油脂に含まれる不飽和脂肪酸の酸化について
naonao4584 さん
チエコの過去の質問で、「不飽和脂肪酸は皮膚の上では活性酸素の生成を助長する」との回答を読みました。
不飽和脂肪酸は、ロウ類と炭化水素類以外のほとんどの油脂のメインとなっていますよね。
マカデミアナッツオイル、オリーブオイル、アボガドオイル、馬油等々はスキンケアに使っている方も多いと聞きます。
酸化が遅いオイルとして有名なオリーブオイルを例にとると、オリーブオイルに豊富に含まれているオレイン酸は「オレイン酸は不飽和脂肪酸の中だと相対的に酸化しにくい」という理由であって、オイルそのものが絶対的に酸化しにくいわけではないと知りました。
酸化の遅い~早いはオイルにより差があるものの、総じて活性酸素を生成するものを、(ただでさえ皮脂が徐々に過酸化脂質となるのに)スキンケアにわざわざ使うことは酸化を促進してしまい、好ましくないでしょうか。
この辺り、お詳しい方はどのようにお考えになりますか?教えてください。
不飽和脂肪酸は、ロウ類と炭化水素類以外のほとんどの油脂のメインとなっていますよね。
マカデミアナッツオイル、オリーブオイル、アボガドオイル、馬油等々はスキンケアに使っている方も多いと聞きます。
酸化が遅いオイルとして有名なオリーブオイルを例にとると、オリーブオイルに豊富に含まれているオレイン酸は「オレイン酸は不飽和脂肪酸の中だと相対的に酸化しにくい」という理由であって、オイルそのものが絶対的に酸化しにくいわけではないと知りました。
酸化の遅い~早いはオイルにより差があるものの、総じて活性酸素を生成するものを、(ただでさえ皮脂が徐々に過酸化脂質となるのに)スキンケアにわざわざ使うことは酸化を促進してしまい、好ましくないでしょうか。
この辺り、お詳しい方はどのようにお考えになりますか?教えてください。
通報する
通報済み
ログインして回答してね!
Check!
役に立った!ありがとう:3
2011/5/10 00:49
オイルの使用は肌の状態によりけりでは?
私は足りないものは補い、要らないものは落とす、という考えのスキンケアをしていますので、この足りないもの(油分)を補うことと、酸化を促すことは別と考えてます。
どんな油脂も一日経って汗やほこり、大気中の排気ガス等々と混じって「汚れ」に変わるのでちゃんと落とす(洗顔する)。
この汚れを落とすという事を雑にすれば、酸化を促すと思います。
洗顔後に、充分に皮脂が分泌されているにも関わらず、必要以上にお肌に油分を与えてしまえば、テカリやべたつき等の不快な状態になり、逆に、皮脂の分泌が足りないのに油分を一切使わないのは、それこそダメージを直に受け肌に悪いと思います。
皮脂はそもそも、肌から水分が蒸発していくことを防いだり刺激から守ってくれるものです。
スキンケアにオイルを使うのは、体質や老化によりこの皮脂の分泌が足りなくなり、お肌を乾燥から守る事が出来なくなっているから乳液やクリームで保湿の膜を作る必要があると考えています。
勿論、他に含まれる美容成分を取り込む事を目的としている人も多くいらっしゃると思います。
総じてお肌に良いと言われるオイルや肌なじみが良いオイルは、皮脂の成分と同じ脂肪酸が含まれています。
この足りないものを補うから肌のコンディションが良くなるのではないでしょうか。
私のお気に入りはホホバオイルで、肌へは夏はさすがに使いませんが、髪には1年中使っています。
ホホバオイルは皮脂の成分にの1つ、ロウを約50%含み非常に酸化し難く、変質しにくい安定したオイルです。
以下オイルについて------------
オリーブオイルは、保湿力に優れたオレイン酸を73%含み、他美容液などに配合されている「スクワラン」の元となるスクワレンが含まれます。
主成分であるオレイン酸はリノール酸(ローズヒップ油やスイートアーモンド油ゴマ油などに多く含まれます)より酸化が遅く安定しています。
アボガドオイルはオリーブオイルより少ないですが、オレイン酸を多く含みます。またアレルゲンとなりにくいのも特徴で、優しいオイルということでベビーオイルなどにも使われています。
他に、アトピーの方によいと注目されている月見草油や亜麻仁油はリノレン酸を多く含みます。
リノレン酸はαリノレン酸(亜麻仁油やしそ油)とγリノレン酸(月見草油)があり、どちらもとてもお肌の健康にはとても重要ですがとても酸化が早いオイルです。
マカデミアンナッツオイル、馬油は老化により分泌量が減ってくると言われるパルミトレイン酸が含まれています。
細胞の再生、成長促進機能があり老化によるシミやしわ、傷、肌荒れ対策に不可欠な脂肪酸です。
しかしパルミトレイン酸が多く含まれるオイルは、この2つくらいです。
酸化の早さは、オレイン酸<リノール酸<リノレン酸と言ったところですが、オイルに含まれる他の成分の影響もあるので前述したオイルがこの酸化のしやすさに当てはまるとは限りません。
ローズヒップやアーモンドオイルはビタミン類もたっぷり含んでいますし、ごま油に含まれるセサミンは、酸化を防ぐ効果もありそれをうたったサプリもあるくらいですから。
以上、長々書いてごめんなさい。最後まで読んでくれてありがとうございました。
私は足りないものは補い、要らないものは落とす、という考えのスキンケアをしていますので、この足りないもの(油分)を補うことと、酸化を促すことは別と考えてます。
どんな油脂も一日経って汗やほこり、大気中の排気ガス等々と混じって「汚れ」に変わるのでちゃんと落とす(洗顔する)。
この汚れを落とすという事を雑にすれば、酸化を促すと思います。
洗顔後に、充分に皮脂が分泌されているにも関わらず、必要以上にお肌に油分を与えてしまえば、テカリやべたつき等の不快な状態になり、逆に、皮脂の分泌が足りないのに油分を一切使わないのは、それこそダメージを直に受け肌に悪いと思います。
皮脂はそもそも、肌から水分が蒸発していくことを防いだり刺激から守ってくれるものです。
スキンケアにオイルを使うのは、体質や老化によりこの皮脂の分泌が足りなくなり、お肌を乾燥から守る事が出来なくなっているから乳液やクリームで保湿の膜を作る必要があると考えています。
勿論、他に含まれる美容成分を取り込む事を目的としている人も多くいらっしゃると思います。
総じてお肌に良いと言われるオイルや肌なじみが良いオイルは、皮脂の成分と同じ脂肪酸が含まれています。
この足りないものを補うから肌のコンディションが良くなるのではないでしょうか。
私のお気に入りはホホバオイルで、肌へは夏はさすがに使いませんが、髪には1年中使っています。
ホホバオイルは皮脂の成分にの1つ、ロウを約50%含み非常に酸化し難く、変質しにくい安定したオイルです。
以下オイルについて------------
オリーブオイルは、保湿力に優れたオレイン酸を73%含み、他美容液などに配合されている「スクワラン」の元となるスクワレンが含まれます。
主成分であるオレイン酸はリノール酸(ローズヒップ油やスイートアーモンド油ゴマ油などに多く含まれます)より酸化が遅く安定しています。
アボガドオイルはオリーブオイルより少ないですが、オレイン酸を多く含みます。またアレルゲンとなりにくいのも特徴で、優しいオイルということでベビーオイルなどにも使われています。
他に、アトピーの方によいと注目されている月見草油や亜麻仁油はリノレン酸を多く含みます。
リノレン酸はαリノレン酸(亜麻仁油やしそ油)とγリノレン酸(月見草油)があり、どちらもとてもお肌の健康にはとても重要ですがとても酸化が早いオイルです。
マカデミアンナッツオイル、馬油は老化により分泌量が減ってくると言われるパルミトレイン酸が含まれています。
細胞の再生、成長促進機能があり老化によるシミやしわ、傷、肌荒れ対策に不可欠な脂肪酸です。
しかしパルミトレイン酸が多く含まれるオイルは、この2つくらいです。
酸化の早さは、オレイン酸<リノール酸<リノレン酸と言ったところですが、オイルに含まれる他の成分の影響もあるので前述したオイルがこの酸化のしやすさに当てはまるとは限りません。
ローズヒップやアーモンドオイルはビタミン類もたっぷり含んでいますし、ごま油に含まれるセサミンは、酸化を防ぐ効果もありそれをうたったサプリもあるくらいですから。
以上、長々書いてごめんなさい。最後まで読んでくれてありがとうございました。
通報する
通報済み