
休日の、お散歩の途中で古本市に出くわし、岡部伊都子先生のエッセイを見つけて、ホクホクと持って帰りました。
本の見返しに、素敵な言葉がついていたので、買ってよかったなあと。
とにかく文体が大好きなのです。
学生の頃、国語の副読本で「秋海棠」に寄せたエッセイを読んでから、ずっと、手に入るものは読むようにしています。
思想は私とだいぶ方向がちがいますが。
日常を描くエッセイは、キリッとして幸田文と同じくらい好きで。
話は変わって
子供の頃、日曜の夕方、ゴマの入ったおせんべいをかじりながら、アニメ「じゃりんこチエ」を観るのが一週間の楽しみでした。
そのなかでおばあがチエちゃんに、「チエ~、人間、暗い、寒い、おなかがすいたの3拍子そろうと死にたなるねん」てせりふがあります。
だから、落ち込んだ時は、なんかあたたかいものを、明るいところで食べろ、と。
いつまでも、このエピソードが心に残っていて、凹んでいる時は「明るいところに行かなくちゃ」「あたたかいものを食べよう」
と思い出します。
これまでの人生では、
美味しいものを食べ、
気に入った服を手に入れて、
そして、口紅をさせば
「まあ、なんとかなるんじゃないか」
と思えたので、
大事な教訓としています。
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