はじめまして。歯科衛生士をしている者です。

歯磨き以外ですと以下のようなことができると思います。

・デンタルフロス

・歯間ブラシ（入らない箇所もあると思うので無理せず。サイズの合っていないものを無理やり通し続けると歯がすり減ったりしみる原因になることもあるので、出来ればサイズや使う場所を歯科医院で見てもらうと良いと思います）（虫歯だけでなく歯周病予防にも良いです）

・フッ素の入った歯磨き粉を使う。
市販だとクリニカなどはフッ素配合濃度が高いです。そのため虫歯予防効果は高く期待されますが、中毒症などの心配もありますのでうがいのできない小さなお子さんには使わない方が良いと思います。
また、歯磨き後にたくさんうがいをするとフッ素が流れていってしまうので、できればうがいは一回が好ましいとされています。

・食事や間食、飲み物のとり方に注意をする
個人的にはすごく大事だと思うのがこれです。
食事をとったあと、お口に残った食べ物の微細な栄養分を摂取してお口の中の菌は増えて酸性の歯を溶かす物質を出します。（例えば飴を舐めたあとなどお口の中がちょっと不快になったりしませんか？）
お口の中は普段pHが7前後で中性なのですが、食事の後は上の理由からお口の中は酸性に傾きます。唾液の中和作用などで数十分かけて元の中性に戻っていくのですが、だらだら何かをお口に入れる時間があると、中和されないままお口の中がずっと酸性をキープしてしまいます。

酸性になることで歯が溶けてしまいますので、食事やおやつの時間を決めて、だらだら食べをしない。これがすごく大事だと思います。

また、飲み物はそのものが酸性が強いものが多いため、時期的に水分補給をすることが増えるかと思いますが虫歯のことを考えると気をつけていただきたいです。スポーツドリンクや炭酸水、甘くなくても殆どの飲み物は酸性であることが多いです。こういったものをちょこちょこ水分補給としてお口に入れることも虫歯の観点からするとあまり好ましくありません。（熱中症には良いのでそこは加減をしながらお願いします）

例えば色のない桃味のいろはす、とか、レモンを絞った水、とかも同様です。

お水や無糖のお茶はほぼ大丈夫だと思いますが、それ以外の飲み物は食事同様時間を決めて飲まれることをお勧めします。

既にされているかもしれませんが歯磨きも奥が深いです。私は普通の歯ブラシの他にワンタフトブラシを愛用しています。染め出し剤を使用したり、歯科医院で一度診てもらうのもおすすめです。

マウスウォッシュは悪いものではありませんが、それをすることですっきりして、しっかり歯ブラシが当たっていなくてもスッキリしてしまい磨いた気になってしまうこともあるので、お気をつけください。

長くなってしまいましたが、少しでもお役に立てたら嬉しいです。