2007年、「@cosmeベストコスメ大賞」で殿堂入りした『ソンバーユ無香料』。伝統的な素材である馬油100%でつくられたこのアイテムが長く愛され続けている理由を、販売元である株式会社薬師堂の高橋光晴さんにうかがいました。
“口伝え”で広まった商品が@cosmeを通してさらに人気に
<受賞歴>
2007年@cosmeベストコスメ大賞 殿堂入り
2006年@cosmeベストコスメ大賞 オイル部門 第1位
2005年@cosmeベストコスメ大賞 クリーム・オイル部門 第1位
2004年@cosmeベストコスメ大賞 クリーム・オイル部門 第3位
2003年@cosmeベストコスメ大賞 乳液・クリーム部門 第2位
2003年に乳液・クリーム部門で第2位を受賞して以降、毎年ベストコスメを受賞。5年目である2007年に殿堂入りを果たしました。
「ソンバーユは平成の初めの頃から、愛用者の方によるリアルな“口伝え”(クチコミ)で少しずつ広まってきました。世の中にインターネットが普及すると、デジタルの世界でも徐々に話題に。そこに@cosmeができたことによって、ソンバーユの評判がネットの世界でもグッと広まっていったのです」
@cosmeで『ソンバーユ無香料』に最初のクチコミが寄せられたのは、@cosmeのサイトオープンから間もない2000年。さらに、クチコミを見て試した人のクチコミもまた投稿され、その評判がどんどん広まるようになりました。
ベストコスメ受賞を、自分事のようによろこんだ愛用者も
▲パッケージは2種類
「@cosmeでのクチコミ数が徐々に増えてきたときは、社員一同よろこんでいました。その後数年を経てクチコミ数が積み上がり、ベストコスメ受賞・殿堂入りした際は、製造や販売に携わる社員の士気が高まるとともに、ピュアな気持ち(動機)で投稿してくださった方や、投稿には及ばなかったもののこれまで“口伝え”で広めてくださった方などへの感謝の気持ちが強くなりました。そして、より一層良い商品・サービスを提供しようと責任を感じるようになりました」
@cosmeに寄せられるクチコミ、さらにその結果ベストコスメ受賞や殿堂入りしたことは『ソンバーユ』の評判をゆるぎないものにしていきました。
「ベストコスメ受賞以前より、@cosmeを見たと思われる方からのサンプル請求が増えていました。また、殿堂入りを知った愛用者の中には、自分事のようによろこんでくださった方もいらしたようで、ブランドロイヤリティが高まったのではないかと思います」
使い方はさまざま! まずは少量からはじめて
100%の馬油、まだ使ったことがないという方のために、使い方のコツをうかがいました。
「“トラブルたっぷり、お手入れ薄く”がキャッチコピーになるくらい、使用量は一般的な化粧品に比べてかなり少なめをおすすめしています。とくに初めて使用する方は、お肌の様子を見ながら使用量を調節してください。フェイスケアでは手のひらに小豆大2粒程度を広げ、少量の水分をお顔に残した状態で、やさしく押さえるように塗布します」
2018年、SNSで「馬油洗顔」が話題になり、これを機に手に取る人も増えています。
また、クチコミで使い方を投稿してくれる人も。
シンプルでピュアな素材と昔ながらの製法が品質のカギ
『ソンバーユ』が長く、多くの人から愛される秘訣とは?
「馬油というシンプルで歴史のある素材であるということ、またソンバーユはピュアな馬油(100%)であるということが支持につながっていると思います。
あまり知られていませんが、ソンバーユができるまで約2年の月日が必要です。時間と人の手をかけて原料を固液自然分離させ、最終精製しています。馬油のパイオニアとして昔ながらの独自製法を続けているので、みなさまに安心して使っていただけるのだと思います」
「また、お客様からのサンプル請求に対応した後は、こちらから購入を促すアプローチはとくに行っておりません。じっくりご自分のペースでお試しいただけることも、信頼につながっているのではないでしょうか。ユーザーのみなさんに“口伝え”したくなるような効果を感じていただくことで、多くの人にその良さを知っていただけていると思います」
自然体の企業姿勢は、品質への自信の表れ。@cosmeにも「おすすめしたい!」というクチコミや「おすすめされて使ってみた!」というクチコミが多く寄せられています。
また、ベストコスメ受賞当時より香料入りのアイテムが増え、現在香料入りは5種。好みに合わせて選ぶことができます。
馬油という素材は、5〜6世紀頃の中国で、すでに薬用として使われていたという記録もあるそう。思わず人に伝えたくなるような万能アイテム『ソンバーユ』は、時代が変わっても愛され続けていきそうです。
(アットコスメ編集部)