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ロングセラー商品の知られざる歴史を紹介している本。
表紙は「ケロリン」
「ケロリン」の名前の由来は、皆様お気づきかと思いますが、
この薬を飲むとケロっと治ってしまうというところからついたそうな。
他にもいろんなロングセラー商品の裏話が載っている面白い本でした。

「正露丸」は昔の表記だと「征露丸」となっています。
セイロガンは日露戦争の時に作られたお薬で、露(ロシア)を征するという
戦意高揚の意味を込めてつけられたようです。
第二次世界大戦で日本が敗戦国となり、「征」のままではソビエトに対して
よくないであろうと(征服の征ですからね)「正」にかえられたそうです。

こちらはマッチ箱のラベルを集めたものです。
ライターの普及によりその姿を見かけなくなった燐寸(マッチ)
実家には私が子供の頃、おくどさんがあり、大きなマッチ箱もありました。
ラベルをよ~く見るとなんとなく似たような図柄もあったりして懐かしくなります。
写真のマッチ箱の図柄は明治~大正にかけてのものですが、昭和に入ってからも
その雰囲気は残されていたように思われますね。
他にも、福助やボンカレーのホーロー看板、のりたまや森下仁丹、金鳥蚊取り線香、
不二家のペコちゃんなど今でも見かける懐かしいものがいっぱい載っています。
そして、私たち女性に深く関わりのある資生堂。
資生堂は明治期に薬局から始まり、現在の化粧品会社へと変遷を遂げました。
創始者は福原有信。
江戸幕府の医学所、維新後は現在の東京大学医学部で西洋薬学を学んだ、
今でいう薬剤師さんでしょうか。
1888年には日本初の練り歯磨きを、1897年には化粧水「オイデルミン」を発売
しています。
明治期には「資生堂」と名前のついた薬局がたくさんあったそうですが、
生き残ったのは福原有信が始めた「資生堂薬局」だけ。
この「資生堂」という名前をつけたのが、マツジュンこと松本順なのである。
幕末~明治のマツジュンですな(本当はこっちが本家ですが)
松本順は、幕府の御典医、将軍のお抱え医師でした。
維新後は大日本帝国陸軍軍医総監に。
幕末期は「松本良順」という名前でしたが、後に「松本順」に改名。
「資生堂」という名前は、中国の四書五経のひとつ「易経」
「至哉坤元 万物資生」(いたれるかなこんげん ばんぶつとりてしょうず)
からとられたもの。
「大地の徳はなんとすばらしいものであろうか。
すべてのものは、ここからうまれる。」
という意味らしいです。
資生堂という名前、松本順が『易経』からとり、つけたと言われています。
マツジュンは資生堂の名付け親だったのですね。

こちらはたくさんあった資生堂のうちのひとつ「邑田資生堂」から発売されていた
『神薬』というシロップ状薬。
本の説明によると、「仁丹」を甘いシロップにしたようなもので、胃痛、咳、
胸焼け、二日酔い、食あたりなどの症状に効くそうな。
昔のお薬って佇まいがいかにも効きそうなものが多いですね。
このブルーの瓶の雰囲気がなんとも言えず好き。
昨日の夕方、「コストコ寄って帰るから欲しいものある?」
とボスから電話があったので、「バタークロワッサン買ってきて」
と、頼みました。

はい、これ、バタークロワッサン。
ちゃんと買ってきてくれました。
と、ここまでは良かったのですが、頼んでないものまで買ってきやがった。

アップルバターケーキ。

キャラメルフラン。(ちょっと食べたけど)
コストコの品物は大きいから、よく考えて買わないと冷蔵庫に
入りきれなくなるんだよ~。
今、冷蔵庫いっぱいなのに~ もぉ~。
「何で二つも買ったの?」って聞いたら「食べたかったから」
って、子供かっ!
どうして男の人ってあと先考えずにその場の勢いに任せて買い物するんでしょうか。
また、小さくカットして冷凍する羽目に。
アップルバターケーキはいいとして、キャラメルフラン(プリンです)は
冷凍可能なのか???
クロワッサンの分しか冷凍庫のスペース考えてなかったのに、大きな誤算です。
そして、これだけではなく、『アナと雪の女王』のDVDも買ったらしい。
「発売日で入口入ったらいっぱい積んであったから」買ったんですって!
「値引きされてたから、二人で映画館で見るよりDVD買ったほうが安いよ。」だそうです。
はぁ・・・。そうですか。としか言いようがなかった。