を開催しています。
今回はお友達のご縁で参加しました。
講師は、料理教室「boa mesa(ボアメーサ)」を主宰する料理研究家の若林三弥子さん。
なんと、boa mesaはレッスンのキャンセル待ちが1000人という大人気サロン。
なんでそんなに人気があるのだろうと不思議に思っていましたが、今回の講座を受けて理由がよくわかりました。
若林三弥子さんはとてつもなく魅力溢れるステキな方でした。
話がとってもおもしろく、三段落ち・起承転結がたまらない。たくさん笑いました。関西出身と聞いて納得。
キュートでちょっと機械オンチなところも高ポイント。
そして、コミカルで楽しい軽やかな話と、人生観や生き方の指針という重くなりがちな話のバランスが絶妙で
どんどん若林先生に惹かれていきました。
料理の教え方ももちろん素晴らしく、先生が考案した調理法「蒸しいため」は栄養学や化学的な変化に基づく理論がしっかりしていてアイドル料理人とは雲泥の差。
1品目は「ブロッコリーの蒸しいため」でした。基本的な蒸しいためのやり方を知るためにとてもシンプル。
蒸しいための特徴は、まず火をかけていない鍋で調理すること。
1.鍋に素材を入れる。(この場合はブロッコリー。ニンニクも入れるとなお良し。)
2.天然塩を入れる。量は素材の0.8%。これは野菜から水分を発生させて蒸すため。おかげで下茹で不要に。
3.オイルを一垂らし。グレープシードオイルオススメだけれども、オリーブオイルもOK。コクを出すため。
4.水(スープ)を根菜で大さじ3。それ以外で大さじ1~2入れる。
鍋に素材と3つの調味料を入れたら強火で3分。強い火で一斉に火をかけた方が均一に火が通りやすいとのこと。
火が通ったかどうかは野菜の色付きを見ます。「美味しいものは美しい。」とは先生の言葉。
「美味しい」という言葉には“美”しいという字が入っているように、火が通り美しくつやつやとした色付きになった野菜には栄養と美味しさが閉じ込められるのです。
2品目はちょっと応用編で「にんじんとセロリとベーコンのきんぴら」
蒸しいためをしたあと、オリーブオイルを入れて弱火でかるく炒め、醤油とバルサミコ酢で味を整えたものです。
ポイントは弱火で炒めるとき、鍋を揺すったり素材をかき混ぜないこと。
鍋を揺する「炒め」は、野菜の水分がどんどん逃げていくNG行為だそうです。
待ちに待った試食タイム!
ただのブロッコリーがめちゃくちゃ味が濃い!
茹でたブロッコリーは野菜の栄養をどれだけお湯に流していたことか思い知りました。
きんぴらも、きんぴらなんて名前じゃないようなオシャレな味。コクがあって美味しいー!
嬉しいことにお土産としてクロワッサンの最新号と若林先生のレシピ本をいただきました。
すっかり蒸しいためという調理法を気に入ってしまい、家でも試そうと思っていたのでレシピ本参考になります!





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