大山のぶ代さんがドラえもん役を引退してしまった理由は、大山のぶ代さんご本人が高齢を理由に降板を申し入れたこと理由ですが、大山さんはドラえもん役を降板した2005年以降も芸能活動を継続されていました。

旅番組にゲスト出演したり、バラエティ番組に度々出演し、ドラえもんの声を披露するというのが定番になっていましたが、大山さんはかなり元気に精力的に芸能活動をされていた印象があります。
また、大山さんは2007年からは声優養成の専門学校「音響芸術専門学校」の校長に就任され、大山さんご本人も授業を担当していたそうです。

大山さんは、高齢（ドラえもん降板当時72歳）を理由に「自分が元気な間にドラえもんを次の世代の若い役者さんに託して、自分はドラえもんを卒業したい。」という意向でドラえもん役を退きましたが、ドラえもん役を降板した後もバラエティや旅番組に頻繁にゲスト出演しているご様子を見る限り、一視聴者としては、まだドラえもん役を続けることができたのに、どうして辞めてしまったんだろう？という疑問の気持ちがありました。

大山のぶ代さんはドラえもん役の降板から7年後（2012年）にバラエティ番組に出演した際に、スタッフから「もう1度ドラえもん役を演じてみたいですか？」と聞かれた際に大山さんは、「いや、別にもうドラえもんをまたやりたい気持ちはないです。ただ、【こんにちわ、ぼくドラえもんです。】というセリフは忘れられないですね。」と仰っていました。


また、大山さんはドラえもん役を降板してから9年後の2014年に、「覚悟の瞬間」というインターネットサイトサイトの取材に応じた際、ドラえもんの降板時の当時の心境を「ドラえもんを辞めた時に、最初の感情は本当にホッとしたが先でした。というのも、これ以上ドラえもん役を続けていたら絶対に近い将来にドラえもんという番組がゴタゴタになっていたと思う。」と仰っていました。

ドラえもんファンとして、1番悲しかった大山さんの発言は、大山さんがドラえもん役を降板してから3年後の2008年にバラエティ番組に出演したときに、大山さんが「3人、のび太くん（小原乃梨子さん）としずかちゃん（野村道子さん）とドラえもんだけが女性なんですよね。で、この女3人は、いつも3人で、時間ができると海外旅行したり、いっつも国内旅行したりして、楽しく遊んでたんです。で、これで終わってくれたら、ゆっくりどっか外国行けるわね～なんて。」と仰っていたことです。

大山さんのドラえもんに親しみを持っていたドラえもんファンが大勢いるにも関わらず、大山さんは「これで（ドラえもんが）終わってくれたら、ゆっくりどっか外国行けるわね」と仰ったことにとても寂しい気持ちを持ちました。

大山さんはドラえもんを引退する寂しさよりも、のび太くん（小原乃梨子さん）としずかちゃん（野村道子さん）と旅行に行けることの方が嬉しかったようなニュアンスの発言をされていたので、とても寂しかったです。

大山さんは、ドラえもん役に未練なく、もう自分は十分演じたから満足という気持ちでドラえもん役を前向きに卒業されたんでしょうか？

いつまでも大山のぶ代さんにドラえもん役を続けてほしいと思っていたドラえもんファンは多いと思います。

大山さんご自身は、ドラえもん役を生涯現役で続けることよりも、新しい別のステージ（バラエティ番組や旅番組に出演したり、仕事仲間と色々な国や場所に旅行をすること、若手声優を育てていく仕事をすること）で新しいことにチャレンジしたい気持ちが強かったんでしょうか？

大山のぶ代さんは、とても前向きな気持ちでドラえもん役を卒業されてしまったんでしょうか？

どう思いますか？